楓&理沙依存&実績『翌檜』解除RTA 作:チルドレン
はい、よーいスタート。
早速ランダム要素を引かなきゃいけないRPG、はーじまーるよー!
という訳で早速イベントのお時間です。
今日は楓ちゃんと理沙ちゃんが同時に登場するスチルがあるんですが、これランダムなんですよね。
発生しやすい時間帯はありますが、確定で発生しないイベントなので此処はお祈りしましょう(五敗)
「…おはよう…」
-楓が眠そうな表情で微笑みながら挨拶をする。▽
-何時も早寝早起きをしている彼女が眠そうにしているのは少しだけ驚いたが、理沙が言っていた事から察するにゲームをしていたのだろう。▽
-ゲームに熱中するとは思わなかったので不思議に思ったが、まぁ楓には楓なりのはまった理由があるのだろうと考えた。▽
「…眠いの?」
「ちょ、ちょっとだけ……」
「……ゲーム?」
「ふぇ!?な、なんでわかったの!?」
「…私も同じゲームをりっちゃんから押し付けられたから」
「えぇ…まぁでも押し付けないと翌檜ちゃんはしなさそうだもんね」
早速失礼だなこいつ。ゲームしない真面目人間だと思っているのか?その通りです。(設定上は)
「…ね、ねぇねぇ」
「何?」
「今日学校が終わったら一緒にゲームしない?」
「しない」
「…そんなぁ…なんで?私の事嫌い?」
「…意地悪で言ったんじゃなくて、私速度特化にしてるから。追いつけないでしょ?」
一般人でも追いつけないし、そもそもカバームーブでも追いつけない速度なんだから本当に無理です。
さっさと諦めて貰いましょう。まだ一緒に組んでも旨味がありません。
…好感度が上がるメリットはありますけど、仮に好感度が上がった所で上げ過ぎたらリセットですからね。
取り敢えず今は適当に返事をして好感度の現状維持を目指しましょう。
「…そっか…翌檜ちゃんも同じなんだ…えへへ…」
「……何?」
「ううん!何でもないよ!」
「…そう?なら良いけど」
-少しだけ嬉しそうに微笑んだ楓を見て、私は首を傾げる。▽
同じ極振りだから嬉しいんじゃないんですかね?(適当)
取り敢えずAGI特化という事を伝えておきながら、一歩下がって理沙の何時ものスペースを空けておきましょう。
「…ぁ…」
「何」
「…その、もう少し一緒におはな…」
-楓が何か喋りそうな瞬間、私の後ろから走る音が聞こえる。▽
此処で理沙から逃げる様に動きましょう。
先ず初めに足を止めずに右側に移動し、楓ちゃんと一直線になるように動きます。
そしてそれと同時に理沙ちゃんが主人公ちゃんの方に走るのと同時に…
「おっはよう!」
「ふぇっ?!」
そのまま避けて楓ちゃんにぶつけます。
という事で一つ目のスチル、“仲良し二人組”獲得です。
「…あれ?」
「ど、どうして私にぶつかってくるのぉ…」
「まさかそう動くとは…でもあの動きは回避に使えそうだなぁ…」
「勢いよくぶつかるのは危ないよ。理沙」
「……む」
「…りっちゃん」
二人がくっついているのを見ながら、足を後ろに運びます。
此処でコンビニがあるのがミソです。
「あっ、コンビニ行くのは…えっと…」
「今から寄ってたら遅刻しちゃうよ?ご飯なら私が分けるから…ね?」
-そう言って二人が両手を掴んで走り始める。▽
はいスチル二枚目。“私達が引っ張ってあげる”ですね。
本来ならエモいイベントになるのですが、コンビニのある所で後ろに移動すると取れる不具合があります。
一応バグのご報告はしましたが今回は修正前なので遠慮なく使わせて頂きました。
現在は修正されたので再送する時は別の手段で入手したいですね。
-私としては其処までコンビニに行きたい理由も無いので別良かったのだが…▽
-結構引っ張る力が強いと、私は苦笑しながら二人に着いていった。▽
「それで?ゲームは始めたの?」
「うん!えっと昨日は……」
「……そんな事になってるの?」
「そうだよ?」
「…じゃあなっちゃんは?」
此処は適当に誤魔化しておきましょう。
同じ極振りとか言うと理沙ちゃんが凄い目で見てくるので。
「私は別に普通」
「…そうなの?」
「えっとね。私と同じなんだけど速度に特化してるらしいよ?」
「……まさかね」
此処は曖昧に微笑んでおきます。
因みに此処で極振りとかいうと理沙ちゃんも極振りをしようとして失敗して病む可能性が本当に高いので止めましょう。
何度極度の集中を使って廃人になったか……正直覚えてないですね。
「…でもそっか。二人共もう始めているんだ」
「あ…その。ごめんね?」
「良いよ良いよ!寧ろプレイヤースキルは私の方が高いんだから!」
「…ぷれいやー、すきる?」
「其処からなんだぁ……まぁいいや。ゲーム話のついでに色々教えてあげる」
-そう言いながら理沙は色々私達に教えてくれた。▽
-・・・▽
-ゲームについて少しだけ賢くなれた!▽
それでは場面をスキップしてゲームまで進みましょうか。
今日の予定だと勉強イベントやランダムイベントは発生しないので、学校フェイズをスキップして家に帰ります。
-今日はどうしようかな?
