旧式鎮守府物語   作:あおさ海苔

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Hoi2 DDAは良いぞ。歩兵師団に砲兵+工兵大隊を増強したドニエプル川防御陣地を信じろ(1942)






不知火は疲れたようです?

「僕は楢型駆逐艦の一番艦、掃海艇『楢』だよ。提督、よろし……あれ? 提督は?」

 

「Hi! 浅間型装甲巡洋艦、練習特務艦『浅間』ネ!」

 

「陽炎型駆逐艦、特殊艤装試験艦『不知火』です。よかった、貴方はまともそうね……」

 

「???」

 

 

 

 

えっと……あれ? もう一度広い海原を走り回らせてあげるからって声に喚ばれて来たのだけど、あの声って提督じゃなかったのかな?

 

でも僕の中に確かに感じる……提督との絆。わかるよ提督、貴方の鼓動が……あれ? 提督の鼓動が……えぇ!?

 

 

「あ、あの! 提督が危ないみたいなんです! 鼓動が弱くって……はやく行かなくちゃ!」

 

「……Hmm.いや、そんなに大したことじゃないのヨ。単純に出血しすぎて「出血!?」貧血なだけネ」

 

「えぇ、山本提督は何と言うか……残念な方「残念!? 提督の病状は酷いの!?」なので、まぁ少しずつ慣れてもらって……って楢!」

 

 

大変だ! 僕じゃ何もできないかもしれないけど! 提督! 今行きます!!

 

 

ああもう扉なんて邪魔だよ! 早く提督のところに行かなくちゃ!!

 

 

 

 

 

「扉ふっ飛ばしてったヨ……不知火、Don't mind」

 

「……浅間教官、不知火はやはりもう駄目かもしれません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てーとく、てーとく、大丈夫?」

 

 

うーん、イニコぉ……頭くりゃくりゃするぅ……冷やしタオルかけてぇ……

 

 

「はい! わかったって! とりゃあ!」

 

 

───びちゃっ

 

 

……イニコ、えっとね、タオルはちゃんと絞ってほしいかなーって

 

 

「あわわ、これでどうですって?」

 

 

───ひたっ

 

 

あっ、あーいいー、顔にひたっと広げたまま被せてきたけど、これはこれでいいわぁー……スヤァ

 

 

 

 

 

 

「提督! 僕の提督は何処!!」

 

 

んん? 聞いたことない声だなぁ……さっき建造成功した娘かな?

 

 

「えっ、なんで顔を隠してるの? う、嘘でしょう……? 提督、そんなっ……やだよ、やだよ提督!!」

 

 

「えっとえっと、貴方どちら様って? えっとそんなに慌てて「提督は今亡くなったの!?」ええ!?」

 

 

んんんんんんんん!!!??? まってまって! 私死んじゃったの!?

 

 

 

───バターン!(扉を勢いよく開く音)

 

 

 

 

「話は聞かせてもらったよ! 名も知らぬ駆逐艦さん、後は鈴谷にお任せっ!」

 

「人工呼吸は夫である俺の仕事だ!」

 

「は?」

 

「あん?」

 

「あの、それより誤解を解いたほうが……」

 

 

 

 

えっ、なんで人工呼吸する流れになってるの!? お、おおお起きなきゃ!!

 

 

は、箱根のみなさーーん! 山本提督ですよーーーー!!(テンパり中)

 

 

 

「えっ? 提督……生きてる?」

 

「ちぇーもう少し寝たふりしてくれればよかったのに」

 

「構わん、それでも俺は今から人工呼吸する」

 

「富士さんやめるって! 生きてる人にする必要はないですって!!」

 

「もう、提督は『初期艦』の私が居ないと駄目なんですから……」

 

 

 

 

三者三様の反応ありがとう。えーっとさてさて、落ち着いたかな? イニコさんはそのまま富士さんをおさえといてね。

 

 

でははい、皆さん注目!

短パンでボーイッシュな君の名前を教えて?

