「幻想剣記」は剣刃編までのカードを中心に、アニメ的な展開を重視していましたが、こっちは最新弾までのカードでガチ思考のバトルを描ければいいなと思っています。
ただ、「幻想剣記」のように、コンスタントにバトルパートを入れる訳では無く、あくまで「放課後バトスピ部の日常」と言うテイストでやって行こうと思っています。
それでは「放課後バトスピ部」
ゲートオープン、界放!です!
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---教室---
教師「それじゃぁ、今日から部活の本入部が始まる。各自入部届けを持って自分の入部希望の部活の部室へ行くように。」
教師「では、起立、礼。」
担任の教師が出て行き、たちまち騒がしくなる教室を後目に俺、立花拓斗は教室を出た。
拓斗「えっと.....確か旧校舎の2階だったっけか.....。」
なんでまたそんな辺鄙ななところにあるのか、と言う疑問は置いていき、先日入学したばかりのこの学校の地図を見ながら俺は旧校舎へと向かう。
拓斗「いや、結構遠くね.......?」
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---旧校舎---
旧校舎の2階の隅、存在を知らなければ誰も寄り付かないであろう場所にその部室はあった。
拓斗「ここか.....。」
『放課後バトスピ部』
元は別の教室の名前が書かれていたはずのプレートには紙が貼り付けられており、そう書かれてあった。
ノックをし、返事があったのを確認して扉を開ける。
「いらっしゃーい!」
開口一番声をあげた女子生徒と、
「よく来てくれた。」
やや大柄な男子生徒が出迎えてくれた。
拓斗「えっと.....入部希望者なんですが....。」
「やったぁぁぁ!!!」
拓斗 「!?」
「去年は新入部員いなかったから不安だったのよー!でも良かったー!」
俺が入部希望と言った瞬間、その女子生徒が叫び声をあげた。
「おい、華村。彼が戸惑ってるだろう。そこら辺にしておけ。」
大柄な男子生徒がやけにテンションの高い女子生徒をたしなめる。
「むぅ....豪は冷めてるなぁ....。せっかく2人も入部希望者が来たんだからもっと喜んでもいいと思うけど。」
「俺だって嬉しいが、お前はいちいち反応がオーバーなんだよ。」
完全に置いてけぼりにされた俺が2人の会話を聞いていると、ふと違和感を感じた。
拓斗「2人って...他に誰か来たんですか?」
『え?』
2人が怪訝な顔をする。俺なんか変な事言ったかな......?
「他にも何も今君の後ろにいるじゃない。」
拓斗「え?」
言われて振り返るとそこにはいつの間にいたのか背の低い、色の白い少女が音もなく立っていた。
拓斗「うわぁぁ!?」
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数分後、落ち着いた俺と2人の先輩、そして例の女子生徒は部室の中で座っていた。
「取り敢えず自己紹介をしよう!学年、クラス、名前とメインで使うデッキね!」
そして他の3人が頷いたのをみてその先輩は立ち上がった。
「私は華村 五月!クラスは3年3組で、メインデッキは遊精!1年2人、よろしく!」
次にもう1人の大柄な男子生徒が立つ。
「俺は大和 豪。クラスはコイツと同じ3-3だ。使うデッキは武竜・機巧。」
拓斗「武竜・機巧.......。」
豪「む、どうかしたか?」
拓斗「いえ、なんでもないです。それよりも次は俺ですかね。」
2人の先輩が頷くのを見て、俺も立ち上がり自己紹介をする。
拓斗「1年4組、立花拓斗です。デッキは俺も武竜・機巧を使ってます。」
五月「へぇー!それじゃ、そのうち武竜・機巧ミラーとかが見られるのかな!」
拓斗「かもですね。」
ようやく慣れてきた華村先輩のテンションを受け流しつつ、最後の1人へ視線を送る。と言うかこの人ずっとこのノリなの疲れないか......。
豪「大丈夫だ立花。コイツのテンションには3ヶ月もすれば慣れる。」
俺の気持ちを察してか大和先輩が声をかけてくれる。確かにこの2人の付き合いは長そうだし、相手が面食らう場面も多かったんだろう........。
五月「ちょっと豪、どーゆー意味よ。」
華村先輩が不満そうな声をあげる。
豪「いつもの事だろう。お前はもう少し落ち着きを知れ。」
五月「別にいいじゃないの!大体豪だって.....」
言い合いを初める2人の前で、自己紹介をするタイミングを失った彼女が微妙な表情をしている。
拓斗「あの....先輩。彼女の自己紹介がまだです。」
『あ』
この2人は天然なのかなんなのか......。思わず苦笑する俺の前で、彼女は立ち上がり話し始めた。
「1年2組.....黒木 蓮です。超星デッキを使っています.....。この白い肌と髪は生まれつきです.....。」
鈴のような綺麗な声だった。決して大きく無いのに不思議とよく通る。そしてもう1つ俺が驚いたのがそのデッキだ。線が細く、消えてしまいそうな見た目に反してなかなか強烈なデッキを使うものだ.......。
否が応でもワクワクしてくる。この少女とバトルしたい.....!
拓斗「なぁ君.....」
五月「超星かぁー!いいわね!せっかくだし蓮ちゃん、私とバトルしない?」
拓斗「え?」
先を越された......
五月「それにさっそく武竜・機巧ミラーできるんだし、いいでしょ?豪。」
豪「俺は構わないが.....どうする?立花。」
まぁいい。どうせいつかはバトルする事になるんだし、焦る必要は無いだろう。
拓斗「いいですよ。やりましょう。」
五月「それじゃ、決まりね!」
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ライフとリザーブにコアをセットし、お互いのデッキをシャッフルする。隣では黒木と華村先輩が同様にバトルの準備をしていた。
五月「これ終わったら勝った人同士、負けた人同士ね。今日中に1回総当りしちゃおう!」
豪「そうだな。」
拓斗「分かりました。」
蓮「.....はい。」
五月「それじゃ.......せーのっ」
4人『ゲートオープン、界放!!!』
1時間後、予想だにしない結果に俺は愕然とすることになる。
放課後バトスピ部 登場人物紹介
立花 拓斗(たちばな たくと)
8月30日生まれ(乙女座)
現在の使用デッキは武竜・機巧だが、赤系統のデッキは大体組んでおり、使いこなす事が可能。一応この物語の主人公的ポジション。
好きなカードは[戦国龍皇バーニング・ソウルドラゴン]