私達は双子のティアとティペ。王都襲撃で親を失った。私達は許さない、両親を殺したアルヴァラ教徒を、守るべき国民を国土を守れなかった王政を…。
命からがら逃げ出し、王都近隣の村までたどり着いた。幸い魔術が得意だった私達は、その村の長の厚意で、傭兵として雇って貰えた。
村の人達はみんな優しかった。でもある日、またアルヴァラ教徒が奪いに来た。
私達はあいつを許さない。私達はあいつを逃さない。私達はあいつを……す、ろす、コロス!、殺す!
「ティペ、あそこの集団を見て。」
「あのローブ、アルヴァラ教徒。でもあいつはいない。」
「1番憎いのはあいつだけど、アルヴァラ教徒である以上、殺すのは同じ。広範囲の高火力魔術で奇襲をかけて生き残ったやつは近づいて殺す。いい?ティペ。」
「わかった、おねーちゃん。」
2人の横に、なっていた木の葉っぱが落ちたのを合図に、詠唱を開始、一斉に放つ。ティアの炎、ティペの氷がアルヴァラ教徒を穿つ。
激しい攻撃でたった土ぼこりが晴れるのを待った。
どうやら生き残りはいないようだ。
「「やったね。」」
そんな喜びも束の間、ッ!
ティアはかろうじて左に避けかすり傷ですんだが何処からか攻撃された。
「避けやがったか。俺の同士をあれだけ殺しておきながら!自分の命が恋しいか!そりゃそうだよな!それはこいつらだって同じだった!」
こいつ、どこから現れた?!
「おねーちゃん、こいつ…今までの奴らとは根本的に違う。」
「うん、そうだね。でもこの状況で生き残る為にはこいつを…殺す!」
「人の話聞いてる?…まぁいい。俺の名前はダイ・ロークン。アルヴァラ教第三位階信徒だ。」
第三位階?!なんでそんな奴がここに、この前生け捕りにした信徒の情報では町や村を潰しに行ってるって、
まさか今の集団はそこへむか…!
ダイの攻撃がまた飛んで来た。ダイは自分の身を風と化し相手を切るようだ。
ティア、ティペ共に致命傷は避けるが確実に切られていった。
このままじゃなぶり殺される…。どうしたら…。そうだ!
「おねーちゃん!あれを使おう!」
「?! ほんとに?あれは…いや、そんな事言ってる場合じゃないか。分かった。」
「行くよ!おねーちゃん!!」
「「命の神アミナスよ、その御魂で我らに、彼の者のを討ち滅ぼす力を与えたまえ。キャリバーリストレーション!!」」
2人の体が視界が真っ白になるほどに光り出した。光がおさまった。ダイが2人を見ると、そこには1人の少女が立っていた。
その少女は前に両手をかざし、
「「ヴァルケーノコキュートス!!!!」」
すると、真っ黒な雲が現れ、それを裂くように隕石が落ちてきた。
一方、地面一帯は氷に包まれ氷柱がダイの自由を奪った。
「何だこの技は?!」