ナァルルルルルルルルルルラァアアアアア!〉富士
楢「い、いばーらぎー!(戸惑い)」
※このあと提督に鈴谷と富士はげんこつされました
やっほー 無事何事もなくリトライ鎮守府祭をやり遂げることができた山本提督だよー
芋煮大戦争や、海上保安庁含めた合同慰霊祭とか、青と白色に染めたT-4改が編隊通過したり、すっごい盛り上がった!
いやー何事もなく無事に終わって本当に良かった。
海自の東郷一佐、陸自の樋口一佐、空自の宮藤空将補、ご協力ありがとうございました!
「あぁ、こっちは『ひろせ』がしばらく展示で使えそうにないがな」
「あのブルー復刻ペイントは残しときたいから何とか練習機を確保したいんだが……山本提督のにゃんにゃんで入間あたりから持ってこれたりはしないか……?」
「『ひろせ』に対して訓練展示とか言ってペイント弾撃ち込んでいたのは何処の所属だったかなぁ。陸は会場警備に休日返上で臨んでいたからよくわからんなぁ」
……はい、ごめんなさい。はしゃぎすぎました。
「待って! 提督は悪くないの!。すべて酒が悪い!」
「Yes! ホッピーとかいう怪しいお酒のせいヨ! やっぱり『Traquair 160/- Ale』あたりを飲まないト!」
「そうだよ! きっと深海棲艦の仕業なんだ!」
───スパァン!(鈴谷と浅間と楢をハリセンで叩く音)
す、すごい。打撃音が一回しか聞こえなかった……三笠さんは聞こえた!?
「提督……それより前を向かれたほうが……」
えっ、前がなんだっ───スパァン!
「さて我々も多少スッキリしたところで、例の話はどうなっている?」
「海自の方では深町が嗅ぎまわってくれたおかげて少しヨーロッパの美女にやられたヤツを見つけたみたいだ」
「なるほど……こちらの警務官もきれいな蒼い目をした恋人が原因だったようだ。まったく……ほかにも居たよ、幸いうちの駐屯地はほぼ白だ。あの警務官以外はな」
いたひ……う、うぅん。おちけつ、落ち着け。つまりロシアより愛を込めてって事だね!
「大体あってるのか……?」
「しらんしらん、俺には空の事しかわからん」
「本当に話を理解しているのか山本提督」
はひ……ごめんなさい……自分の状況がまだよくわかってないです……はひ……
えっと、えっと、とにかく今は自転車でウロウロせずに外出るのは牡蠣小屋のお手伝いだけ。
あとは必ず艦娘の護衛をつける事。
私を狙うのは日本を含む各国の勢力。
『縁の物』になる血液の『製造機』として私を狙う勢力。
『艦娘』と共に敵性海域に侵攻できて直接『提督』として指揮できる戦術上の革命を狙う勢力。
後は私を狙って攻撃してくる艦娘に擬態できる深海棲艦。
……私って大人気だね!
「まぁ、このぐらい能天気なぐらいがちょうどいいだろう。我々もそこまで深刻にならずにすむ」
「横須賀の米海軍もうるさいんだろう? 三沢とか在日米空軍は怒り狂ってたぜ、『本国は何もわかっちゃいない!』ってさ」
「海兵隊も含め、在日米軍は今回の件については少なくとも表面的には全面的に日本寄りの態度だな。まぁ、艦娘に対して父性を感じる阿呆が多いんだろうな」
「スプレイグ大佐は単純に阿呆だから気にするな、海の事は基本海上自衛隊にまかせてもらおう、そうだろう山本提督?」
「空の人間は基本頭とフットワークは軽いからな、頼るなら航空自衛隊だそ山本提督」
「こういう時はやはり地に足をつけて考えられる陸上自衛隊が一番頼りになるぞ山本提督」
えっ……そ、そんな……イケメン達からこんな急に熱いラブコール貰っちゃうなんて。
はっ!? まさか私にモテ期が来てる!?
