炭治郎は滝修行と丸太修行を突破した。
それを追うように善逸達も同様の訓練を突破していく。
だが岩押しの修行での岩が動かせない。
そこで悩んでいるときに玄弥から反復動作を教わる。
そこから遂に炭治郎は岩を動かすことができるようになり一町動かし終えた。
悲鳴嶼に禰豆子認めてもらうというおまけ付きで
それから炭治郎からコツを得た伊之助、善逸、カナヲも突破した。同時に玄弥も突破した。
そして最後に総仕上げの飛鳥の修行。
飛鳥の修行はいつもの蝶屋敷ではなく雨屋敷で行われる。
屋敷に入れば修行開始。
「待っていたよ。炭治郎、伊之助、善逸、カナヲ、玄弥。君たちが最初だ。
さて始めようか。まずは己の型をその場で舞って無駄がないか見ていこう。
玄弥はまた別の修行をこなしてもらうよ。
それを突破した人から総仕上げの試合を行う。これが俺の修行だ。
それが終わればこれまで行った柱のところで再修行をこなすもよし。
ここで稽古するもよしだ。とにかく型を舞っていこう」
それぞれが型を舞い飛鳥が問題点を指摘していく。
やはり一番早いのは善逸だった。元々壱の型しか使えないというのもあるが
それを重点的に桑島に鍛えられていることもありほぼ完ぺきだったのだ。
炭治郎はこの中で唯一水とヒノカミ神楽を舞うので一番時間がかかった。
次に実戦形式での試合。目的は俺と戦い限界まで続ける事。
「準備ができたら誰でも来てくれ」
「まずは俺だ。俺から行くぜ」
「待て待て、俺の説明が悪かった。全員で来てくれ。この訓練は上弦との対峙も想定に入ってるんだ。
基本上弦の鬼に対しては複数人で対峙することになる。
それに今回は俺の訓練も兼ねたい。どうか頼む。」
こちらが丁寧に頼むと伊之助も納得して全員で挑んでくる。
やはりまだ動きが悪いがさすがというべきか
上弦と対峙した経験を持つ四人は経験からしっかり複数と戦う形ができている。
カナヲも最初は戸惑っていたが瞬時に理解して形に加わっていく。
十二鬼月と対峙した時、複数が攻撃を受け止めて隙を取れたやつが攻撃する。
この攻撃方法は意外と効果が大きい。
上弦の弐のような例外はあるが十分効果を発揮する。
それだけに頼れないが実際上弦の陸戦ではこの戦い方がはまったいい例だ。
だからこそ戦いが始まればすぐに隊士同士で合流する。
そういう作戦もある。
さて今は目の前のことに集中しよう。
飛鳥と炭治郎達が打ち合いを始め、三十分程が経った。
普通に戦っても当てる事すら出来ない考えた炭治郎たちは
時間差をつけ多角的に戦うことを決め攻撃を開始する。
まず玄弥が突っ込み飛鳥がそれをかわした瞬間 玄弥の大柄な体の陰に隠れていた炭治郎が切り込む
だがそれも飛鳥はかわしす。そこに後ろから善逸が霹靂一閃をお見舞いする。
だがそれも飛鳥は受け流すことでかわした。
さらにその後ろからカナヲが切り込んだが今度は受け止めた。
つばぜり合いをしている間に伊之助が低い体勢から切り込み
最初に切り込んだ玄弥と炭治郎も同時に切り込んだ。
結果として飛鳥はすべてさばききったが焦らされたのも事実だ。
「今の動きはよかった。時間差をつけた多角的な波状攻撃。さすがに危なかったな」
「それでも危なかっただけか」
「差を感じるぜ」
「さすが鬼殺隊最強」
「さあ、立ってまだやるだろ?」
へたり込んでいた五人は立ち上がりまた飛鳥に挑んでいった。