死んだと思いきやご本人に提案されたので、憧れのウルトラマンになってみようと思います。 作:たかきやや
光になって消えて行く赤いアイツを見つめながら、Zは変身を解いて 元の姿に戻る。
「………」
ウルトラマンのメダルを手に取り、見つめるショウト。
するとソコへ、ラストアタックを決めたミィが話しかける
「おい、確か名は……ショウトだったな」
「貴女は………エンテイ………」
「ミィだ。後、『炎帝』だ◯ケモンの名前見たく呼ぶな」
ミィはジト目で呼び方の訂正を求める。
「おっと、すまない。窮地を救って頂いた恩人なのに礼を欠いでいた」
「いや、助けられたのはコッチだ。お前が来なかったら私達は全滅していた」
「なぁに、礼には及ばないよ。俺がここに来たのはピグモンを助ける為だし」
「ピグモン…………?」
ショウトとミィが話していると、テクテクと小さな怪獣が歩み寄って来る。
「あ、ピ~グモン!」
ピグモンに気付いたショウトは足を曲げ、その頭を撫でる。
「なるほど。ピグモンとはそいつの事だったのか」
「ああ、友好珍獣ピグモン。これでもウルトラマンを助けたこともある優しくて勇気のある怪獣だ。大丈夫だったか?」
「キュ!キュキュ!キュキュキュッキュ?キュキュ?」
「え?ああ、俺の手の心配をしてくれてるのか?安心しろ。俺は強いから」
ショウトはレッドナイフで貫かれた手をグッパグッパしながら答える。
正直なところ、綺麗に穴が空いている上にズキズキとした痛みもあるため、普通にダイジョばない状態である。
─にしても、手ーめちゃくちゃ痛いなーしかもゲームで穴が空く上に血が出るって割りと凝ったボスだったな─
そうこう考えてるとピグモンはどこからともなく二枚のイベントメダルを取り出し、ショウトに差し出す。
「これは………俺にくれるのか?」
「キュキュ!」
ピグモンはそう頷く。ショウトはそれを肯定として捉えるが、彼は首を横に振った。
「ありがとう。でも、今回キミを助けようとしてくれたのはあの人達だから、そのメダルは受け取れ無いよ」
「いいのか?今回頑張ったのはお前なのに………」
「ああ。さっきも言った俺が助けに来た理由はピグモンを助ける為だったから別にメダルを横取りしに来た訳じゃないし」
ショウトは「何より」続けて言い放つ
「最終的に赤いアイツを倒したのはミィさんだ。だからこれはお前が貰ってくれ」
「そうか………なら、お前に渡したそのメダルはそのままお前が持っていてくれ。私が持っていても意味が無い物だが貴様なら使えるのだろう?それに助けられた側として最低限の礼として受け取って貰いたい」
ミィがそう提案する。ショウトにとってはとても大助かりであり、今の所ウルトラメダルを使えるのはショウトだけである。
─正直、ここであの時の恨みを晴らしたいけど、助けられた上にみんなが周りにいるからな………ソレにわざわざ必要なアイテムを知らない相手に投げつける様な奴では無いし─
「それじゃあお言葉に甘えていただくよ。ありがとう」
とミィが考え事している間にメダルを仕舞い、お礼を言う
「礼には及ばぬ。むしろこっちが礼を言うべき所だからな」
「そっか。それじゃあ最後に………」
とショウトはピグモンの方に向い、パネルを開き
「ピグモン、思い出に1枚いい?」
「キュキュ?キュ!」
記念撮影タイムに入る
「あ、炎帝の皆さんも!」
「いや、私達は………」
「せっかくなんですからご一緒に!」
ミィは断ろうとしたが、少年の穢れなき純粋な目で訴えられたら断る事も出来ず。そのままピグモンを中心に集まり
「はい!チーズ」
こうして、炎帝とピグモンとウルオタのスペシャルショットが誕生したのだった
唱人のテイムモンスター誰がいい?
-
セブンガー(の怪獣娘)
-
ウインダム(の怪獣娘)
-
キングジョー(の怪獣娘)
-
(バトルナイザー使って)全員