最近メインのSS書くよりも、コッチ書く方が楽しい節があります。
一応アッチは月イチのノルマを定めてるんで、それだけは守れるよう頑張ります。
ちなみに『放課後バトスピ部!』は今のトコロ不定期投稿のつもりです。
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---1ヶ月前---
蓮「滅神星龍ダークヴルム・ノヴァXでアタックです。」
拓斗「天照龍神グラン・テラスでブロック.....。」
拓斗「フラッシュは無い。」
蓮「こちらのフラッシュタイミング、ダークヴルム・ノヴァXのフラッシュ効果で疲労状態のグラン・テラスを破壊します。」
拓斗「グラン・テラスは破壊される......。」
蓮「創界神アポローンの【神域】の効果で、ライフのコア1個をリザーブへ送ります。」
拓斗「.......何も無い。俺の負けだよ。」
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1ヶ月前の事を思い出しながら、俺は部室へと向かっていた。
あれ以来、彼女とは何度もバトルをした。俺も様々なデッキで彼女と戦い、勝つ事もあれば負ける事もあった。だが、何度対戦しても武竜・機巧デッキで彼女の超星デッキに勝つ事は出来なかった。
拓斗「何が違う......?」
武竜・機巧は超星に対してはそれなりに有利に立ち回れるはずなのに、彼女にはそれが通じない。こちらがどれだけ理想的な動きをしても、それら全てにキッチリと対応してくるのだ。
蓮「あ、立花君....。」
拓斗「ん?あぁ黒木。」
考えていたら部室に着いていたようだ。
拓斗「入らないのか?」
おそらく黒木は俺よりも早く部室へ来ていたはずだが、部室へ入るの躊躇うようにウロウロしている。
蓮「あ、あの.....部室に不審者がいるんです....」
拓斗「不審者?」
怯えた様に俺の後ろに隠れる黒木。
そう言えば忘れがちだったが、カードを介さなければコイツは極度の人見知りなのだ。俺や先輩とはほぼ初対面のまま一気にバトルをしたため、緊張する間も無かったのだ、と、少し前の本人談である。
拓斗「まぁこんな所に来るヤツなんて大体がカードバトラーだろ。」
言って俺は部室のドアを開ける。
「ん?」
中では1人の男が大量のパックを開封していた。確かに中々不審者じみた光景だが......俺はこの人物を知っていた。
拓斗「六堂先生?」
六堂「おお立花。ここにいるって事はここの部員か?」
拓斗「そうですけど.....先生こそどうしてここに?」
六堂「オレはこの部の顧問だよ。しばらく忙しくて来れていなかったが、華村が言っていた2人の新入部員ってお前だったんだな。」
蓮「た、拓斗君.....お知り合いですか?」
1人状況に着いて行けない黒木が遠慮がちに話しかけて来る。
拓斗「六堂龍馬。俺のクラスの担任だよ。話を聞くに、この部活の顧問....らしい。」
六堂「お、黒木蓮じゃねーか。コイツが2人目の新入部員か?」
拓斗「そうですけど....なんで知ってるんです?クラス違うでしょ?」
俺は4組、黒木は2組。入学してまだ1ヶ月しか経っていない状況で、他のクラスの生徒の名前を覚えられるほど高校教師と言う職業は暇だとも思え無い。
六堂「なんだお前知らないのか?黒木蓮と言えばその白い肌と髪で結構有名なんだぜ?教師間でもな。」
拓斗「なるほど....。」
確かに1ヶ月も頻繁に会っていれば慣れてしまって意識していなかったが、言われて見ればそうだ。黒木の白い肌と髪は否が応でも目立つ。
だがそんなにもハッキリと言って黒木が気にしていたら.....
蓮「大丈夫ですよ。昔からよくある事なのでもう慣れてます。」
拓斗「そ、そうか.....。」
懸念が顔に出ていたみたいだ。
だが本人は気にした風でもないので、俺はもう1つの疑問を投げかける事にした。
拓斗「先生がここにいる理由は分かりました。それじゃ、その大量のパックはなんですか?しかも最近出た〈輪廻転生〉じゃなくて〈神攻勢力〉だし....。」
今は5月、少し前には新パック〈輪廻転生〉が発売されていたのだが、積み上がっているカードと傍らにあるゴミ箱の中にある空のパックは全て1月に発売された〈神攻勢力〉の物だった。
六堂「オレの愛しの[創界神サラスヴァティー]のシークレットを当てる為の出費さ。2カートンも買ったのに、[創界神ディオニュソス]のシークレットしか出ねぇんだよ......。」
拓斗「2カートンて......。そんなに欲しいのなら、シングルで買えばいいのでは?2カートンよりは安いでしょう?」
シークレットが欲しいのならわざわざ2カートンも買わずにシングルで買えばいいのに、何をやってるんだこの人は......
六堂「シングル?そんなの既に1度誰かの手に渡ったヤツじゃねえか。俺は誰の手にも渡っていない、清らかなサラスヴァティーが欲しいんだよ。」
拓斗「.........。」
蓮「えぇ......。」
マジかこの人。
黒木が心底ドン引きした顔をしている。
つもりこの人はその為だけに10数万近い金を投資し続けていると言うのだ。
拓斗「うん.....まぁ....事情は分かりました。取り敢えずその机、バトルで使いたいので半分位ズレて貰っていいですか?」
あきらかにヤバい匂いを感じた俺は、この話を終わらせようと試みる。
六堂「ああ。取り敢えずこの箱残り数パックだからそれだけ開封させてくれ。」
拓斗「はい....。」
ひとまずこのホラーじみた光景に収集が着きそうなのでしばらく待つ事にし、後ろにいる黒木とヒソヒソ声で会話をする。
蓮「拓斗君.....大丈夫でしょうか....あの方。」
拓斗「さぁな.....俺としてはこんな色んな意味で怖い人が顧問だと言う事実の方が心配だ......。」
蓮「っ....!それは確かに心配ですね....。」
拓斗「こう言うのを前途多難って言うのかな。」
蓮「なんかニュアンスが違いませんか.....?」
六堂「ああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
拓斗&蓮「!?」
突然上がった叫び声(悲鳴?)に驚きそちらを見ると、丁度最後の1パックを開封し終えた様だが、その顔は絶望に染まっていた。」
六堂「創界神ディオニュソス......なんでまたお前なんだ.....しかもご丁寧にシークレットで......3枚目じゃねぇか......オレの給料返せぇ....。」
もう無魔デッキ組めよ.....
放課後バトスピ部 登場人物紹介
華村 五月(はなむら いつき)
12月21日生まれ(射手座)
放課後バトスピ部の現部長。副部長の大和豪とは幼馴染でバトスピを始めた時期も同じ。
1度決めたら一直線なので、突き進む五月を豪が止めると言う構図が多い。
使用デッキは遊精。殻人,剣獣も使いこなす緑使い。
好きなカードは
[神聖天獣ガーヤトリー・フォックス]