ぱらルカさんのくえっぽい世界の冒険   作:両生金魚

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バグなのか分からないけど冥府でグランベリアと戦ったら1回目も2回目も凍てつく波動と話しかけるしかしてこなかった……何故だ……。


炎の魔剣士との戦い、あるいはフラグ立て

「ルカ……勇者ルカ……」

 

「う……ん……イ、イリアス様っ!?」

 

 こちらの世界で再び感じる柔らかな光。特に混沌に侵されている訳でも無い分、この様に姿を表すことなど造作も無いのだろう。再びルカに語りかけてきたので、慌てて意識を覚醒させる。

 

「ルカ……あなたの先程の献身を嬉しく思います……あの様な体験は、創生以来初めての体験でした……」

 

「お口に合った様なら何よりの喜びです」

 

 世界中を旅する中で、何でも美味しそうに食べていたのだ。ひょっとして天界とは余程娯楽が少ないのだろうか(なお真相は天使たちがあまにもメシマズ料理を捧げているだけだったりする)

 

「……しかし、ルカ。気になることが非常に沢山有ります……。貴方は一体何者なのですか……? この女神に、嘘偽り無く答えるのです」

 

 そしてちょっと厳しい表情を見せるイリアス様。まあ、自分の知っている情報と違いすぎるので警戒も当然だろう。

 

「あの、僕とアリスとのお話は聞こえていたりは……」

 

「……神たる私も忙しい身、全ての意識を貴方に振り向けるわけにもいかなかったのです」

 

「(あぁ、ずっと傷を癒やしていたのか……)」

 

 とりあえず、気が付かないふりだ。突っ込んだところで何も良いことは無い。

 

「えっと、それでは話が長くなりますが……」

 

 さて、どれだけの事を話そうか……。

 

 

 

「平行世界……そこで天界は地に堕ち、六祖大呪縛を受けた私と、地上の魔物たちと共に旅をしていた……!?」

 

「は、はい。大筋はそんなところです」

 

 アリスそっくりな反応で驚くイリアス様。実はあの二人かなり似ているんだろうか? そしてとりあえず、小さくなった原因は六祖大呪縛という事にしておこう。イリアス様と敵対する未来は……正直、嫌だ。

 

「しかし、私が地上に堕ちるとは……やはり今のうちに黒のアリスとプロメスティンを……」

 

「あっ、で、でも、イリアス様はとても楽しそうでしたよ」

 

 何やら良からぬ事を考えていそうなので慌てて修正する。ちっちゃい体の時ならともかく、今良からぬことを考えられると恐ろしい事が起きかねないのはあの旅路の長い付き合いで何となく想像は付く。

 

「私が……楽しそう……? そんな、バカな。私を謀っているのですか?」

 

「ち、違います違います!」

 

 ぶんぶんと激しく首を横に振って必死に機嫌を崩さないようにするルカ。何せこの女神、沸点が低すぎる。

 

「イリアス様は、世界中の料理を美味しそうに食べてらっしゃいましたよ。体が小さくなっていたし、天使は珍しいので沢山の人からお菓子も貰っていました」

 

「……なるほど、確かに料理は興味深いですが……」

 

「それに、魔物を倒すのも楽しそうでしたし」

 

「……私は相当に弱体化していたのでは?」

 

「あ、はい。最初は確かに僕や仲間達も含めて、イリアスヴィルの周辺の魔物たちも苦労しながら戦っていたんですけど……」

 

 4人から始まった旅路、初めは試練の洞窟でまずは戦い方を覚えていったっけ。

 

「一緒に協力して戦って、成長していって、今まで倒せなかった魔物も余裕で倒せるようになる……そんな旅路が、とても楽しそうでした」

 

「……仲間……成長……」

 

 どちらも、強大な力を持って邪神と袂を分かってから孤独になってしまった女神イリアスには縁の無かったもの。自分の全く知らない感覚。それを体験した別の世界の自分に……微かに、嫉妬してしまった。そして、そんな様子を察するルカ。世界中を一緒に巡ったのだ。寂しがりやな所も有るのも、分かっている。

