転生したらSAOの世界に居ました。推しに会えそうもなくて辛いですがこれから頑張って生きていこうと思います   作:HIKARI

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 一話&二話のタイトル、内容の一部を改正しました。
 今回、二人目のオリキャラが登場します。


転生したらSAOの世界に居ました。幼馴染みが可愛いのでこれから頑張って生きていこうと思います。

 

 丁度、ソラルが剣を振っていたのと同じ頃…………

 

 

 「こんにちは!ソラルいますか!?」

 

 

 「あら、こんにちは。アーシャちゃん。ごめんなさいね、ソラルは今修行中なの。多分いつもの場所にいるんじゃないかしら?」

 

 

 「そっか、ありがとう!叔母さん!」

 

 

 ある一人の少女が、ソラルを探して、教会を訪れていた。

 

 

 転生したらSAOの世界に居ました。幼馴染みが可愛いのでこれから頑張って生きていこうと思います。

 

 

 えー、取り乱してしまい、大変申し訳ありませんでした。

 どんなに嘆いても、原作キャラに会えないという現実は変わらない。その事は諦めて、話の続きに戻るとしよう。……………はぁ、会いたかったなぁ…………。

 

 えーっと、どこまで話したっけ?

 あ!そうそう、家柄についての話だったな。

 

 前回も話したが、俺の家は、アリシゼーションのヒロイン、アリス・ツーベルクと親類(先祖と言った方が正しいのかもしれない)だ。

 

 原作において、アリスの父親は村長であり、家が教会である事から解るように、ツーベルクという家系はそれなりの名家なのである。

 

 つまり、家柄も当たりと言えるだろう。腐った貴族の家に生まれるのだけは絶対に避けたかったので、大当たりと言えるかもしれない。

 

 ここまでの文章を読んで、一体どんな事を思っただろうか?

 文章が拙い?それは作者の文章力不足のせいだ。俺にはどうすることも出来ないので、諦めてほしい。

 このハイスペック野郎。そう思った方も多いんじゃないだろうか。

 

 今世での俺を纏めてみると、イケメンで、チートボディで運動神経抜群で、家柄も悪くない。うん、このハイスペック野郎。

 そんな俺だが、勿論のこと欠点もある。

 

 まず、コミュニケーション能力に難がある。

 突然だが、一つ思い出してみて欲しい事がある。あなたが子供の頃、一体どんな態度や言葉遣いで、周りの大人達と接していただろうか?

 

 思い出しましたか?ならば、考えてみて欲しい。あなたは、今現在の年齢でもその態度で大人達と話せるだろうか。

 無理だろう?それが、俺がコミュ障たる最大の所以である。

 

 いくら転生して子供に戻ったとしても、精神年齢で言えば、とっくに二十歳を越えている。そんな人間が、無邪気な笑顔で周りの大人に対応出来ようか?いや、出来ない。

 

 中々子供らしく振る舞えず、大人と上手く喋れないので、村の人達からは人見知りな子供のレッテルを貼られてしまっている。

 それでも、毎日笑顔でおはようと言ってくれるこの村の人達は、親切で暖かい善良な人達なのだろう。

 

 閑話休題。

 そんな俺の、最大にして致命的な欠点。それは、神聖術が使えないこと。

 もう一度だけ言おう、神聖術が使えない

 

 はぁ…………もう、何も言えない。

 ソードアート・オンラインの世界に転生!と思っていたら、まさかのアンダーワールドに転生。

 じゃあせめてアリスとユージオだけでも!と思っていたら、まさかの原作より遥か前の時間軸。

 だったら、折角アンダーワールドに来たんだから、魔法みたいな神聖術を使ってみたい!と思っていたらこれである。

 

 神様、一体僕が何をしたのでしょうか。何故あなたはこんなにも私を嫌うのですか?

