雷の鳴る所には雨が降る   作:秋月 了

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第三十一話 その先へ

カナエの治療は難航した。

近くにいる鬼殺隊とつながりのある医者に身分を偽って

珠世まで来てもらい治療を行った。

勿論それを知っている人間は飛鳥だけだ。お館様にすら知らない。

直接飛鳥が浅草に赴き頼み込むと快く引き受けてくれた。

珠世のおかげで一命をとりとめたがもはや柱どころか

鬼殺隊として働く事すら出来ないと言われた。

その事をお館様に報告するとお館様は彼女の下に赴いて

 

「これからは出来る範囲でいいから医者として私達を助けてくれるかい?」

 

といい、カナエもそれに同意した。

そして今日緊急の柱合会議が開かれた。

内容は三つ。

一つ目は上弦の弐の特徴と血鬼術。

二つ目はカナエの引退

三つ目はこれからの事

この三つが議題だ。

当然ながら柱と柱補佐が全て参加という事になった。

 

【岩柱】悲鳴嶋行冥とその補佐桑島獪岳

【音柱】宇随天元

【花柱】清水カナエ

【水柱】冨岡義勇とその補佐鱗滝錆兎

【風柱】不死川実弥

【炎柱】煉獄杏寿郎

【鳴柱】清水飛鳥

 

全員が参加した。

先ず行われたのは俺からの報告。

上弦の弐の特徴だ。

 

「先ずは容姿から。見た目は人と変わらないが

髪が頭から血をかぶったような白橡色の髪をしている。

後は二本の扇を持っている」

 

「見た目だけでも分かりやすいという訳か」

 

「そうだ。そして肝心の血鬼術は氷を生み出し操る血鬼術。

しかも剣士の肺を凍らすこともできる。完全な剣士殺しだ」

 

「その氷も見た目は分からないわ。かなり厄介よ。

そして何より知識が豊富で動きも素早い」

 

「剣士殺しなうえに遠距離か。飛鳥はよく撃退したものだ」

 

「短期決戦を挑んだんだ。まずカナエに夢中になっているところを霹靂一閃で

腕を切ってカナエを助けてから腕が再生しない事に驚いているうちに片を付けた。

まあ対処のしようはある。用は呼吸を展開された氷の外で使ってから攻撃すればいい」

 

「攻撃範囲が広い私や飛鳥がぶつかれば対処は可能だろう」

 

「悔しいが炎の呼吸とは相性が悪すぎる」

 

「あとは不死川の呼吸か義勇の凪が可能性があるだろうな」

 

「だが今回の事で赫刀が上弦の鬼に対してもかなり有効だとわかった。

この収穫は大きい。」

 

柱やその補佐達が口々に対処法を述べていく。

 

「そうだね。対処はこれからも考えていこう。

次にカナエが今回で引退する。肺がやられてしまい激しく動くことも出来ない。

これからは医師として鬼殺隊を支えてくれることとなった」

 

「このようなところで前線を引かざるを得ない状態になってしまい申し訳ないわ」

 

「気にすることは無い。カナエはよく頑張ってくれた」

 

「そうだぜ。派手に頑張ってくれていたのは俺達は誰もが知っている。

これからも医者として派手に活躍してくれ。」

 

「分かったわ。」

 

「私からも頼んだよ。それから最後にこれからの事だ。

これまで柱の定員を九人と定めてきたけどここ数年で上弦もかなり大きく動いてきている。

そこでこれまでの柱の定員人数を増やす事とした。

具体的には十二人として設定するけどそれ以上に増える事もありうると考えてほしい。」

 

『はっ』

 

 

柱合会議はその後も続き結果として柱とその補佐は赫刀の習得を急ぐことが決定された。

一年後には柱全員が習得できるようになり討伐速度が格段と上がった。




第三十話いかがだったでしょうか?
ここでお礼です。
いつも誤字訂正ありがとうございます。
これからもこの雷の鳴る所には雨が降るをよろしくお願いします。
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