→寄り道せずに帰る。
寄り道して帰る。
寄り道せずに帰ります。
因みに寄り道すると放課後イベントが発生する可能性もあるのでもし気になった兄貴は自分で確かめてみましょう。
時々楓ちゃんと理沙ちゃんが一緒に歩いているのとか見れますよ?
まぁ今日は何もせずに帰るんですけどね初見さん。
因みに寄り道せずに帰った後は玄関に強制テレポートされますので靴を脱ぐ準備だけしましょう。
…はい大丈夫ですね。
偶に強制イベントの所為で帰れなかったりしますが、今回は大丈夫だったようです。
まぁRTAなんでそんなガバ運発揮する事は…ナオキです。
それでは早速レベル上げを始めましょう。
今回はメイプルちゃんになるべく合わない様に、メイプルちゃんが逆立ちしてもいけなさそうな場所に行ってレベル上げを…
「君、少し良いかい?」
あ、合わない様に…
「最近噂されている女の子が居るって聞いたんだけど…君で間違いないよね?」
多分違うと思うんですけど(震え声)
…はい。レベルが上がり過ぎた事による弊害その一、ペイン君ですね。
彼はプレイヤーが強くなりすぎると持ち前の実力を試すべく挑戦しに来ます。
「…貴方は?」
「僕?…えっと、ペインって言うんだけど…」
「そう。私は翌檜」
「よろしくね。翌檜ちゃん」
「…それで、決闘?」
-その言葉に彼は小さく頷いた。▽
-どうやら彼は本気の様だ。私は別にどっちでも良いのだが…▽
→受ける。
受けない。
此処は別にどちらでも良いです。
唯此処で目立った事によってアップデートで修正を受けれます。
それによって計算式が変わって音速が4から1に下がるのですが…まぁ結局変わらないので大丈夫です。
「ありがとう!今回は胸を借りる気で挑ませて貰うよ」
「別に。私も負けるかもしれないから」
「でも負ける気は無いんだろう?」
-その言葉に頷きながら、私は決闘を了承する。▽
-それと同時に視界が光に包まれ…私は何時の間にかコロッセオに立っていた▽
確かメイプルちゃんは街に居た気がするので、出会いを避ける為にも決闘には挑みましょう。
…と言っても此処まで上がるとは思いませんでした。
本来ならペインと決闘するのはイベント直前だったんですよね。画面の中の私がオリチャーやったからですかね?