「……ゆーなんとなく感じるけど、提督しょーもない事考えてるって」
「繋がりが無くても顔に出てるから誰でもよくわかるネー」
ま、まぁ冗談は置いといて。
現在の情勢についてまとめてもらった資料を三笠さんから受け取って少し読んで見る。
太平洋は米国と日本がお互いにハワイに向けて深海棲艦を押し込んでいる(優勢)
でもフィリピン付近からオーストラリア、チリ付近までの南太平洋は若干押されてると。北と中部太平洋に日米の艦娘戦力を集中したため、既存兵器と少数の艦娘による防衛に南太平洋は徹してると……ほむほむ。
「オーストラリアやニュージーランドとタイ、イギリス、オランダを中心とした艦娘部隊と、陸上にひきつけて既存兵器による火力戦で戦っているようです。深海棲艦側の空母対策が急務ですね」
うーん確かに戦闘詳報には深海棲艦空母による対地攻撃に対する対抗手段がAAのみで制空権を確保できないって書いてある。基地航空隊や空母艦娘が居ないのが辛いよね……
さてさて、インド海域はイギリスが本国艦隊を投入して紅茶の輸送ルートを確保に成功? あぁうん。凄い、投入されてる戦力に本気度を感じる。日本からも軽空母や潜水艦とか多少の艦娘戦力が投入されてるみたいだけど、イギリスがかなり本腰だから南太平洋へ回すみたい。
「戦艦ウォースパイト含め戦艦艦娘6名は若干火力オーバーのきらいがありますが……インドとスリランカの死守を前面に打ち出す事であの巨大人口地域の安定を保とうという英國の考えでしょう。
陸上戦力確保は艦娘戦力不足に悩む各国としては大きな課題ですから、米国やロシアからの陸上兵器輸送が安定すれば沿岸防衛はインド地域部隊に任せるという手もあります」
「そうやって海軍国、陸軍国の棲み分けを強くしてどちらも最強USA!……そんなところだろう」
「日本が海洋国家であるのは紛れもない事実だ。陸としても隊員の確保と戦車戦力を含む規模の縮小さえなければ全面同意できる」
「空は戦闘機パイロットの出番があんまり無いのが辛いところだな。練度の維持が大変だよったく」
そうなのである。航空自衛隊的に敵深海棲艦空母が例えば4隻攻めてきたとする。
敵航空機は約350機、一発1億円近いAMRAAM(中距離空対空ミサイル)を350発も連発したらそれこそ戦車何台分の予算が吹っ飛んでいくかというお金の話なのだ。
日本各地に合計で敵機動部隊4個艦隊が襲来したとして、全部戦闘機が迎撃した場合1400億……護衛艦一隻ですよ。そりゃ資材とご飯で戦える艦娘が居ないと制空権は絶望的だよねぇ……
「たまに撃つ、弾がないのが、玉に瑕ってな。空自全体で空対空ミサイルの残量は危険水準だよ。空対艦なんてこの前のでほぼ看板さ」
「昔より悪化してるな」
「海も似たようなものさ。まさか12.7や20mmがこれほどまで貴重品になるとは」
人類の敵と戦ってるとはいえ、お金の悩みは尽きないのである。
「だからこそ艦娘戦力を確保するのが課題なのさ。そこに山本提督が現れた……ユトランド沖海戦参加艦艇がすべて艦娘になれば日本と米国中心の艦娘戦力バランスが大きくヨーロッパ連合側に戻る。ロシアは喉から手が出るほど欲しいだろうし、米国としては日本以外に渡るのは何としても阻止したいだろうよ」
「深海棲艦に対する人類の挙国一致体制すら危うくする魔性の女だなぁ」
「蓋をあければこれほどまで人畜無害な提督もいないな」
あのぅ、もしかしなくてもさりげにdisってます……?
「大丈夫だよ、提督が頭くるっぽーでも鈴谷は提督のお母さんだからね!」
「そうとも、提督がアホの子でも提督は俺の嫁だ!」
「大丈夫! 頭悪くても僕と一緒に走りまわろうよ! 運動するだけなら頭はいらないよ!」
───スパパァン!(2連撃)
「山本提督の艦娘放任主義にも少し問題があるようだな?」
い、イエ、当鎮守府では艦娘の自主性に重きを置いておりましてですねハイ。
なお、このあと夜遅くまで話し合ったのでタコパする事になった。野蒜鎮守府で私の目が届く範囲に海鮮を置くのはゆるさんって暴れたけど、樋口一佐には勝てなかったよ……
現代兵器効くけど艦娘必要って事は大体金目の話になるよね……