「ハガネのヒーローアカデミア ~ FULLMETAL ALCHEMIST HERO~」   作:レッドファイル

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5話 ヒーロー基礎学 「ヒーローあるあるが建物を壊すってどうなんだろ」

鋼野side

 

「うめえな、ここの飯」

 

「そりゃそうだよ!なんてったってクックヒーロー ランチラッシュの料理なんだから!」

 

「白米に落ち着くよね、最終的に!」

 

「オチツク」

 

さすがはヒーロー。この世の真理を簡単に言ってくれるぜ!いや、パンも好きだよ?けどやっぱ食べた!って感じがするのは米なんだよなあ…それにしても

 

「そんなヒーローもいるのか」

 

「っていうか鋼野君、プレゼントマイクも知らなかったよね?」

 

「なにっそうなのか鋼野君!」

 

「あー、俺の地元すげー田舎だったからさ、敵とかもでなくてよ。だからヒーローにそもそも馴染みがねえんだよ」

 

「じゃあなぜ鋼野君はヒーローになろうと思ったの」

 

「…なんで、だろうな。そんなことより、5限目はついにヒーロー基礎学だぞ!楽しみだぜ。」

 

「う、うん!一番授業数も多いし頑張らないと!」

(鋼野君、あんまり聞かれたくなかったのかな?)

 

「私がーーーーーーーーーーーーーーーー!!普通にドアから来た!!!!!」

 

「おおー本物のオールマイトだ!」

 

「画風がちげえ!」

 

みんな騒いでんな。まあ気持ちはわかるけども。俺は昨日話したけど、初めて会うやつもいるだろうな

 

「HAHAHA!さあ、ヒーロー基礎学最初の今日の授業は、戦闘訓練だ!みんな、自分のコスチュームに着替えて運動場βに集合だ!」

 

「はいっ」

 

「さてと、いくか。」

 

「鋼野君、かっこいいね」

 

「ん?あ、ありがとう」

 

俺のコスチュームにはギミック自体はそんなにない。黒を基調とした上下に、羽織るマント。もちろん色はヒーローの朱。右手と左足には特殊な金属を纏わせてる。

 

「緑谷は、なんでそのスーツにしたんだ?」

 

「えっと、お母さんお祝いにくれたんだ。」

 

「そっか、かーさんの思いがこもってるんだな」

 

「うん!」

 

「あ、デク君、鋼野君!二人ともかっこいいね!」

 

「ああ、麗日も…?!」

 

やべえ、パツパツじゃねえか!!これは見てもいいんだろうか…

 

「えへへ、あんまり詳しく書かなかったからパツパツスーツになっちゃった//」

 

「おい、みど」

 

あ。こいつ直視できてねえわ。しかし、おエロいな…これはまさしくHEROだな…

 

 

「始めようか有精卵ども!!!」

 

「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地訓練を行うのでしょうか!?」

 

「いいや、もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!このヒーロー飽和社会、真に賢しい敵は屋内(やみ)に潜む!君らにはこれから敵組とヒーロー組に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知るための実践さ!ただしぶっ壊せばよかったロボじゃないのがミソだ!」

 

「勝敗のシステムはどうなります?」

「ぶっとばしてもいいんすか?!」

「また相沢先生みたいな除籍処分とかあるんですかー?」

「分かれるとはどのように分かれればよいのですか!?」

「このマントやばくない?」

 

「んんー聖徳太子ィィ!!」

 

ほらみんな、オールマイトが困ってるでしょ、人を困らせる人はヒーローにはなれませんよ。

 

「いいかい?!状況設定は敵がアジトに核兵器を隠し持っていてヒーローはそれを処理しようとする!ヒーローは、制限時間内に敵を捕まえるか、核兵器を回収すること!敵はヒーローを捕まえるか、核を守ること!コンビ相手はくじだ!」

 

「適当なのですか!?」

 

「プロは他事務所と急増チームアップすること多いしそういうことなんじゃないかな?」

 

「そうか、先を見据えた計らい…失礼しました!!」

 

「いいよ!早くやろ!!」

 

そんなこんなで分かれたチームは、

A 麗日・緑谷

B 轟・障子

C 八百万・峰田

D 飯田・爆豪

E 鋼野・耳郎

G 瀬呂・上鳴・切島

  ・

  ・

  ・

  ・

「ええっと、お前が耳郎か?よろしくな!」

 

「うん、よろしく」

 

「続いて最初の対戦相手は…Aコンビ対Dコンビだ!!」

 

「うおっ。いきなり爆豪と緑谷か、やりすぎなきゃいいけど…テストのときも見たけど爆豪の個性も派手だからな」

 

あいつらの戦いを見せてもらいますか

 

あいつら……自分の役割わかってねえだろ!!緑谷は序盤は冷静だったのに後半壊れやがった。核が本物だったらみんな死んでまうわ、あんなん。爆豪に至ってはただの喧嘩だったし。だけど……それは言ってしまう八百万さん、怖ええよ!この子母親になったら絶対スパルタだよ!まるでうちの母親だよ!

 

「続いては…Bコンビ対Eコンビ!!」

 

おっと、はやいな。もう少しほかのやつの立ち回りとか見たかったな。(。´・ω・)ん?待てよ?Bコンビって轟ってやつがいるよな。あいつ氷の扱いうまかったな。50メートル走にも使えてたし。骨が折れそうだなぁ

 

俺たち二人は、核のある場所についた。

「とりあえず、お互いの個性を教えあおうぜ。

俺の個性は、【錬成】。、触らないなら半径5メートルのものまで分解したり、組み替えたりできる。直接触れてるなら、その物質全体を組み替えたりできる。例えば、コンクリートでできた道路とかなら直接触れば100メートル先だろうともそのコンクリでダビデ像を作ることもできる。まあ触れてたほうが、やりやすいかな。

そっちは?」

 

「ええっと、ウチの個性はイヤホンジャック。音で相手を探知したり、音波で攻撃したりすることができる。」

 

ダビデ像に突っ込んで欲しかった…

 

「なるほど…それにしてもここはモニターで見るより大きいな。」

 

「確かに、割と広いね」

 

1階から4階までは基本的に道しかない。相手もそれは見取り図わかってる。つまり5階、核を置く場所は他の階、と異質なわけだ。それに加えて核は容易に動かしてはならないことを考えると…

 

「耳郎!作戦考えたから、耳貸せ!」

 

「きゃっ!!」

ブスッ!

 

「いって!!??なんだよ!なにすんだよ!」

 

「急に肩掴まないでよ!ていうか耳貸す必要あんの?」

 

「障子って奴の個性がいまいちわかんねえからな」

 

「はあ、わかったよ。で、なに?」

 

「それはだな?…」

 

「あんたそんなことできんの?!」

 

「多分な。だから最初のほうは音波で悟られないようにしてくれ」

 

「わ、わかった。」

 

「それでは!Bコンビ対Eコンビ、戦闘訓練開始!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 




正直同級生のヒーロースーツはまともに見れない気がする。その、目のやり場にね…

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