まぁ何処で戦っても…
「何処からでも」
「…行きます」
変わらないんですけどね。面倒なので打ち合いではなく体力を全部削ります。
因みに出す速度はかなり抑えましょう。じゃないとイベントでマークされて最終的に良い成績を叩きだせないので。
取り敢えず最初は踏み込みだけに全力を入れ、直線を走って三回斬り付けます。
「っ!?」
内一回は弾かれますが、その瞬間だけSTRに全部振り分けてノックバックを発動させます。
「…一体どんなステータスしてるんだい?」
「言ったら駄目って友達が言ってた」
「……そうだね。それは僕が悪かった」
少しだけ諦めた様に言われたらチャンス。
取り敢えず速度を限界まで出して後ろに回ってから10回斬り付けましょう。
これでマッハを計算値に入れたらどうなるかが運営に伝わったので、次のアップデートまでには絶対に修正されるでしょう。
「随分と速いんだね…」
「そう。私は速度に特化してるから」
「…どうしてだい?STRに振らなきゃ、敵を倒すのに時間が掛かるだろう?」
此処は私のロールプレイの見せ所さん!?ですね。
因みに本人はなんて答えたかも覚えていません。どうせ何時も適当に答えてますからね。
「…速ければそれだけ周りの仲間を助けに行ける。倒すのだって、平気」
「…確かに攻撃力も結構あったけど…それでも…」
「……あと一秒早ければって経験、貴方はある?」
私にはあります。(自問自答)
自己ベスト更新したと思ったら一秒越えてた時の絶望感とか、本当に辛いんですよね。
「私はある。何度も何度も何度も何度も挑戦しても、越えられない高い壁。どれだけ力を出し尽くしても、届かない壁」
「……」
「だから、速くならないといけない。速度さえあれば、何も怖くないから」
ん?こんな事喋りましたっけ?まぁ動画に載ってるって事は喋ってるんでしょうね。
まぁ唯の速度特化であればそういう不安もあるんですが…この装備なら大丈夫なんですよね。
「…君は…」
「決闘は終わった。もう帰るね」
-そう言って私はゆっくりと去っていった。▽
さて時間も潰せましたし適当にレベル上げをしましょう。
…今の時間帯だと多分メイプルちゃんは瞑想している筈なので、適正レベルのレベル上げと…必要スキルを習得しておきましょう。
取り敢えずこれからやる事は音速で分身を作る事ですね。因みにこの分身はアップデート後には習得不可になるのでこの時点で取らないとリセットです。(三敗)
後は剣の舞を習得するためにダメージを受けてもリセットです。なんで決闘したんですかねぇ?
「…」
-スキル【多速分身】を習得しました。
はい。
効果は一定速度のまま三時間反復横跳びをする事です。
…因みに一定速度というのは約マッハ2、つまりアップデート後は取れない様になっています。
後は片手剣の心得Ⅴ等の全員が持っているスキルの入手をしましょう。
明日明後日はお休みなので徹夜しても特に怒られません。というよりこの主人公に対して怒る存在は居ません。
-スキル【麻痺無効】を習得しました。
-スキル【片手剣の心得Ⅴ】を習得しました。
-スキル【片手盾の心得Ⅴ】を習得しました。
-スキル【毒無効】を習得しました。
-スキル【体捌き】を習得しました。
-スキル【攻撃逸らし】を習得しました。
はい。
因みに【麻痺無効】と【毒無効】の二つは本来ダメージを受けないと取れませんが、とあるバグを使うとダメージを受けずにこの二つを取る事が出来ます。
…それが…
-スキル【自分喰らい】を習得しました。
-スキル【発狂無効】を習得しました。
-スキル【恐怖無効】を習得しました。
はい、自分を喰らう事です。
HPドレインの技は自分に対して使うとダメージを受けないんですね。
勿論バグですからのちに修正されますが、それを知らない振りしてる現状では使いまくって良いでしょう。
【発狂無効】は【毒無効】と【麻痺無効】を両方集めて統合されるのですが、先に【発狂無効】を取っておくことによって二つを取れるんですね。
因みに自分を食べまくっても【悪食】は取れません。
所でこれを見ている運営達は吐いているらしいですね。可哀想に(嘲笑)
-クエスト【円卓への挑戦Ⅲ】を受注しました。
という事で次は【円卓の王Ⅰ】と【孤独の剣Ⅰ】の強化を行います。
このスキルは百鬼夜行と同じように何度も何度も挑めば強化が出来るんですね。
…まぁ、挑戦する度に難易度がどんどん上がるんですけど。
-【円卓の王Ⅲ】と【孤独の剣Ⅲ】を習得しました。
はい。
一応最初から【円卓への挑戦Ⅴ】に挑戦できる事も出来ますが…残念ながらクリアは出来ません。
一応ダメージは通るんですが、自動回復によって相殺されてしまいます。
因みに【円卓への挑戦Ⅲ】の場合は31時間掛ければクリア出来ます。
「…はぁ…はぁ……ぅ…ぁ……」
RTA中の私が謎の頭痛に悲鳴を上げそうになっていますが続行します。
何処かの兄貴の様に短いRTAなら兎も角、ストーリーモードのRTAは何処かで寝ないと死ぬ可能性もあるので、もしやる兄貴が居ましたら気を付けて下さいね。
と言った所で次回はサリーちゃんがゲームに現れる所からスタートです。
イベント?…みたけりゃ見せてやるよ!