 っていうか、そもそも俺が転生したのって、俺へのご褒美じゃなかったのか。

 ご褒美なら、シノンとユウキ、いやこの際誰でもいいから原作キャラに会わせて下さいお願いします。

 

 まぁ、そんな感じで、神様をかなり恨んでる俺だけども、一つだけ感謝している事がある。

 

 

 「おーーーい!ソラルーーーーー!!」

 

 

 噂をすればなんとやら。俺と同じような、金髪碧眼の美少女がこちらに駆け寄ってきた。

 

 

 「もう!なんで家に居ないのよ!」

 

 

 この美少女の名前はアーシャ。天真爛漫という言葉がよく似合う、快活で明るい性格をした美少女で、小さい頃から、同じ村で育ってきた、俺の幼馴染みである。

 

 さらに言うと、神聖術の神童と呼ばれるほどの才能の持ち主でだが、運動神経は皆無という、俺と正反対のタイプの天才である。

 それ故に、俺達二人は村の人達から凸凹天才カップルと呼ばれている。

 

 「なんでって言われてもなぁ、「強くなるためには基礎が大切」って、ベルクーリ様が言ってたってお父さんに聞いて、それから毎日素振りしてるから?」

 

 

 「ちーがーうー!今日は深紅の血薔薇を探しに行くから教会で待ってるって約束したでしょ!?」

 

 

 「…………あ。」

 

 

 「もうっ!やっぱり忘れてた!」

 

 

 そういえばそんな約束もしてたっけ。すっかり忘れてた。

 頬を膨らませたアーシャが、上目使いでこちらを睨んでくる。可愛い。じゃなくて、深紅の赤薔薇について復習しておこう。

 

 この村には、古くから伝わっている伝説がいくつもある。

 例えば、夜に子供だけで歩いていると、影喰いという化け物に襲われて、影を失ってしまい、現世から姿を消してしまい、人々の記憶からも同じく消えてしまう。という、なんとも胡散臭い話であったり、或いはベルクーリと竜の戦いや、ベクタの迷子などの原作にも登場した話であったりと様々だが、その中でも正体不明とされているのが、深紅の血薔薇である。

 

 その内容がこうだ。

 この村が出来るよりも昔のこと。人界と暗黒界(ダークテリトリー)の境目に位置している洞窟に、一人の暗黒界民が迷いこんでしまった。

 その暗黒界民が洞窟の中をさ迷っていると、洞窟の先に鈍い赤色の光が見えた。

 不思議に思って近づいてみると、そこにはとても鮮やかな一本の赤薔薇が咲いていた。

 暗黒界民は、何故こんな所に薔薇が咲いているのか?という疑問を覚えると共に、その薔薇を、《美しい》と思ったという。

 

 その後、彼を探しに来た仲間によって、彼の死体が発見された。

 その死体からは、体中の血が全て抜かれていて、死体の隣には、鮮やかな赤薔薇が咲いていた。という伝説である。

 

 さて、今の話を聞いてどう思っただろうか。

 初めてこの話を聞いた時に俺が思った感想は、胡散臭い、だった。

 

 大方、村の子供が北の洞窟に行かないようにするための作り話なんじゃないだろうか。

 

 そんな深紅の血薔薇を、凸凹天才カップルで探しに行くという約束をしていたのだが、すっかり忘れていた。

 

 

 「はぁ、ソラルってば相変わらず抜けてるんだから!早く教会に戻って準備して!はーやーくー!」

 

 

 「はいはい。と、その前にアレだけやってからでいい?」

 

 

 「うん!いいよ!ソラルのアレ、私も見るの好きだし!」

 

 

 そう言って俺は、毎日している素振りの、最後の仕上げに取りかかる。

平静眼の構えをとって、一度目を瞑って心を落ち着かせ、呼吸を整える。

 

 「………ハァ!」

 

 

 刹那、()()()()()()が、静かな空気を切り裂いて交錯した。

 

 

 転生したらSAOの世界に居ました。幼馴染みが可愛いのでこれから頑張って生きていこうと思います。

 





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