転生したらSAOの世界に居ました。推しに会えそうもなくて辛いですがこれから頑張って生きていこうと思います   作:HIKARI

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 皆さん初めまして!HIKARIと申します。
 SAOのssを書くのは初めてですが、頑張っていこうと思います!(尚、亀更新な模様)


転生したらSAOの世界に居ました。推しに会えそうもなくて辛いですがこれから頑張って生きていこうと思います。

 転生したら真っ白な世界に居ました。これから頑張っていこうと思います。

 

 この様な文章を見たことがあるだろうか?少なくとも、俺は生前に読み漁っていたネット小説、特に転生物や憑依物等でよく目にしていた。

 だが、よくよく考えてみれば、こんなに何もない所で何を頑張っていけばいいんだろうか。

 

 恐らく、今俺が居る所は、転生物の小説でよく見る、転生する前に神と面会する場所なのだろう。つまり、この世界で何をどんなに頑張った所で何も残らない。よって、今は何もする必要無し!

 

 ん?転生なんて馬鹿げた目にあった割に冷静じゃないかって?

 それもその筈、何故って既に俺は転生したという事実をとっくの昔に受け入れている。

 そりゃ勿論、俺だって最初は焦ったしびっくりしたよ。でもね、一つ言わせてほしい。

 

 神が!来ない!

 

 時間を知る術がないから、正確にはわからないが、この世界に来てから体感時間で丸一日位は経過しているように感じる。

 おかしいだろ!?普通こういうのって死んだらすぐに神様が出てきて転生するんじゃないの!?

 どこまで歩いても白ばっかだし、何の音もしないし、退屈で死にそうだから早く来て神様ぁぁぁぁぁぁ!!!

 

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 と、怒っていても仕方がないから、ここで一度、今までの流れを整理しておこうと思う。

 

 前世での俺は、どこにでも居る普通の男子高校生だった。何を目的にしているでもなく、ただ学校に行って、変わり映えしないようでいて少しずつ変化していく青春を、ただ漫然と過ごす。そんなどこにでも居るただの高校生だった。

 

 死因はお決まりのトラック………ではなかったと思う。詳しくは覚えていないが、学校帰りに友達と歩いていたら、背後から駆け寄ってくるような、リズムの速い足音が聞こえて、振り向いたら、ナイフを持った男がこちらに走って来るのが見えて、頭がパニックになってしまって、思わず隣にいた友達を突き飛ばして、そこからはよく覚えていない。

 

 あの後、俺と友逹はどうなったんだろうか。ここに居るという事は、少なくとも俺は死んでいるのだろうが、あいつだけでも生きててくれると嬉しいな。あいつが生きているなら、俺の死も無駄じゃなかったと思えるから。

 

 そんなこんなあって、俺はここに来たんだけど……本当に何時になったら来るんだろうか、神様は。

 そろそろ来てくれないと、本格的に精神が壊れそうだから、早く来ないかなぁ。てか、来い。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「待たせたな」

 

 

 「全くだ」

 

 

 キタァァーーーーーーーーーーーー!!やっときた!

 なんやかんやで、三日間くらいはこの世界に居た気がする。本当に退屈な時間だった。

 

 あまりにも退屈だったから、全部で百話近くもあった、前世で俺が好きだったアニメを、一話から順番に脳内でリピートしていくという陰キャの鏡みたいな事をしていた。

 

 

 「許せ」

 

 

 「許さん」

 

 

 そんな苦労をさせておいて、やっと現れた神様は、なんだか思ってたのと違って、どこにでも居る老人みたいな普通の男だった。期待外れもいいところである。にも関わらず、この態度。これを許す聖人のような人は、世界に何人居るんだろうか。

 

 

 「いや、こちらにも理由があったのじゃ。」

 

 

 「理由?」

 

 

 「寝てた。」

 

 

 「許すかァ!」

 

 

 人をさんざん待たせた理由が、句読点を含めてたったの四文字。現代文のテストだったら速攻で不正解にされる文字数である。テスト……課題………進路……受験………ヤバイ、頭痛くなってきた。

 

 

 「という訳で、お主を転生させる事にしたから。」

 

 

 「どういう訳だ。というか謝れよ。」

 

 

 「転生先はこのガチャガチャで決めるぞい。」

 

 

 「無視か。ってガチャガチャ!?」

 

 

 神がどこからともなく取り出したのは、前世でもショッピングモール等でよく見かけた、ガチャガチャの機械だった。嘘だろオイ。そんなソシャゲみたいなノリで転生するの?

 

 

 「っていうか、まずなんで俺が転生すんの?別に俺トラックに轢かれた訳じゃないんだけど。」

 

 

 「ふむ、確かに説明が足りなかったかも知れんのう。仕方がない、最初から説明してやろう。耳の穴をかっぽじって聞くがよい。」

 

 

 無駄に偉そうな態度の神の説明を纏めると、転生する人間には、大きく分けて二種類の人間が居るらしい。

 

 まずは、前世において定番だった、トラックに轢かれた者。もう一つは、誰かの代わりに自己を犠牲にして死んだ者。

 俺の場合は、後者の方に当てはまったので、ここに連れてこられたようだ。

 

 つまり、友人は無事に生きているらしい。よかった、目の前で友人()が死んでいくのを見てしまったのが心の傷になってしまうかもしれないが、頑張って生きてほしい。うん、だったら、俺の死にも少しは意味があったかな。

 

 

 「自身が死して尚、友人を思うその心に、儂は感動した。その褒美として、お主を転生させているという訳じゃ。」

 

 

 「へー、成る程ねー。」

 

 

 「という訳で、早速このガチャを回すがよい。儂からのボーナスとして、お主が好きだったアニメの世界の排出率は少し増やしてある。」

 

 

 「マジで!?」

 

 

 好きなアニメかぁ。F○teとか、まど○ギとか、進撃の○人とか、命の危険があるタイプの世界じゃなかったらどこでもいいかな。ベストとしては、俺○イルとか、よ○実とかの、現代の学園物だろうか。

 そんな事を考えながら、ガチャを回した。すると、中から赤色のカプセルが出てきた。

 

 

 「ふむふむ……成る程な。では発表するぞい。」

 

 

 さて、俺はどこに行く事になるのかな?

