麻帆良学園の達人級《マスタークラス》   作:はぐりん

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第1話

ここは埼玉県某所の地下闘技場

 

 

「さあ、ついに始まるこの地下闘技場のメインマッチ!!現チャンピオン破壊神タイガーVSヌンチャクマスター劉!!」

 

いつものレフェリーの声が闘技場に鳴り響くとともに観客達のボルテージもMAXになった

 

 

 

 

「いけー破壊神!!」

「劉!破壊神をチャンピオンの座から引きずりおろせー!」

 

そんな観客達のヤジもどこか遠くに感じる

やはり強者との対戦前だと集中力も段違いだな・・・

ふいに対戦相手であるヌンチャクマスター劉が話しかけてきた

 

「ようやくアンタに挑戦できたぜ・・・。破壊神タイガー、アンタをぶっ殺してチャンピオンの座をいただこう!」

 

そんな劉の意気込みに俺は答えた

 

「おいおい、殺したら反則負けだぞ?」

 

「言葉のあやだバカ!」

 

「まあ、どうせ負けるんだから反則負けでも俺にぶっ飛ばされるのも一緒か」

 

「てめー、調子コキやがって!ぶっ殺す!」

 

 

 

武術の世界では強さのランクで3段階に分類されている

武術は始めたばかりの者はまず弟子級からスタートする

この弟子級でもピンキリがあり才能が無い者の中には弟子級上位で成長が止まる者もいる

その弟子級の殻を破った後には妙手という時がある

この妙手は一般的な才能を持つ武術家にとっては最高到達地点である

妙手の時点で世間で見れば人外の強さがありなかには気という特殊なものも使う奴がいる

さらにその妙手の殻を破った才能ある武術家がようやく到達するのが達人級(マスタークラス)である

達人級(マスタークラス)ともなれば一人で軍隊を相手にできるようになり気の扱い方も完璧にマスターできる

そしてその達人級(マスタークラス)のなかでも一握りの達人は特A級達人級(マスタークラス)と呼ばれる、俺もこの中の一人だ

特A級ともなれば達人級(マスタークラス)が束になっても適わなくなり文字通り天下無双になる

 

目の前の男はせいぜい達人級(マスタークラス)の中でも超幕下

いってしまえば達人のザコだ

だが、ザコといえども達人

世間一般的に見れば人外の化け物、強者であるのは間違えない。

 

レフェリーのルール確認が始まる

 

「では改めて地下闘技場のルールを説明しましょう!1VS1の時間無制限でどちらかが戦闘不能もしくはギブアップするまで戦い続けます!武器の使用の制限はありません!唯一殺しだけは勘弁!法治国家の日本で簡単に人が死なれたら困るんだよね!」

 

そりゃそうだ、いくら地下闘技場のデスマッチとはいえ本当に死なれたら後処理とかがめんどくさいだろうからな、できないこともないだろうが・・・。

 

 

 

「では本日のメインマッチ破壊神タイガーVSヌンチャクマスター劉レディーファイト!!」

 

 

ゴングがなった瞬間ヌンチャクマスター劉がヌンチャクを目にもとまらぬ速さでまわし始めた

 

「俺のヌンチャクを止めた奴はいねぇ、死ね破壊神!」

 

確かにそのヌンチャクを止めれる奴はそうはいないだろうな、だが

 

「おせぇな」

 

俺はすぐに瞬動で背後を取った

 

「な!?奴が消えた!?」

 

「背中ががら空きだぜ!」

 

相手の背中に狙いを定めた

 

「はぁー!崩拳!」

 

ドゴォと人間を殴る時にまず出ない音を出しながらヌンチャクマスター劉が吹き飛んでそのまま壁にめり込んだ

その時会場が静まり返った

 

「・・・、え~調べるまでも無く破壊神タイガーの勝利です!これで59勝無敗、誰かこの男を止めることはできるのか~!?」

 

 

やはり実践は鍛錬より技の確認ができるな

だが強くなりすぎてまともな勝負ができることが少なくなってきた

この力をもっといかすことはできるのか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よーし、今日の範囲は終わったな」

 

今日は麻帆良学園中等部2-Aで授業していた

「先生、まだ授業時間は10分ほど余っておりますが」

この2-Aのクラス委員長である雪広あやかだ

「つっても今日は皆まじめだったしあとは自習だな」

俺がそういったとき、報道部である朝倉和美が手を上げた

「はいはーい!じゃあこの自習は漆原先生の質問タイムでいいかなー?」

 

まだこの麻帆良学園に赴任してから2年目である俺のことをもっと知りたいのだろう、生徒に興味を持ってもらえるのは嬉しいな

そう思ってたらところどころから賛成の声があがった

 

「じゃあ質問がある人は手をあげてねー!」

朝倉がこの質問会を仕切る

本当にこういうの好きだな

 

「はいアル!」

「おっじゃあくーちゃん!」

 

 

普段授業では一切手をあげない古菲だがこういう時は積極的だな

 

「漆原先生は強いアルか?」

 

「また直球の質問だねぇくーちゃん、確かに先生ガタイいいけどなにかやってるの?」

 

また答えにくい質問だな、人類最強にかなり近いですなんて言えんしな

 

「そうだな昔空手と拳法をやってたぞ」

「拳法アルか!?じゃあこんど私と勝負するアル!」

「拙者も勝負してみたいでござるな」

 

長瀬も便乗してきたな・・・

 

「アホ、流石に生徒相手に手は出せんわ、それに女子中学生なんて俺の首が飛ぶわ」

 

「私気にしないアル!」

 

「拙者も気にしないでござる」

 

「お前らが気にしなくても世間一般は気にすんの」

 

「うう~、勝負したいアル~」

 

そういいながら一応だが身を引いてくれた

そういってたら明石から茶々を入れられる

 

「先生大丈夫だにゃ~、くーちゃんや楓さんに勝てる人なんかまずいないにゃ~」

明石がそういうと佐々木や和泉などから同意の声が上がる

 

「せやな~あの二人見たら先生だってそんなこと言えんで」

「そうだよ、くーへとか朝はいつも武術家の人たちをちぎっては投げちぎっては投げってしてるよ~!」

 

鳴滝姉妹からも声があがる

「楓姉だってすっごく強いよー!」

「先生じゃまず勝てないですー!」

 

「へぇ~そんな強いのかお前ら」

噂には聞いていたがそんなに強いのか

 

「強いアル!だから勝負するアル!」

「にんにん」

 

だが俺も武術家だ、弱いって思われたままだと尺だな・・・

ちょっと挑発するか

 

「だから、生徒に手は出せんって怪我させちゃうだろ?」

 

俺がそう言外に二人は相手にならないと言ったら案の定ムッとしたようで

 

「そういうことは戦ってから言うアル~!」

「そうでござるよ」

 

そんなことを言ってると終業のチャイムが鳴った

 

「お、よーし今日はここまでだなじゃあ雪広号令」

 

「ハイ、起立!礼!」

 

「「「ありがとうございました!!」」」

 

「待つアル!まだ話が終わってないアル!」

 

「ハッハッハ!じゃあな、精進しろよ格闘娘!」

俺は足早に教室を去った

 

今週も地下闘技場に行くことを決めながら

 




始めまして
初めて小説書いたので暖かい目で見てやってください
とりあえず古菲がメインヒロインの予定です
できれば続けて行きたいので応援よろしくお願いします!
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