悠久の機甲歩兵・・・もしも、序盤からもう1人パイロットがいたら・・・   作:てとるマン

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 はい、皆さまお久しぶりです…てとるマンです。
3ヶ月程失踪していました…すんません!!(土下座)
学校が忙しくなって落ち着いた後も、書くやる気がなくなっていました。
 最近になって書く気が湧いてきたので地道に書きながら投稿していきます。

 今回は番外編です


閑話 夢

 

 夢というものをご存知だろか? 

 

 ここで言う夢とは将来の目標やら叶えたい事…などではなく、眠る時に見る夢のことである。

 夢とは何か?と説明するならば睡眠中に見る観念や心像…簡単に言ってしまえば幻覚のことで、別名をレム睡眠とも言う。何故人間が夢を見るかと言うと、その日起きたことを記憶する際に眠っている間に脳が情報の整理をし、その際に夢をみるらしい。

 

 さて…何故突然俺が夢についての話をしているかと言う前置きはここまでにして、本題に入るとしよう。

 最近の俺は、よく夢を見る…過去に自分が経験した記憶の夢を。これは記憶を取り戻すいい前兆だと俺は思うが、一つ問題がある。

 それは俺が夢から覚めた際、夢の内容を思い出せない事だ。勿論、起きてから間もない間は昔の夢を見たなぁと思い出せるが、肝心の内容が全く分からない。だから、俺の記憶に刻む事が出来ない今から見る夢を誰が覚えていてくれたらと言う気持ちを込めてここまで語ったわけである……まあ、この事もきっと俺は覚えていないんだろうがな。

 

 

 

◼︎

 

 

 

 

 視覚から得た、最初の感覚は暗いであった。目を凝らしつつ周りを確認しようとした俺はある事に気づいた。

 どうやら俺はマキナを纏っているようで腕や足、身体はマキナの特徴的な装甲で覆われていた。ブロロ…とエンジン音を聞きながら身体が左右に少し揺れるのを感じる。

 

 ふむ…俺はトラックの荷台のコンテナの中で座っているようであった。外の様子を伺うとも思ったが、窓も隙間も見当たらない為、取り敢えず俺はトラックが止まるまで待つ事にした。

 

 それから少し経ち、コンテナをぶち破って外に出ようかなと考え始めた時に漸くトラックが止まった。少しするとコンテナの後方のドアが開き、外は昼間のようで日差しが強く差し込み、俺は目を細める。

 

「おう、着いたぞ。さっさと降りな」

 

 ドアを開けた人物はいかにも宅配業者のような格好した年齢は中年ぐらいの男と思えた。

 

 俺は先ず、どう動くべきか考えていると勝手に口が動いていた。

 

『ああ…わかった』

 

 俺はそう言うと、立ち上がりながらドアに向かって歩き出していた。

 

 俺の意思とは関係なく、身体や口は動く…これはもしかして夢…なのか?しかもただの夢ではない。恐らく過去の経験した記憶を夢の追体験として見ているかもしれない…これは記憶取り戻すチャンスかもしれない。

 

 俺はそう考え、取り敢えず流れるがままに身を任せることした。

 

 降りた最初に目に入ったのは大きなドームだった。その周りには特にこれといって変わったものはなく、目的地はどう見ても目の前のドームの様であった。

 

「それじゃあ、俺は帰らせてもらうよ」

 

『ああ、世話になったな』

 

 宅配業者らしき男が立ち去ろうとする…が立ち止まり、振り向かないまま言葉を投げてきた。

 

「…借りは返したからな…死ぬんじゃねぇぞ」

 

 男がそういうとまた歩き出して、トラックに乗り込み走り去っていくのを、俺は黙ってみていた。

 

「ようやく来たようだな…全く…」

 

 俺の後ろから初めてか聞く声が聞こえたのと同時に、俺は振り返り、その声の主を確認する。

 