---------------------------
「…イベント。バトルロワイアル?」
「お嬢ちゃん。その様子だとバトルロワイアルは初めてなのかい?」
「うん。というかゲームも初めて」
「そうかそうか…」
お兄さんが嬉しそうに微笑みながら、バトルロワイアルの説明をしてくれた。
…まぁ実際は何万回も聞いているので知っては居るのだが、こういう地道な所で評価を得ないとのちに大変な事になるのだ。
……何敗したかは想像にお任せしてもらおう。
「それでは、第一回イベント!バトルロワイヤルを開始します!」
「……ぇぇ……ぉぉー」
それと同時にあちこちから歓声が聞こえ、私もそれにあやかって小さく声を出した。
「それでは、もう一度改めてルールを説明します!制限時間は三時間。ステージは新たに作られたイベント専用マップです!
倒したプレイヤーの数と倒された回数、それに被ダメージと与ダメージ。この四つの項目からポイントを算出し、順位を出します!さらに上位十名には記念品が贈られます!頑張って下さい!」
「あーあー。俺が説明した事全部説明されちった」
「…ううん。助かった」
「そうかい。そりゃ良かったよ」
「じゃあ出会ったら一試合宜しくね」
「…止めておく。お前は何処か怖そうだ」
その言葉と同時に私達の周りに光が現れ…次の瞬間…
「…」
私は森の中に居た。…周囲に人影はない。
と言っても此処で棒立ちしていれば数分で人が寄ってくるだろう。
「…するか」
足に力を入れて、周囲の人間を斬り付ける。
…そこら辺に居る敵は10回くらい斬れば殺せるだろう。
取り敢えず手始めに音速まで速度を上げ、適当な人間を斬り付けて全員をスコアに変えた。
「……ふぅ」
メイプルが居る位置は変わって無ければ廃墟だろう。
この森から廃墟はかなり近いし、今から全力で離れて荒地に移動しよう。
このままだとメイプルのヒドラに巻き込まれて死んでしまうしね。
「……でも、お話したかったな…メイプルとお話出来るの、楽しみなんだよなぁ…」
小さく口を窄めながら、私は周囲の人間を細切れにしていく。
…目指せペイン超えだ。
いや別に超えなくても良いんだけど。
「…ひっ…」
悲鳴を無視しながら、私は彼らを斬り殺す。
…そして其処から別の女性が見えたので彼女を斬り殺そうとして…
「っ?!」
「…っ!」
…やばいネームドキャラだ。確か名前はミィさんだった気がする。
殺したら駄目だっけ?大丈夫だっけ?覚えてないけど何か殺したら大変な気がする。
「…っ!ば、【爆炎】!?」
考え事をしてたらミィさんが魔法を放ってきた。
取り敢えずそれを回避しながら、私はゆっくりと息を吐いた。
「う…嘘…!?」
「……えっと。戦う気はないって言ったら…」
「【噴火】!」
駄目みたいだ。
取り敢えず全力で回避行動を取り続けながら、視界から外れた瞬間に音速で逃げよう。
「…っ!」
漁夫狙いは速攻で潰し、最後の一撃を入れる状態でミィさんの目の前に放り投げる。
…それに一瞬目を向けて燃やしたのを見てから、私はその場を離れた。
「まっ…クソっ…」
最後にその一言を聞いてから、私は漁夫で来た彼らを叩き斬りながら更に奥に向かっていく。
…小さく息を吐き、漁夫を全て叩き斬ったのにも関わらず…時間は其処まで経っていなかった。
「…ぅ…」
頭痛に耐えながらも、私は一気にとある人間の下へ向かう。
…近接に対して恐怖を植え付けないといけない人間が一人だけ居るので、そいつに対して攻撃を仕掛けないといけないのだ。
「…来たね。私だって戦えるって事、見せつけて…」
先ず初めに、彼女を三回斬り付けて傷を作る。
…これをする理由は単純に痛みに慣れさせないためだ。
確かに傷自体は治るかもしれないが、心の傷までは治らない筈だ。
「……えっ?」
呆けている間に片腕を斬って杖を落とす。
