この素晴らしい世界を謳歌する!   作:ROLEX

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こんにちは、ROLEXです。
誤字や脱字があるかもしれませんが、暖かい目で見てください。


プロローグ~転生~

 

 

 

結城 隼人(ゆうき はやと)さん、ようこそ死後の世界へ。あなたはつい先ほど、不幸にも亡くなりました。短い人生でしたが、あなたの生は終わってしまったのです」

 

 真っ白な部屋の中、唐突に俺が死んだと告げられた。

 

 突然の事で何がなんだかわからない。

 この部屋の中には小さな事務机と椅子があり、そして、俺に人生の終了を告げてきた相手は椅子に座っていた。

 

「1つ聞いてもいいか?」

 

 俺の質問に目の前の少女が頷く。

 

「どうぞ?」

 

「……俺はどうして死んだんだ?」

 

 此処に来る前、つまり、生きていた頃の最後の記憶は寝る所だった。そこから、どうやって死んだのか謎だったので聞いてみた。

 

「あなたは、疲労によって亡くなりました」

 

「疲労?」

 

 確かに、最近は上司から仕事を渡されることが多くなったが……

 

「あなた、疲労はバカに出来ないわよ。あなた達が暮らしている日本では疲労、つまり、過労死で亡くなる人が少なからずいるのよ?」

 

「そして、あなたは上司から仕事を渡される事が多くなり、休む時間も減った。しかも、夜や休日はゲームしている。そりゃあ疲労は溜まるわよ」

 

 ……少女が言っていることが正論過ぎて否定できない、と納得していると気になったことがもう1つあった。

 

「もう1つ聞いてもいいか?」

 

 俺の質問に再び少女が頷く

 

「どうぞ?」

 

「君は誰なんだ?」

 

 俺の質問に目の前の少女は目を丸くし、ハッ!? と思い出したような表情をした。

 

「……あのーもしかして忘れてた?」

 

 俺がそう聞くと、少女は─そんなこと無いわ!? と言ってからわざとらしく咳払いをして

 

「初めまして結城 隼人さん。私の名はアクア。日本において、若くして死んだ人間を導く女神よ」

 

 俺が死んだと聞いてから薄々気づいていたがやっぱり女神だったのか。しかし、何だろうこの女神、すぐに調子に乗りそうな雰囲気だ。と考えていると

 

「……ねぇ、なんか変な事考えているでしょ」

 

「い、いや……何でもない」

 

 どうやら女神の勘は鋭いようだ

 

「そう? じゃあ話を続けるわね」

 

「死んでしまったあなたには、2つの選択肢があります。1つは人間として生まれ変わり、新たな人生を歩むか。そしてもう1つは、天国的な所でお爺ちゃんみたいな暮らしをするか」

 

 なるほど、生まれ変わるか天国的な所に行くかの二択か……ん? 天国的? 

 

「なぁ、天国的ってなんだ? 天国じゃないのか?」

 

「天国ってのはね、あなた達人間が想像している様な素敵な所じゃないわよ。死んだら食べ物は必要ないし、死んでるんだから、物も当然産まれない。作ろうにも材料も何もないし」

 

 ……なにそれ……地獄じゃん……

 仕方ない、赤ちゃんに生まれ変わるしか……

 

 そんな諦めた俺を見て、アクアは満面の笑みを浮かべ

 

「うんうん、天国なんて退屈な所に行きたくないわよね? かといって、今更記憶を失って赤ちゃんからやり直すって言われても、今までの記憶が消える以上、それってあなたっていう存在が消えちゃう様なものなのよ。そこで! ちょっといい話があるのよ」

 

 言ってはなんだが、とても胡散臭い。

 アクアは、警戒する俺にニコニコしながら言った。

 

「あなた……。異世界とか好きでしょ?」

 


 

 アクアが、得意気に[いい話]とやらの説明をする。

 

 その話を要約すると

 

此処では無い世界に魔王がいる

 

その世界は、魔法があり、モンスターがいる

 

その世界は魔王軍の進行によってピンチ

 

その世界の人達は生まれ変わりを拒否、なので他の世界で死んだ人をそこに送る

 

送り込む人にはチートプレゼント

 

 なるほど、確かに悪くない話に思える。

 と言うよりも、自分が好きなゲームやアニメみたいな世界に行けるとか、むしろテンションが上がってくる。

 

「あれ? そういえば、その世界は日本語なのか?」

 

「その辺は問題ないわ。私達神々のサポートによって、異世界に行く際にあなたの脳に負荷をかけて、一瞬で習得できるわ。もちろん文字だって読めるし書けるわよ? 副作用として、運が悪いとパーになるかもだけれど。だから、後はチートの装備か能力を選ぶだけね!」

 

 何か重大な事が聞こえた気がしたが、聞いたところでしらを切るだろうから話を進める。

 

「選びなさい。たった1つだけ。あなたに、何者にも負けない力を授けてあげましょう。どんなものでも1つだけ。異世界へ持って行く権利をあげましょう」

 

 アクアは小さな事務机の上に置いてあったカタログを差し出した。

 

 差し出されたカタログを受け取り、ページをめくる。

 

 ……そこには《写輪眼》《悪魔の実》《聖剣エクスカリバー》《王の財宝》など、さまざまなチートと言ってもいいような名前が記されていた。

 

 悩みながらページをめくっていると、目に止まった物があった

 

─剣聖─

 

 アニメやラノベなどでよく見ることがあるだろう。しかも、その名前を持っている者は物語の中でも上位の強さを誇っている。

 

 俺は剣聖の能力を確認して、アクアに言った。

 

「……決めた。俺は剣聖の能力を選ぶ」

 

「剣聖……ね。わかったわ。それじゃ、この魔方陣の中央から出ない様に立ちなさい」

 

 アクアが手を向けた方には、青く輝く魔方陣があった。

 俺は言われた通りに中央に立つと、アクアが突然両腕を広げ

 

「結城 隼人さん。願わくば、数多の勇者候補達の中から、あなたが魔王を打ち倒す事を祈っています。魔王を倒した暁には、どんな願いでも1つだけ叶えましょう」

 

「……どんな願いでも、か……」

 

 沢山の人が送られてるのなら、もう魔王は倒されてるのでは……と考えていると、

 

「……さぁ、旅立ちなさい!」

 

 アクアの言葉と共に明るい光に包まれた……! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございます。
次回[この素晴らしい世界を謳歌する!第二話 ~異世界!そして初クエスト!~]

出来るだけ早めに投稿したいと思います。
それじゃ、またな!!!
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