死んだと思いきやご本人に提案されたので、憧れのウルトラマンになってみようと思います。 作:たかきやや
鹿が地面を踏み鳴らすと魔法陣が輝き、巨大な蔓が次々に地面を突き破り現れ、ショウト達に襲いかかる。
「よっ!と…」
「ははっ!遅いね!」
「焼ける焼ける!」
メイプルの大盾は正面からその蔓を受け止めて飲み込む。サリーは自慢の回避力で、唸りを上げて襲いかかる蔓を難なく躱す。ショウトは【魔法剣】で剣に火を纏わせ焼き切る。
メインの火力はメイプルの新月。メイプルがカウンターとばかりに毒で作られた竜を放つ。
それは蔓を飲み込み溶かし消し飛ばして鹿へと迫るが、毒竜は鹿の目の前で緑に輝く障壁に阻まれて消失した。
「えっ⁉︎」
「多分、あの魔法陣だよ!攻撃が通ってないよ!」
鹿は再度蔓を伸ばして攻撃してくる。それ自体は三人にとっては問題で無いのが救いといったところだろう。
しばらくそうして耐えていた三人だったが埒が明かないと思ったサリーが提案する。
「ちょっと観察に回るから、防御を受け持ってくれる?」
「分かった!…【挑発】!」
「了解!」
蔓の向かう先が明らかにメイプルに偏るが、メイプルに集中したところでショウトが焼き切る。その隙にサリーが実験に回る。
魔法で攻撃を重ね障壁を何度も出させているうちに、サリーはついにあることに気付いた。
「角の部分には攻撃が通るよ!…あと、障壁はあの林檎が維持してるっぽい!」
サリーが木の葉の中で煌めく林檎を指差す。障壁発動時には林檎がより赤く輝いていた。
「じゃあ…私に任せて!纏めて吹き飛ばすから!」
「了解」
「うん、お願い!」
メイプルが新月を突き出す。再び現れた毒竜は今回は障壁に阻まれることなく木の葉全てを飲み込み溶かした。
「【ウィンドカッター】!」
今度は障壁に阻まれることなく鹿に攻撃が通った。赤いダメージエフェクトが散る。
「よしっ!通った!」
「大技でいくよ!」
「いっけーーーー!」
大盾に浮かんでいた結晶がパリンパリンと音を立てて割れると共に新月から巨大な紫の魔法陣が展開される。それはしばらくして光を増し、三つ首の毒竜となって鹿に襲いかかった。
鹿の体が溶けて赤いエフェクトが絶え間なく溢れる。間違いなく致命的ダメージだった。
しかし、鹿の足元の緑の魔法陣が一際輝きその傷を癒す。HPバーを三割まで回復すると毒の状態異常を取り除いて魔法陣はその役目を終え、薄れて消えていった。
「粘るな………」
「さっきのってまだ撃てる!?」
「いけるけど、ちょっと時間かかる!」
相談するのを鹿が待ってくれる筈も無く、行動パターンの変わった鹿が風の刃とさらに太くなった蔓で攻撃してくる。
さらに
「っ!」
「うううわぁあああっ!」
「チィ!」
地面が急に隆起して足元から三人を攻撃してくる。サリーはそれを敏感に察知して躱したがメイプルとショウトは空中に弾き上げられた。
ノーダメージではあったが、メイプルは地面に叩きつけられると、【スタン】の状態異常を受けて倒れたままだ。本来なら生存は絶望的だがその後、風の刃を受けてもHPバーが減っていないのを見るに起き上がるまで耐えられるだろう。
だが、メイプルのスキル発動も大幅に遅れることとなることは確かだ。
ショウトは【空力】を使い空中で受け身をとったので【スタン】にはならなかった。【HP】も余裕がある
「さて………俺達で片付けるか」
「そうね」
二人は駆け出し、攻撃の隙間をぬって確実に鹿の足元に近づくとサリーは【跳躍Ⅰ】で、俺は【空力】で鹿の目の前まで飛び上がる。
鹿の目の前まで飛び上がる。そこは風の刃の止まない戦場で唯一静かな安全地帯。
「ここが安地なのは分かってるんだよ?…【ダブルスラッシュ】【パワーアタック】!」
「しっかり食らってきな【魔法剣・風光】」
サリーは体を回転させて両手のダガーでの四連撃と額から首筋にかけてを切り裂く二連撃を、ショウトは風を纏った剣と光の剣身を現したゼットライザーで連続攻撃を放つ。
二人の連続攻撃がついにHPバーを削り取ったその時。
「んんっ……そ、そうだ!戦わないと…」
メイプルがようやく起き上がり鹿を見据えた。
とはいえ、目の前で光となって爆散する鹿を見届けることしか出来なかったが。
「ええええええええっ⁉︎」
「あれ?起きた?」
「寝てる間に二人で終わらせちゃった」
サリーが戻ってきてそう言う。
メイプルにとってはなんとなく腑に落ちないダンジョン攻略となってしまったが、仕方ない
とにもかくにも、三人は二階層進出の権利を手にしたのだった。
Z「出番が殆ど無いですぞ!」
唱人のテイムモンスター誰がいい?
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セブンガー(の怪獣娘)
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ウインダム(の怪獣娘)
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キングジョー(の怪獣娘)
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(バトルナイザー使って)全員