 

 

「あっ、うん! 僕の名前は『楢』! 楢型駆逐艦一番艦で今は掃海艇だよ! よろしくね!」

 

 

あぁ〜僕っ子かわいいなぁ〜  しかも元気満点のへそ出し短パンっ子だよ? 拝まなきゃ。

 

 

「山本提督? えっと、僕を拝んでも……あっ、僕の艦内神社にかい?」

 

 

そうそう、艦内神社にですよー、ホントだよー

 

こほんこほん。そしてついに念願の駆逐艦だね、今は掃海艇って言ってたけど、武装か何かグレード下げてるとか?

 

 

 

「主砲は12cm単装砲ですが、魚雷もしっかり積んでいます。船体の旧式化に伴い掃海艇扱いとなりましたが、立派な駆逐艦ですよ」

 

「あっ、三笠様だ! 三笠様と戦えるなんて光栄です! 三笠様の仰る通り、僕は十分艦隊戦力として戦えるよ! 任せて!」

 

 

 

艦隊戦力として戦えるだなんてやったー!!

これで見島さんと併せて二人は交戦可能な艦娘がこの鎮守府にも配属されたって事だね……よかったよぅ

 

 

 

 

「なるほどね、ところでさ提督。この娘えっちだね」

 

「なるほどな、確かに提督が好きそうなしょた? だな」

 

「ぼ、僕は女の子ですよ!」

 

 

 

ほんとかなぁ? じゃあ短パン下ろして嘘です嘘です三笠さんやめて軍刀喉に食い込んでるからあっ、やっ、切れちゃ───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───矢本のとある居酒屋  野蒜鎮守府 特殊艤装試験駆逐艦「不知火」

 

 

 

 

………不知火です。最近の野蒜鎮守府は色々とブレーキをかける人が居なくて辛いです。

 

まとも枠だと思っていた浅間教官も、提督の事となれば常識を何処かに落としてきてしまうようです。

 

聞いてますか樋口司令官! 

 

 

「ああ、艦娘不知火、よーくわかる、よーくわかるぞ」

 

 

そうなんです! そう! まずこの鎮守府は英國生まれの艦娘が多く、紅茶の時間や英国面な装備開発など、そういうところでも不知火の心を追いつめるのです!

 

聞いてますか樋口司令官!

 

 

「ああ、艦娘不知火、聞いてるぞ。ああ、辛いよなぁ」

 

 

そうなんです、わかりますか? 不知火はそんな中良識ある艦娘として皆の暴走を諫めたり、常識を持って対応しているんです! それなのに鎮守府の皆さんは……特に鈴谷です! 鈴谷は悪い娘なんです! 聞いてますか樋口司令官!

 

 

「そうだな、艦娘鈴谷はわるいやつだ。ああそうだとも」

 

 

 

そうなんです、わかりますか? 不知火はそんな中節度を持って野蒜鎮守府の一員として恥の無い行動を心がけているのです。聞いてますか樋口司令官!

 

 

「ああ、聞いてるよ。節度を失わない艦娘不知火はすごいな。落ち度なんてないさ」

 

 

そうなんです! わか───

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ樋口一佐、あいつはあのままにしてて良いのか?」

 

「なら宮藤空将補がお話相手になればよろしい」

 

「俺には無理だよ。酒瓶に話しかけてる不知火を見るのは辛いもんがある」

 

「では海の話なのですから東郷一佐に相手してもらうと言うことで」

 

「そうか、ああそろそろ迎えが来る時間か。上村君、今日はお開きにしよう「東郷一佐は聞いてらっしゃるんですか!!」……ああ聞いてるぞ。不知火はすごいな」

 

「逃げるな東郷一佐、空将補命令だ」

 

「指揮系統が違うので東北統合隊経由で命令してください」

 

 

 

 

どうして皆さん不知火の事を見てないんですか!

 

いいですか!! 不知火は酔ってません! わかりますか! 聞いてますか!! 大将! 一ノ蔵もう一本!!

 

 

 

 

 

 

 

 










ゆるぼ:不知火の落ち度
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