雷の鳴る所には雨が降る   作:秋月 了

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最終話 平和な日常

ピーーーピーーー

 

「まてぇこの糞野郎!」

 

「そのまま追いかけろ実弥」

 

強盗犯を追う。調べに調べてようやく見つけた犯人。

 

「捕まえたぞ。観念しろ」

 

「くそーー、離せ」

 

「騒ぐな」ボカッ

 

犯人は気絶した。

 

「おい!実弥!!気絶させてどうする!」

 

「うるせぇ、手間かけさせやがって」

 

気絶した犯人を二人で担いで署まで連行する。

あれから十年の月日が経った。

珠世さんが痣の効果を打ち消す薬を開発したおかげで

痣が消えて今も健康に毎日を過ごしている。

あれから俺は実弥や杏寿郎、錆兎と共に警察官になった。

何の因果か配属先はみんな一緒だった。

そして今日も事件が起きれば現場に向かいわずかな証拠を探して犯人を捕まえる。

犯罪捜査は地道に一歩ずつだ。大変だがやりがいはある。

仕事が終わり家に帰れば家族が待っている。

妻のカナエやしのぶ。子供の佳奈美や真矢。

一年前にはしのぶとの間に三人目の男の子が生まれた。

名前は啓。鬼殺隊時代の仲間から名前をもらった。

 

「ただいま」

 

「お帰りなさい」

 

「お帰りなさい父上」

 

真矢は明るく活発な女の子に育った。

佳奈美は瑠火さんの教育のせいかおしとやかな女の子に育っている。

今も家の手伝いをしていたのだろう事が分かる。

 

「ただいま二人とも」

 

「お帰り、飛鳥」

 

「ただいましのぶ、カナエは?」

 

「姉さんは奥にいるわちょっと手が離せないの」

 

「そうか」

 

「自室に行き楽な恰好に着替えて居間に行く。

 

「お帰りなさい、飛鳥。さぁお父さんも帰ってきたしご飯にしましょ」

 

カナエの号令を合図にみんなが集まる。

 

「そういえばきよたちはどうした?」

 

「昼前から炭治郎君の家に遊びに行ったわ。今日は止まってくるんだって」

 

「そうか。カナヲやアオイもあっちで幸せそうだしよかったよ」

 

料理がテーブルに並べられてご飯が始まる。

 

「聞いてよ、飛鳥。真矢ったらまた近所の子達と喧嘩したんだって」

 

「またか!そろそろお姉ちゃんを見習て少しはおとなしくしろ」

 

「えーーーー」

 

「で、勝ったのか?」

 

「圧勝」

 

「そうか。ならそれで許してやる。だが少しはおとなしくする事を覚えなさい」

 

「はーーーい」

 

こうして日々は過ぎていく。

俺はただこの平和が死ぬまで続くことを祈りながら毎日を過ごす。

 

 

 

 

 

 

 

 

年末になれば産屋敷邸に集まり全員で年越しを祝う。

そして俺と炭治郎でヒノカミ神楽を舞い

それを集まったみんなで一晩見物する。

それからみんなで持ち寄った酒や餅、料理を飲み食いしながら新年を祝う。

それが年末の恒例行事となった。

女同士で集まれば話は恋の話になる。最近実弥と早紀がいい感じらしい。

それと同時に真菰と錆兎も付き合い始めたとか。

そういう恋の話でにぎわう。

男の方は仕事の愚痴がほとんどだ。

 

「実弥の始末書が減らない」

 

「わかる」

 

「派手に想像つくな」

 

「うむ、確かに減っていないな。むしろ増える一方だ」

 

「不死川さんそれはだめだと思います」

 

「お前らぁ。本人の前でよくいえたなぁ」

 

少し怒った後全員で笑う。

楽しい日々はまだまだ続く。

どんな困難が待ち受けていても俺達なら大丈夫だ。

絶対に乗り越えていける。

そしてまた明日を生きていく。皆で・・・・・・・・・・一緒に

 

 

 

 

 

 

 

                     終了

 

 

 

 

 

 




雷の鳴る所には雨が降るこれにて終了です。
至らない点誤字脱字たくさんありました。
そのたびに誤字報告を送ってくれた皆様ありがとうございます。
本編はこれで終了ですが後日談を少し挟みたいと考えております。
そちらもどうぞよろしくお願いします。
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