IS CHANGE・BROTHER AND SISTER(仮)ただ今休載中 作:アマガキ
この世界が変わってしまったのはひとえに俺たちのせいというのはまず間違いない。
小中学生のころ束はまともに他人と接しようとしなかった。
まともに接するのは俺と千冬とあとは箒くらいだった。
俺は剣道でも束に勝ったことはほとんどなかった。
天才の束に勉学に関しては比べるのもおこがましかった。
圧倒的ともいえる差があった。
ただし、過ぎた才は妬みも生み出す。
一人の時にいじめられていることが何度かあった。
だからほっておくと一人でどこかに行ってしまうような危なっかしいあいつとたいてい一緒にいた。
あいつの言ってることを理解できるように勉強していたら、剣道も実力を維持するので精いっぱいだった。
高校になるころには俺の努力の甲斐あってか、束も普通に人と会話するようにはなった。
まだ俺以外の男子はちょっと怖いみたいだった。
そして高二のころ束に告白された。
「ねぇねぇ、いっくんが好きだから、付き合ってもらえないかな?」
「俺も束は好きだけど?買い物か何かか?」
「だーかーらーそうじゃないんだよいっくん。束さんは一君と結婚したいぐらい好きってことだよ?」
「は?今なんて言った?」
「ほんとにいっくんは鈍感だよ。ちゃんと聞いてってば」
「ああ、はっきりと頼む」
「束さんは、いっくんのことが、す・き・な・の!!ケッ・コ・ン・し・た・い・ぐ・ら・い!!」
「え?」
「こんなにはっきり言っても聞こえないの?いい?」
「いや何言ってるのかは聞こえた。えっとでも・・・・ええ!?」
「だからそういうことなの」
「ちょっ、なんで俺なんか??????」
「はあー、いっくんはほんとに鈍感なんだもん。いっくんは小さいころからずっと一緒にいいてくれたんだよ?私がどんな変なことしても一緒にいてくれたんだもん」
「そりゃ見てられなかったからな」
「そんなことするから好きになっちゃったんだよ」
「・・・・・・そうか。でも、俺はあの件が片付くまでは恋愛なんてできない」
「待ってるよ。その時まで」
「何年もかかると思うぞ」
「それでも待つよ」
「じゃあ片付くめどが立ったら返事するさ」
「分かったよ」
「それにしても俺そんなに鈍感か?」
「鈍感だよ。朴念神と言ってもいいね」
「なんか字が違うくないか?」
「あってるよ。これまでたくさんの女の子を泣かしたいっくんにはぴったりだよ」
「そこまでか?」
「そこまでだよ」
「以後気を付けるよ」
「みんなにも伝えておくよ」
それからは俺はよく告白された。
そのすべてを断った。
よく男子に突っかかられた。
高3の春。
中学のころから俺は束の研究を手伝ってきたが、ここ数年の研究の集大成が最近完成した。
インフィニットストラトス略してISだ。
その性能は自由自在に空を飛び、
宇宙空間での活動を目的としたマルチフォームスーツ。
デザインに関しては俺が束の指定した条件をもとにやったがとてもかっこいい代物になったと思う。
ただしこのIS今の技術をぶっ飛ばすような技術が盛りだくさんだ。
最大のブラックボックスであるISコアは束以外には作れない。
作ってるさまを見た俺が言うのだから間違いない。
確かにみているはずなのにそれがなんなのか理解できなかった。
それどころか気分が悪くなる始末。
あれは常人が見ればかなりきつい代物だ。
正直意味が分からなかった。
とにかくそんなISだが学会での発表は俺がほとんどやった。
束はああいう場で理路整然と話すのは苦手だ。
だからこそ助手の俺の出番だ。
結局はほとんど理解されなかった。
二号コアを用いた、量子化と展開も見せたのだが手品と思われたようだ。
しかし何人かは真剣に考えてくれたようだ。
帰り道、千冬と箒が最近千冬とけんかし篠ノ之道場に来るようになった数馬と一緒にいるのにあった。
千冬も箒も束ほどではないが難しい性格なので友達ができるか心配していたので良かった。
高校を卒業してから、俺はバイトをしながら相変わらず束を手伝っていた。
最近ではデュノアさんをはじめ何人かの方がISのことを考えてくれるようになった。
一番簡単に飛べることを証明したいのだが、パニックが起こるようなことは避けたかった。
そこで提案されたのが、中東での飛行実験。
中東の砂漠なら問題になることもないだろうという意見をいただいた。
そして夏のある日に実験を行うことになった。
実験の日。
砂漠で一号コアを組み込んだIS一号機・白騎士は飛んだ。
自由自在に飛ぶその姿に見ている人たちも心躍ったことだろう。
空は広い、でもこの翼があればどこまででも行ける、そう感じた。
ただし楽しい気分はそこまでだった。
クーデターがその国で起こったのだ。
このままでは俺たちも危ないだろう。
だがそれ以上に罪のない人が傷つくのが嫌だった。