 

 

 「お主の転生先は……ソードアート・オンラインの世界じゃ。」

 

 

 キタァァーーーーーーーーーーーー!!!!!

 当たりの世界キタァァーーーーーーーーーーーー!!

 

 ふぅ、取り敢えず、一回落ち着こう。

 

 ソードアート・オンライン、通称SAO。

 このアニメは、俺的転生したいアニメランキング(この世界に来てから作ったけど)の中でも、トップクラスの順位に入賞の、当たりの世界である。

 

 命の危険という点はSAOにさえ入らなければ心配ないし、GGOやALOをプレイしていれば、原作キャラに出会う可能性も、そこそこ高い。

 

 スリルのある第二の生を望むのならば、SAOに入ればいい。

 原作キャラと、ゆったりとゲームを楽しみたいのならば、ALOにログインすればいい。

 それとも、原作キャラなど関係無く、現実世界には無い、フルダイブでのゲームを楽しむのもアリだろう。

 

 加えて、俺的好きなアニメキャラランキング(これは生前に考えていた)の、トップ3の内、なんと二人ものキャラが、ソード・アート・オンラインに登場するキャラなのである。(ちなみに、もう一人は、俺ガイルのあざとい後輩生徒会長)

 

 ちなみに、その二人とは、シノンとユウキである。いいよね、この二人。この二人が大活躍する、アニメの二期は、少なくとも五周はしたと思う。

 原作ではあんまり絡みがなかったこの二人だけど、せっかくSAOの世界に転生するからには、この二人の交わりも見てみたい。そう思わないか?

 

 この二人の魅力については、もっと語りたい所ではあるが、とんでもない時間がかかってしまうので、自重しようと思う。

 

 命の危険も少なく、元の世界にはなかった刺激も味わえて、原作キャラに出会う確率もそこそこ高い。加えて、推しキャラが居る。

 この条件を見れば、SAOの世界が、どれだけの優良物件かが読み取れるのでは無いだろうか。

 

 

 「さて、一応じゃが、三回までなら引き直すことも出来r「SAOでお願いします!」

 

 

 引き直し?とんでもない!それで難易度ルナティックの世界が来たらどうするんだ!

 俺はこれから、SAOの世界で生きていくんだーーーーーーーーー!!

 

 

 「よかろう。ならば、そこで目を瞑るが良い。」

 

 

 神に言われて、俺は目を瞑って、これからの生活に思いを馳せた。

 

 

 (向こうの世界に行ったら何しよう?やっぱりシノンに会うためにGGO?でもALOの世界も楽しそうだし………)

 

 

 「準備が出来た。ここでお主とはお別れじゃな。月並みじゃが、汝の道行きに幸有らんことを。」

 

 

 神が、そう言うと、俺の体が中に浮いているような感覚をおぼえた。へぇー、転生ってこんな感じなんだ。フワフワして気持ちいいなー(小並感)

 そうして、暫く浮遊感を堪能していると、何かに体を引っ張られる感覚がした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 次に目を開けた時には、視界に入る景色は、白い世界ではなくなっていた。

 どうやら、俺は生まれたばかりの子供に転生したようで、誰かの腕の中に抱かれて、俺を抱いている人(看護婦さんかな?)に体を拭かれている。

 

 傍にあるベッドには、母親らしき金髪碧眼の女性が、グッタリとした様子で横たわっていて、優しい笑顔で俺に視線を向けている。ん?金髪碧眼?まさかの外国に転生しちゃったパターン?

 

 確かに、そう言われて見れば、部屋の内装もどことなく中世ヨーロッパみたいな感じをしている気が……

 

 

 「貴方の名前はソラル。ソラル・ツーベルク。いい名前でしょう?」

 

 

 うーん、でも、今世での母親が喋ってるのは日本語なんだよなぁ?まだ会ってないお父さんが日本人なのかも………待てよ、ツーベルク?それってまさか………………

 いやいやまさか。多分、今世の俺の両親は、日本人とヨーロッパ系の国際結婚で、名字はただの偶然。そうだ、そうに違いない。

 

 俺が頭の中でそう言い聞かせていると、今世での母親……長いからお母さんでいいや。

 お母さんが、ベッドに寝転がったまま、空中を指でなぞり初めた。えっ?何してるの?

 

 疑問に思って見ていると、お母さんの指先の空中に、ゲームウィンドウのようなものが現れた。

 

 

 「この子の天職は………まあ!《近衛騎士》様ですって!きっと立派で強い男の子になるわ!」

 

 

 中世ヨーロッパ風の部屋の内装、ヨーロッパ系の見た目で日本語ペラペラのお母さん、空中に浮かび上がったゲームウィンドウに、天職という言葉。極めつけに、ツーベルクという名字。

 ここから導き出される結論は一つ。

 

 SAOの世界に転生って!まさかのアンダーワールド!?嘘だと言ってくれぇぇぇーーーーーーー!!!!

 

 

 転生したらSAOの世界に居ました。推しに会えそうもなくて辛いですがこれから頑張って生きていこうと思います。

 

 

 




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