雷の鳴る所には雨が降る   作:秋月 了

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第五十話 護衛

 とある遊郭の屋根の上

 

そこでは定期連絡の為伊之助と炭治郎が集まっていた。

 

「だーかーら。俺が入った所に鬼がいるんだよ。」

 

「いや……うんそれは、あの……ちょっと待ってくれ」

 

「こうか!?これならわかるか!?」

 

「そろそろ、宇髄さんと善逸、飛鳥さんが来ると思うから……」

 

伊之助の対面に座る炭治郎。だが身振り手振りのみの説明にいまいち理解できない

炭治郎は他三人を待とうと提案する。

 

「清水は来るだろうが善逸は来ない。」

 

「どうしてですか?」

 

「連絡が取れてないんだろ。それに善逸の気配が京極屋から消えた。」

 

「飛鳥さん。」

 

炭治郎が天元に聞くと天元の隣に飛鳥が舞うように姿を現す。

その姿は薄く化粧を施し綺麗に着付けられた着物を着ていつもの

紺の羽織を羽織っている。いつものときと屋の花魁としての姿だ。

天元は飛鳥を見て「来たか。」と手を上げた。

 

「何か掴めたか。」

 

「ええ。善逸の気配を探した結果、善逸は地下にいます。

須磨さんもまきをさんも同様です。それとそれ以外にも気配がします。

鬼は京極屋の蕨姫花魁で間違いないかと。

それとこれは確定情報です。雛鶴さんは切見世というところににいます。」

 

飛鳥は上弦の参との戦いの後より早く詳細に気配をつかむ修行をしてきた。

長期任務に出た時も屋敷にいた時も気配をつかむ訓練を行い、

元々広範囲に気配をつかむことができたが今では集中せれば小さな街なら

全て感知でき、更に人数も完璧に掴むことが出来た。

そしてときと屋を中心に索敵しその範囲内にいる善逸と伊之助を

見守っていた。だが仕事の為移動している間に気配感知が薄れ、

その間に善逸がさらわれてしまったのである。

そこから客の相手をしながら気配を探り地下まで気配を探した。

その結果遊郭の地下に広範囲に地下空洞がある事が分かった。

 

「なるほど地下か。鬼が食料()を隠すならうってつけの場所だ。」

 

「気配から十二鬼月であるのは確定です。勝手とは思ったんですがお館様に文は送りました。

さっき返事が来て上弦の可能性も考えて柱を数人送ってくれるそうです。

先発として義勇と早紀が夕刻には来るそうです。

その後にしのぶと小芭内が駆けつけてくれる手筈をお館様が整えてくれました。

ただ二人は任務帰りになるのでかなり遅れるそうです。」

 

「上出来だ。だがこれ以上待つわけにいかねえ。冨岡が付き次第動く。

炭治郎、伊之助手伝え。飛鳥はどうする?」

 

「義勇が来るならそちらは任せます。俺はこのまま鯉夏花魁を守ります。

調べてすぐ分かったんですけど被害は主に花魁の地位にいる女性、

しかも蕨姫花魁より上の人気を誇る花魁か

その勢いがある花魁が狙われる傾向にある。

そしてそれに当てはまるのは。」

 

「ときと屋の鯉夏花魁とお前か。」

 

「ええ。男としては複雑ですけど。」

 

「そうかならお前は鯉夏花魁を守りつつ囮として鬼を倒せ。俺達もすぐ行く。」

 

「了解。」

 

 




祝、第五十話達成。
本当に嬉しい。そして忙しすぎて鬼滅の刃の映画行けなかった。
本当に悲しい。早くDVD出ないかな!
そんな精神で頑張っていきます。
今後とも何卒よろしくお願いします
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