「久しぶりだな…今まで一体何処にいやがったんだよ。俺から連絡しようとした時繋がらない上にそもそも、俺は上からお前は死んだって聞かされてたがな?」

 

 どうやら先程見たドームのような施設から出てきたらしく、軍服を見に纏った男が、少しイラつくように俺に話しかけてきている。

 

『すまないな、色々事情があったんだ」

 

「はぁ…お前が突然消えるからお前の仕事を引き継ぎで、俺や同僚が苦労した挙句、突然お前が連絡してきたかと思ったら謝りもせずに協力してくれの一言言ってこっちの言い分も聞かずにこの基地によく分からん奴らが来て魔改造していくわで、基地司令にどう説明したものかと苦労したわ」

 

 どうやら昔の俺が少し…いや、聞いてる限り大分迷惑を掛けたらしく、これは全面的に俺が悪いなと思う…他人事じゃないんだけどな。

 

『…本当に申し訳なかった』

 

 俺は軍服の男の愚痴を聞いて頭を下げなから謝罪を始めたが、軍服の男はそれを見て右手でこぶしを作り、俺の頭にコツンと当ててきた。

 

「おいおい、こっちは冗談半分で言ったのにそんな真剣に取られちゃあ世話ないぜ。お前には昔から色々助けて貰ったからな…これぐらいなんて事はないさ」

 

『そうか…ならよかった』

 

 その時の俺の声は震えており、少し聞き取りずらかった気がした。

 

 

 

◼︎

 

 

 

 カツン…カツンと階段を人が降りる音が二つ吹き抜けを木霊していく。

 その音だけが響いているのかと思えば、会話らしき声も聞こえてきた。

 

「それしたって何だったんだよ、この前の連中は?軍の関係者には見えなかったのに、うちの司令は連中にペコペコしてたし、基地にコスパ合わないような兵器を置いていくしよ」

 

 最初は軽く近況報告をお互いしていたのだが、それが終わると軍服の男が俺に対して色々問うてきたので、それを返すだけの状況になっていた。

 

 

『ああ、あいつらか。俺の昔の任務先で色々恩を売ってな…その借りを返して貰うために今回協力させた…名前は確か…テクニカだったな』

 

 俺がそう答えると軍服の男が目を見開いて、とても驚いているのが見てとれた。

 

「はあ!?テクニカだと!?あの都市伝説みたいな秘密組織のことだろ?俺の前の仕事の時にチラッと聞いただけだが、結構やばい所だぞ…大丈夫なのか?」

 

『まあ、付き合い方さえ気を付ければ、それなり利用できる連中だよ』

 

 俺が簡潔に答えると軍服の男は、はぁ…とため息を吐きながらジト目で俺を見てくる。

 

「成程な…確かにあいつらなら、うちの司令の腰が低くなったり、あんな最新兵器やシステムをポンポン出せるって訳か…」

 

『ん?最新兵器?』

 

「お前も見ただろ基地の入口のすぐ横に…てっ、ああ今格納されてたか。馬鹿でかい自動レーザー砲台とそれに基地の電力システムに連動したシステムを連中が取り付けていってな。こんな前線から遠い所にあんなデカブツを置いても意味なんてないぜ」

 

「笑っちまうよな」と軍服の男が言うのに釣られて俺も少し笑っているようだった。

 

『そういえば確認していなかったが、今この基地にはお前以外の誰かいるのか?』

 

「いや、今この基地所属の輸送部隊は出撃中に加えて、基地司令は会食。警備員は昼休憩を理由に外してもらっているから副司令で管理係の俺だけさ」

 

『そうか、ならいい』

 

 俺がそう答えると軍服の男は、少し聞きづらそうな物言いで、俺にたずねてきた。

 

「なあ、その…お前が着ているマキナ…それを此処に置きにきた訳か?」

 

 俺は少し間を空けたが『そうだ』と簡潔に答えた…心なしか先程とは少し雰囲気が変わったような気がする。

 

