雷の鳴る所には雨が降る   作:秋月 了

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遊郭編突入です。



吉原遊郭編
第四十七話 新たな任務


上弦の参討伐から四か月が過ぎた。

杏寿郎は大怪我の為、一か月の療養期間と機能回復期間を経て

三か月前に復帰した。

怪我に関しては頭などからの出血と両腕の骨折の怪我を負っていた。

それでも驚異的な速さで回復し機能回復訓練もあっという間にこなした。

一方飛鳥は直ぐに東北地方に長期で任務に向かい、

杏寿郎は柱としての仕事を行った上でいくつかの任務をこなした。

飛鳥は他の柱と違い、特定の見回り地域というものを持たない。

その代わり長期で遠方にいる鬼を狩るなどの任務に就くことが主だ。

そして今日ようやく長期任務から帰ってきた。

 

 

飛鳥視点

 

「はあ本当に疲れた。早く帰って寝よ。」

 

独り言をこぼしながら蝶屋敷にむかって歩く。

屋敷に着き扉を開けて中に入り廊下を歩いて奥に入って行く。

すると一つの部屋からしのぶの怒り声が聞こえてくる。

行ってみるとそこでは涙目で正座させられる伊之助と

立ちながら怒っているしのぶ

そして伊之助と共に怒られる炭治郎君がいた。

話の内容を聞いている限りまた窓ガラスを割ってしまったようだ。

懲りない奴だなー。あと炭治郎君南無三。

俺は炭治郎君を哀れみながら自分の部屋に戻る。

彼は元々多くの姉弟の長男だったせいかとても面倒見がいい。

そのせいか問題児である伊之助や善逸の面倒を見ていることが多く、

必然的にともに怒られることが多い。なんか可哀そうになってきた。

上弦の参の件の後から

正式に炭治郎君達三人は蝶屋敷に住むことが決まった。

元々三人とも家がない。そのあたりを考慮したらしい。

らしいというのはそのことが決まった時、

任務に出ていたため詳しい話はあまり知らない。

反対する理由はないのだが。

部屋に戻るとカナエが座って少しずつ大きくなってきたお腹を撫でていた。

 

「ただいま。カナエ。」

 

「お帰りなさい。飛鳥。」

 

座ってるカナエの前に座る。

 

「しのぶが凄い剣幕で怒ってたがまた窓ガラス割ったのか?」

 

「ええ。そうみたいね。」

 

「何度目だか。ま、いいが。悪いが寝る。」

 

「ええ、おやすみなさい。」

 

少し世間話をした後俺は布団を敷き寝る。

それから数日後、その日は休みという事もあり朝から

道場で鍛錬をしていた。すると玄関の方が騒がしくなる。

何事かと行ってみるとそこではアオイと泣く三人娘、

門の屋根に立つ音柱の宇随天元、それを三方から囲む炭治郎君たちがいた。

俺は心底うんざりしながら声をかける。

 

「人の家の前で何やってるんですか、天元さん。」

 

「おお、お前もいたか。丁度良かった。お前も来い。」

 

「?何処へ?」

 

「日本一色と欲に塗れたド派手な場所。」

 

「!まさか。」

 

「お察しの通り、鬼の住む遊郭だ。」

 

「はぁー分かりました。用意とカナエを説得するんで待っててください。」

 

「おう。嫁を大事にするのは当然だ。だが急げよ。」

 

直ぐに部屋に戻りカナエを説得する。

カナエは任務なら仕方ないと了承したが炭治郎君に

何か言っていたが気にしないで行こう。

 

「すみません遅れました。行きましょう。」

 

俺達は遊郭に向かう

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