束はその意思を汲んでくれた。
アピールになると思って作って量子変換しておいた刀をその場で改造してくれた。
実戦で使えるような代物に。
俺は戦場のあらゆる兵器を破壊した。
人は殺さずにだ。
しかしそれが原因でISは兵器として見られることになってしまった。
協力してくれたおやっさん方のおかげでIS委員会なるものを設立し、ISの軍事利用は表面上は禁止された。
しかし世界は大きく動いてしまった。
さらには新たな発見が俺たちを驚かした。
俺以外の男はISを使えなかったのだ。
理由はわかっていない。
束が配ったコアから生み出された第一世代ISで男性操縦者を探す実験が行われた。
一年ほどの時がたち一人の男性操縦者が見つかることでこの件は決着した。
男性もごくまれに使えるという結論に。
一方ISのスポーツ化も進められた。
こちらは第一回世界大会が行われスピード特化の白式と共に俺が優勝した。
ちなみに一度乗れるようになった場合はどのISにも乗ることはできるのだが、その親和性は最初の期待のようにはいかずせいぜい出てもCだった。
ちなみに俺は一番から五番までのコア以外ではCだった。
一番から五番まではSが出る。
ちなみに白式のコアはコアナンバー01だ。
つまり白騎士のだ。
しかし世界は厳しかった。
ISコアを作れるのは束だけだった。
このことが災いして束は世界中から狙われた。
結果束は失踪せざるを得なくなった。
これ以上続いていれば束は限界が来ただろう。
というか限界が来たので失踪した。
この結果篠ノ之家は一家離散となった。
なんとか日本政府と交渉して箒を預かることだけはできた。
そのまましばらくは平穏が保たれた。
そのあと千冬や数馬、箒の友達の明久が家の事情で引っ越すことになってしまった。
数馬と明久は俺に話を聞いた時から、ISにあこがれISのりになることを夢見ていたのでせめてもと日本の第2世代機・打鉄を生で見せてやったらひどく喜んでいた。
その冬
ISが世に出る前にお世話になった、デュノアさんが助けを求めてきた。
何でも政略結婚を親にさせられたが、その時の恋人と自分の間に娘がいるのだが、その元恋人がなくなり娘が天涯孤独になってしまったのだと。
本当は自分が引き取りたいのだが、奥さんが娘にひどい目に合わせるだろうことを話された。
俺はすぐさまその子を引き取ることにした。
その日は千冬たちはお泊り会をすると言っていたが数馬たちにはくぎを刺しておいたので大丈夫だろう。
千冬たちにも
「いいか千冬。俺はお前の兄であり父親代わりだ。だから男を好きになるのなら俺を安心させられるようないい男を見つけろよ」
と言って聞かせておいたからな。
そして第2回モンドグロッソ。
この大会ではシャルとフランツさんは会うことができただろう。
絶好調だった俺は決勝までコマを進めていた。
朝から変な胸騒ぎがしたが。
そんなときに箒から電話がかかってきた。
決勝前なのに千冬が席に帰ってこないと。
きっちりした性格の千冬が決勝前なのに席にいないのはおかしい。
胸騒ぎはこれのことだったのだろう。
俺は急いで、政府要人の控室に向かった。
ドアをノックすると立て込んでいるといった。
ビンゴだろう。
そこには代表候補生にして日本の対暗部用暗部の更識の簪もいたのだから。
裏付けを取った俺は大会そっちのけで誘拐された千冬の救出に向かった。
もう2度と家族は失いたくなかったから。
その後俺はドイツ軍と更識の助けを借りて千冬を救出した。
その借りを返すため一年間ドイツで教官を務めることになった。
さらに簪を鍛えるのを引き受け、一年間千冬たちを守ってもらった。
そこで教室についていたので足を止める。
今の男性操縦者はたったの6人。
今のISコアの数は700以下てところか。
それにしてもあいつら驚くだろう。
俺がIS学園の教師だとは言ってないからな。
しかし明久も数馬もたいした奴らだなんだかんだ言って男性操縦者になっているんだから。
さて今日から新学期だ。
気合入れていくか。
原作改変点ですが、
・一夏さんは束さんのことを理解しようと勉強したため頭がよく、助手もしていました。
・学会では一夏さんが発表を手伝ったのでわずかながら理解者がいました。
・白騎士事件は飛行実証中の中東で起こったクーデターを鎮圧したことです。
・男性操縦者はごくまれに見つかります。試験は定期的に行われています。
・束さんはコア作りをやめていません。一年に十二個の割合で送ってきます。現在は七百以下、六百五十以上といったところです。
・現在男性操縦者は六人です。
・すでに一夏さんによってシャルロットの問題は解決されています。
などがあります。
ヒロインアンケートですが、
数馬に
更識刀奈で二票 更識簪で三票 です。
明久には
ラウラで一票です。
ご意見・ご感想よろしくお願いします。