…悲鳴が聞こえるが無視だ。彼女には多重転移をさせないくらいには弱って貰わないと困る。
「た【多重…】」
それを使わせる訳には行けないので全部潰す。
取り敢えず喉を拳で殴って詠唱をキャンセルさせつつ、そのまま一気に進み過ぎる。
…一応運営も制御出来るとは思っていないだろうし、これくらいなら遅延行為や粘着行為と思われずにトラウマを追加する事も出来る。
「ヒッ…も、もうやめ…こうさ、降参するから…」
「……?」
-フレデリカにトラウマ【笑顔】が付与されました。
「…ぃゃ……ぁぁぁぁっぁぁ?!」
さて発狂したので殺そう。
胸を一突きして、これで終わり。後は【集う聖剣】が回収してくれるので私は気にせずに笑って相手すれば良い。
悲しいけどこれ、RTAなのよね。因みにレギュレーションにトラウマの二つ以上付与禁止が無ければ更に虐めて増やしてました。
「……大丈夫かな?」
…取り敢えず大丈夫かどうかの質問だけしながら小さく歩き始める。
さっきのアレでかなり時間を使ってしまったがどうだろうか?
「現在の一位はペインさん二位はドレッドさん三位はメイプルさんです!これから一時間上位三名を倒した際、得点の三割が譲渡されます!三人の位置はマップに表示されています!それでは最後まで頑張って下さい!」
残念ながら駄目みたいだ。
…という事で最終手段としてペインを殺しに行こう。
あの時の試合を考えればまだ無傷で倒せるくらいだろう。
という事でマップを確認して、ペインに向かってる奴等を全員殺してからペインの下へ向かう。
「……君は、あの時……の…?」
「お休みペイン」
はい。
マッハ4と【孤独の剣Ⅲ】のバフを使えば速攻で彼は沈むからね。
ドレッド君は別に倒さなくても良いし、後はメイプルの下に向かって走るだけだ。
取り敢えず廃墟は3つくらいあるので足を使って三つ全部回る。
「…【パラライズシャウト】を確認できたし…うん。此処で間違いなさそう」
そのまま一気にメイプルの傍に向かって走りだす。
…私の足音に警戒していたメイプルだったが、私の姿を見て小さく瞬きをした後に…周囲に視線を動かしてからゆっくりと呟いた。
「……翌檜…ちゃん?」
「うん」
「…私と、戦いに来たの?」
「ううん」
「そ、そっか……良かった…」
「…戦う理由なんて無い」
「えっと…ほら、私三位なんだよ?」
「一位倒したから別に」
その言葉を聞いて驚いた様な表情を浮かべるメイプルを見て、私は少しだけ意地悪そうに微笑む。
「だから、ポイントはもう別に良い。唯メイプルって名前だから知り合いかなって思っただけ」
「そ、そっか…」
「……何?」
「ううん………相変わらず、眼中にないんだなぁ…」
その言葉を聞こえないふりをしながら、私達は空を見つめて時間を唯待つ。
…一位が死んだ事によって二位のドレッドが狙われている筈だし、メイプルはもっと狙われるだろう。
取り敢えず護衛序でにスコアを貰おうと思い此処に来たが…
「…行くぞ!」
それは正解だったらしい。
取り敢えずメイプルちゃんが気付かない様にマッハで動く分身を出して相手を殲滅させる。
「終了!結果、一部一位から三位の順位変動がありました。それではこれから表彰式に移ります!」
「じゃあ私はこれで。表彰式頑張ってね」
「へ?あ、うん」
そう言いながら私はログアウトボタンを押し、そのままゆっくりと現実に帰ってきた。
…相も変わらず常温のエナドリを飲んでから倒れる様にベッドに横になって…そしてそのまま自分のヘッドギアを外して珈琲を飲む。
「………」
焦点が定まらないが、まだ舞える。
メンテの時は何もしない数時間があるのでその時に寝れば良い。
そんな事を考えながら私はもう一度ヘッドギアを点け……次のチャート分岐を思い出しながら作業を再開し始めた。
この後会社で読むので失踪します。