柱合会議の数日後柱として最初の任務は異能の鬼の討伐。
血鬼術は血を他の人間以外の生物に吸わせて狂暴化させて操るというものだった。
普通の生物はそこまで苦戦しなかったが蜂などの毒を持つ虫に苦戦させられたが
本人はそこまで強い訳ではなく虫たちを吹き飛ばし難なく討伐した。
「今回の鬼も討伐完了だな。帰るか。」
「(だめだ。まだまだ弱い。強くなれるいい方法はないか。戻ったら相談してみるか。)」
そんなことを考えている時、先ほどまでいた森から何もない空間に転移した。
そこは一面整地された地面が広がる世界。
そしてそこには腹巻をした刀を三本もった男や左手に剣を付けた銀髪ロン毛の男など
たくさんの人間が戦っている。
「なんだここ。俺は一体どうなったんだ。」
困惑していると一番近くにいた銀髪ロン毛が話しかけてきた。
「ゔおぉぉい!新入りかぁぁぁ。」
ロン毛は叫ながら聞いてくる。
「あんまり状況わかってないんだけど。」
「よおぉぉし新入りだなぁ。ここの事はあそこのタコ野郎にきけぇぇ。」
そういうとロン毛はまた戦いに戻った。
俺は言われた通りそのタコのところに行く。
「あの~すみません。」
「ニュ、新入生ですね。初めましてここの管理を任されています。
殺せんせーと読んでください。」
「はぁ~。」
「いきなり来て戸惑っていますね。まずは説明から始めましょう。」
「お願いします。」
殺せんせーというこのタコの説明はこうだった。
そもそもこの世にはいろいろな世界が存在しいる。
本来生きたままほかの世界の住人と接する事は不可能らしい。
ここは武神が作り上げた世界でこの殺せんせーは広い視野と
教育の上手さを買われて管理人をしているらしい。
そしてここは強さを求める者の中でほんの一部が来れる場所で
簡単に言えば無限に修行ができる空間である。
ここと元の時間軸は全く違い、何年いや何千、何万、何億年いようと年を取らず
元の世界に戻ればこの場所来た時間から一秒も進んでいない時間帯に戻れるらしい。
更にこの世界でいくら死のうが三秒ほどで復活するらしい。
勿論ここで得た知識は元の世界に持ち帰る事ができるし鍛えた体も
そのままで帰ることが出来る。
正確には見た目には変わらないが例えば筋肉ならその密度が変わるといった感じだ。
まさに修行にはもってこいの場所という訳だ。
俺は喜びで飛び上がりそうになった。俺が求めていたものがここにはあるのだから。
舞い上がっていた俺には目の前のタコの容姿などどうでもよくなっていた。
「早速やってみましょう。お相手は彼がいいですね。山本さん。」
「うん?読んだか?」
呼ばれた男が近づいてくる。
「ええ。少し彼と相手してくれませんか?実力を見たいので。」
「ははっ了解。あっ俺は山本 武な。よろしく。」
常に笑っている印象を受ける山本 武。
「よろしくお願いします。清水 飛鳥です。」
「じゃっ、行くぜ。」
そういうと刀を構えるといきなり雰囲気が変わった。
さっきまでと違い真剣だ。薄っすら殺気すら感じる。
周りで戦っていた人たちが見学のため近づいてくる。
「よろしくお願いします。」
返事をしながら俺も刀を構えて応戦の構えを取る。
「では始め。」
合図とともに切りあう。
数合打ち合った後俺から型を出す。
「(雷の呼吸 弐ノ型 稲魂)」
「(時雨蒼燕流 守式四の型 五風十雨)」
山本は俺の五連撃の型を躱す。
「(まじか。)」
「ははっなんとか躱せたぜ。」
「ちっ。」
俺は距離を取り居合の構えで待つ。
すると今度は山本から動いた。
(時雨蒼燕流 攻式 三の型 遣らずの雨)
それは刀を手以外で操る奇襲技で刀は俺目掛けて飛んでいく。はずだった。
しかし俺はそこにいない。
「(雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃)」
山本の頸が飛んだ。
「はいそこまで。大体わかりました。」
復活した山本が笑いながらやって来る。
「負けちまったな。飛鳥はつえーのな。」
「そうですか?俺なんかまだまだですよ。この程度じゃ何も守れない。」
「そうか?十分強いと思うけどな。」
「いいや。まだまだだぁぁ。今回勝ったのは単に経験値の差だ。」
叫び声を聞いてふたりでそちらを向く。
そこには最初に話しかけてきたロン毛がいた。
相当怒っている事が分かる。
「スクアーロ‼」
山本はやばっという顔をする。
「うおぉぉぉい。山本 武ぃぃ。なに負けてんだあぁぁ。」
「悪かったって。」
「うるせー。こぉぉぉい。てめーもだ。ついでに見てやる。」
「えっ。」
「ヌルフフフフフ。行ってきなさい。そして強くなりなさい。」
「はい」
「おせぇぇぞぉぉ。早くこぉぉい。」
「すみません。すぐ行きます。」
こうして俺の修行が始まった。
その後スクアーロさんに散々殺された。
考えては殺されてまた考える。この繰り返しだ。
(それでもスクアーロさんの強さを俺のものにしする。そのために何度でも挑む。)
殺されては復活してを繰り返しそれでも挑み続ける。
そうやって俺の武人の世界での何千年にも及ぶ修行の日々が始まったのだった。」
武人の世界編突入です。
初回はスクアーロと山本武だけでしたがこれからも
それ以外のキャラも出していきたいです。
では次回もよろしくお願いします。