「ハガネのヒーローアカデミア ~ FULLMETAL ALCHEMIST HERO~」 作:レッドファイル
鋼野side
「うめえな、ここの飯」
「そりゃそうだよ!なんてったってクックヒーロー ランチラッシュの料理なんだから!」
「白米に落ち着くよね、最終的に!」
「オチツク」
さすがはヒーロー。この世の真理を簡単に言ってくれるぜ!いや、パンも好きだよ?けどやっぱ食べた!って感じがするのは米なんだよなあ…それにしても
「そんなヒーローもいるのか」
「っていうか鋼野君、プレゼントマイクも知らなかったよね?」
「なにっそうなのか鋼野君!」
「あー、俺の地元すげー田舎だったからさ、敵とかもでなくてよ。だからヒーローにそもそも馴染みがねえんだよ」
「じゃあなぜ鋼野君はヒーローになろうと思ったの」
「…なんで、だろうな。そんなことより、5限目はついにヒーロー基礎学だぞ!楽しみだぜ。」
「う、うん!一番授業数も多いし頑張らないと!」
(鋼野君、あんまり聞かれたくなかったのかな?)
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「私がーーーーーーーーーーーーーーーー!!普通にドアから来た!!!!!」
「おおー本物のオールマイトだ!」
「画風がちげえ!」
みんな騒いでんな。まあ気持ちはわかるけども。俺は昨日話したけど、初めて会うやつもいるだろうな
「HAHAHA!さあ、ヒーロー基礎学最初の今日の授業は、戦闘訓練だ!みんな、自分のコスチュームに着替えて運動場βに集合だ!」
「はいっ」
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「さてと、いくか。」
「鋼野君、かっこいいね」
「ん?あ、ありがとう」
俺のコスチュームにはギミック自体はそんなにない。黒を基調とした上下に、羽織るマント。もちろん色はヒーローの朱。右手と左足には特殊な金属を纏わせてる。
「緑谷は、なんでそのスーツにしたんだ?」
「えっと、お母さんお祝いにくれたんだ。」
「そっか、かーさんの思いがこもってるんだな」
「うん!」
「あ、デク君、鋼野君!二人ともかっこいいね!」
「ああ、麗日も…?!」
やべえ、パツパツじゃねえか!!これは見てもいいんだろうか…
「えへへ、あんまり詳しく書かなかったからパツパツスーツになっちゃった//」
「おい、みど」
あ。こいつ直視できてねえわ。しかし、おエロいな…これはまさしくHEROだな…
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「始めようか有精卵ども!!!」
「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地訓練を行うのでしょうか!?」
「いいや、もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は屋内(やみ)に潜む!君らにはこれから敵組とヒーロー組に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」
「基礎訓練もなしに?」
「その基礎を知るための実践さ!ただしぶっ壊せばよかったロボじゃないのがミソだ!」
「勝敗のシステムはどうなります?」
「ぶっとばしてもいいんすか?!」
「また相沢先生みたいな除籍処分とかあるんですかー?」
「分かれるとはどのように分かれればよいのですか!?」
「このマントやばくない?」
「んんー聖徳太子ィィ!!」
ほらみんな、オールマイトが困ってるでしょ、人を困らせる人はヒーローにはなれませんよ。
「いいかい?!状況設定は敵がアジトに核兵器を隠し持っていてヒーローはそれを処理しようとする!ヒーローは、制限時間内に敵を捕まえるか、核兵器を回収すること!敵はヒーローを捕まえるか、核を守ること!コンビ相手はくじだ!」
「適当なのですか!?」
「プロは他事務所と急増チームアップすること多いしそういうことなんじゃないかな?」
「そうか、先を見据えた計らい…失礼しました!!」
「いいよ!早くやろ!!」
そんなこんなで分かれたチームは、
A 麗日・緑谷
B 轟・障子
C 八百万・峰田
D 飯田・爆豪
E 鋼野・耳郎
G 瀬呂・上鳴・切島
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「ええっと、お前が耳郎か?よろしくな!」
「うん、よろしく」
「続いて最初の対戦相手は…Aコンビ対Dコンビだ!!」
「うおっ。いきなり爆豪と緑谷か、やりすぎなきゃいいけど…テストのときも見たけど爆豪の個性も派手だからな」
あいつらの戦いを見せてもらいますか
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あいつら……自分の役割わかってねえだろ!!緑谷は序盤は冷静だったのに後半壊れやがった。核が本物だったらみんな死んでまうわ、あんなん。爆豪に至ってはただの喧嘩だったし。だけど……それは言ってしまう八百万さん、怖ええよ!この子母親になったら絶対スパルタだよ!まるでうちの母親だよ!
「続いては…Bコンビ対Eコンビ!!」
おっと、はやいな。もう少しほかのやつの立ち回りとか見たかったな。(。´・ω・)ん?待てよ?Bコンビって轟ってやつがいるよな。あいつ氷の扱いうまかったな。50メートル走にも使えてたし。骨が折れそうだなぁ
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俺たち二人は、核のある場所についた。
「とりあえず、お互いの個性を教えあおうぜ。
俺の個性は、【錬成】。、触らないなら半径5メートルのものまで分解したり、組み替えたりできる。直接触れてるなら、その物質全体を組み替えたりできる。例えば、コンクリートでできた道路とかなら直接触れば100メートル先だろうともそのコンクリでダビデ像を作ることもできる。まあ触れてたほうが、やりやすいかな。
そっちは?」
「ええっと、ウチの個性はイヤホンジャック。音で相手を探知したり、音波で攻撃したりすることができる。」
ダビデ像に突っ込んで欲しかった…
「なるほど…それにしてもここはモニターで見るより大きいな。」
「確かに、割と広いね」
1階から4階までは基本的に道しかない。相手もそれは見取り図わかってる。つまり5階、核を置く場所は他の階、と異質なわけだ。それに加えて核は容易に動かしてはならないことを考えると…
「耳郎!作戦考えたから、耳貸せ!」
「きゃっ!!」
ブスッ!
「いって!!??なんだよ!なにすんだよ!」
「急に肩掴まないでよ!ていうか耳貸す必要あんの?」
「障子って奴の個性がいまいちわかんねえからな」
「はあ、わかったよ。で、なに?」
「それはだな?…」
「あんたそんなことできんの?!」
「多分な。だから最初のほうは音波で悟られないようにしてくれ」
「わ、わかった。」
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「それでは!Bコンビ対Eコンビ、戦闘訓練開始!!!!!」
正直同級生のヒーロースーツはまともに見れない気がする。その、目のやり場にね…
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