カナエや錆兎達と別れ俺は師範の下に戻る。
といってもカナエと俺がそれぞれ師事していた育手の住まいはとても近く
帰る途中意外と近くにいたことについ二人で笑ってしまった。
カナエを途中まで送り師範の住居に戻る。
疲労もあり本来の倍の時間がかかってしまった。
「師範只今戻りました。」
「おお~戻ったか。結果は見れば分かるな。しかも無傷とは、ようやった。」
「有難うございます、師範。」
「うむ。これから鬼殺の隊士として頑張れよ。そしてくれぐれも死ぬなよ。」
「はい。」
その日は直ぐに寝てしまった。
それから数日後カナエが家に来た。
カナエは悩んでいた。
理由は妹のしのぶだった。
何でも同じ花の呼吸を学んだそうだが体が小さすぎて根本的な筋力が
付ける事が出来ないらしい。
「どうしたらいいのかなって思って、少し話を聞いて欲しかったの。」
「なるほどな。頸が切る筋力がないなら俺があの時やった方法も無理だな。
後は何かあるか?………………………あ!」
「どうしたの?」
「藤の花の蜜でいいのか?それを抽出して刀身に塗って
鬼の体内に打ち込めばいいんじゃないのか?」
「!。なるほどそれなら何とかなるかもしれないわ。
相談してよかった有難う。」
「おう。」
それからカナエは少しゆっくりした後育手の下に帰っていった。
戻ったらしのぶと検討してみるらしい。
元々胡蝶家の夫婦は薬学に精通していた。
カナエもしのぶも夫婦からその辺の知識を学んでいた。
因みに俺もお世話になるようになってから学んでいたが怪我の治療しかできない。
後は旨く行くことを祈るだけだ。
それからさらに二日が立ち俺にとって待ちに待った物が届いた。
「初めまして清水殿。私は今回貴方の刀を打たせてもらった鉄穴森と申します。」
「清水 飛鳥です。今回は有難うございました。」
「いえいえ。これが私の仕事ですから。ではこれが貴方の刀になります。どうぞ。」
「有難うございます。」
「さあさあ。抜いてみてください。日輪刀は別名色変わりの刀と呼ばれています。」
そう言われて俺は刀を抜く。すると刀は鮮やかな青の刀身に黄色い稲妻模様に変わった。
「これはまた変わった色になりましたね。」
「そうなんですか?」
「ええ。一般的な雷の呼吸の使い手は黄色い稲妻模様になるだけなのですが。」
「そう言えば悲鳴嶼殿が雷以外に水の呼吸にも適性があると言っておったな。」
「ならそれでですね。」
「そうなんですね。ま、刀身がどうであろうとやることは変わらないが。」
「ん、何か言いましたか。」
「いえ何も。」
「そうですか。」
「あ、そうだ鉄穴森さんに見てもらいたい物があるんです。」
「なんでしょう?」
「これなんですけど。」
飛鳥は形見である六本の刀を見せる。
「これは?」
「家にあった刀です。刀身が青や黄色や黒に変わっているので
もしかしたらこれも日輪刀なのかなと思って刀鍛冶の鉄穴森さんなら
何かわかるかと思って。」
「そう言う事ですか。少し拝見させてもらいますね。」
鉄穴森は刀を鞘から抜き一つずつ検分していく。
暫くして検分を終えた鉄穴森が顔を上げてこちらに結果を話す。
「この一番古い黒い刀身の刀が打たれたのは恐らくですが戦国時代のごろだと思われます。
それとそれぞれ大体持ち主が二本ずつ違うと思います。」
「なるほど有難うございます。」
「申し訳ないのですがもう少し調べたいのでこの刀を持ち帰ってもよろしいでしょうか?」
「俺ももう少し知りたいのでよろしくお願いします。」
分かりました。お預かりさせてもらいます。では私はこれで。」
「はい。有難うございました。」
(しかしなんでひょっとこなんかつけてるんだろう?)
そうしてその日は過ぎていった。
四話いかがだったでしょうか?
やり直し作品だから雷の柱と同じところもございますが
よろしくお願いします。