「しかし…見た事ない機体だな。新型か?」

 

『いや、違う…これは…忘れ形見さ…』

 

「…そうか」

 

 軍服の男は何かを察したのか、それ以上俺にマキナの事は聞かず、その後は特に会話もなく階段を降り、この基地の倉庫…と呼ぶには広いすぎる所にダンボールを敷き詰めた棚が陳列している場所に出た。

 

「…確か、こっちだな」

 

 俺は軍服の男に先導してもらいながら倉庫を進んでいき、倉庫の端の壁がある所にたどり着く。

 

「えーと…お、此処だな」

 

 軍服の男が壁をコンコンと叩いていくと、途中で音の反響が変わる場所があった。

 その場所で軍服の男はタブレット型のコンソールを取り出して何かを打ち込み出す。

 

『承認しました、ロックを解除します。』

 

 壁の方から電子音の声が聞こえてきたかと思うと壁と思っていた場所がドアのように開き、マキナ一機ぐらいなら置けそうな空間があった。

 

「一応連中から説明は聞いたがわかるか?」

 

『ああ、俺が奴等に注文したからな』

 

 俺は軍服から質問に答えると収納スペースに入り、今まで着装していたマキナを脱ぎ始めていた。

 

 ふむ、どうやら昔の俺はそのテクニカなる組織にこの収納スペース?みたいな物作るのが本命で依頼したってわけで、それ以外の兵器やシステムの導入はこれを隠すためのカモフラージュだったてわけか?で俺は今着ているマキナを此処に置く…というより、隠すために来たってことか…

 

 俺がそんな事を考えている内に、俺はマキナの脱装を終えて収納スペースから出る様だった。

 

「はー、マキナってそうやって脱ぐのか知らなか…」

 

 軍服の男が何故か途中で言葉を切ったのを俺は不審に思ったのか、軍服の男の顔を見ると少し動揺している様に見えた。

 

「おい…どうしたんだよ…お前のその顔…」

 

 自動レーザー砲台、対戦車兵器どうやら俺の顔を見て動揺している様だった、そんなに変な顔をしているのか?

 

 軍服の男の疑問に俺は答えず、少し間が空いたが渋々俺は話始めた。

 

「そりゃ…もう、何日も寝てないからな。顔ぐらいでそんなに動揺するなよ」

 

「いや…そう言う問題じゃ…てか、そんな死人見たいな顔をしていたら…誰だって動揺する…一体何があったんだ?」

 

「………」

 

 俺はまた無言になってしまった。どうやら訳を話すかどうか迷っている様だった。

 

「…お前には今回…厄介になったからな…話すよ」

 

 俺は軍服の男から視線を外すと先程まで着装していたマキナの方に振り返った。

 

「あれは…いつだったかな。俺の人生を変える大きなきっかけになった出来事でな…それは…」

 

 その時、俺は見た。

俺がさっきまで着ていたマキナは…軍服の男も言っていた様に、俺自身でも見た事がない機体だった。なのに何故かとても…

 

 

 ガーンガーンガーン

 

「起きるッスよー!!」

 

「ふぇ?」

 

 突然、耳元大きな金属音が響き、俺は無理矢理意識を覚醒させられた。

 

「珍しいッスね。ゼロさんが寝坊なんて…明日は雨でも降るッスかねー」

 

 どうやらアポロニアが朝寝坊した俺を起こしてくれた様だ…頭がガンガンするが…

 

「…あれ?何か夢を見てたような…うん、思い出せん」

 

 うーんと少し悩むがいくら頭を捻っても思い出せない。

 

「ま、いっか。早く着替えて朝食を食おっと」

 

 

 

 とこんな風に夢は起きてしまえば、ゼロの記憶から忘却されていきましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




リハビリも兼ねて書いたからうまくかけてたらうれしいっす
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