 

「あ、あの……イリアス様……イリアス様も、一緒に旅をしてみませんか……?」

 

「はぁ!? 何を言っているのですルカ!? 私が降臨すれば旅どころでは無いでしょう!?」

 

「あっ、いえ……! こう、小さい身体とか、人間の体の分身体とか作れませんでしょうかっ!?」

 

 玉藻は別の世界で思念だけで体を作ったなんて芸当をやった様だし……全盛期のイリアス様なら其の程度は容易いのではなかろうか?と期待を込めてだ。……正直、このまま行くとイリアス様と敵対することになるかもしれない。自分やハインリヒを、時々寂しそうな、とても悲しそうな目で見ていた。そんな未来は、絶対に嫌だった。

 

「…………試したことは有りませんが、確かに出来るでしょう…………ですが……」

 

 とてもとても、悩んでるご様子である。

 

「ええと、世界を巡るので時間は沢山あります。もし、気が向いたら、是非来て下さい」

 

「……分かりました。では、ルカ。外界に仇為す魔物が居たら誅するのですよ」

 

 そして、意識が遠のいていく。

 

 

 

 テントから顔を出すと、清々しい空気が体中に広がる。心なしか向こうの世界よりも、空気が済んでいるような気さえするが……気の所為ではないのかもしれない。とりあえず外に出て体をほぐして、お湯を沸かす。昨日摘んだハーブも用意。自家製ハーブティー制作は職業メイドの基本スキルである。

 

「……腹が減った」

 

 そして起き出すアリス。第一声からして何度聞いたかも分からない腹ペコ宣言だ。

 

「今作るから待ってて。それまではお茶でも飲んでてよ」

 

「これは……昨日の野草から作った茶か。どれどれ……」

 

 カップを受け取ると、特に冷ましもせずに口をつけるアリス。この辺地味に頑丈さが垣間見える仕草である。そして表情からすると、どうやらお気に召した様だ。

 

「ふむ、いい香りだ……。魔王城でもハーブは育てていたが、土地が変わればまた味も香りも変わるな」

 

「その土地の美味しいものを食べ歩くのも、旅の楽しみの一つだよ」

 

「うむ、早速満喫しているぞ! 次の街……イリアス……ベルグには、確かあまあまだんごとやらがあるのだろう。着いたら真っ先に食べに行くぞ!」

 

 イリアスのところで顔をしかめる。もう名前を呼ぶのも嫌な様だ。

 

「はいはい、そう言うと思った……って、よく知ってるね、こんな魔王城から一番離れてるような街の事」

 

「ふっふっふ。余とて無策で旅に出たわけでもない。コレを見ろ!」

 

 ドヤ顔で一冊の古い本を取り出す魔王様。というより何処にしまっていたのやら。

 

「あっ。旅行ギルド「ワールドトラベラー」の観光ガイドだ……そんなのよく魔王城に有ったね……って、ヨハネス歴867年版!? 500年前の物じゃないか!?」

 

「む……少々古かったかもしれんな」

 

「少々どころか、このガイドに載ってる町や村の半分以上はもう消えてると思うよ……うわ、これ売ったらどれだけの値段付くんだろう……」

 

「……売らんぞ、ドアホめ」

 

「まあいいけど、何でそんな古いガイドが……って、500年前……魔王……ひょっとして、アリストロメリアの……」

 

「はぁっ!? 何でそこで黒のアリスの偽名が出てくるっ!?」

 

 いきなり飛び出してきた意外過ぎる名前に驚愕するアリス。というより、何度目の驚愕だろうか。

 

「500年前、黒のアリスは魔道士アリストロメリアって名乗ってハインリヒと二人旅をしてたんだよ。凄い仲良さそうで……「待て待て待て待て!? ハインリヒは黒のアリスを討ち取ったのだろう!? 何故そうなる!?」

 

「そ、そう言われても……僕たちが出会った頃はハインリヒが討ち取る所までは行ってないし……そもそも黒のアリス、いやアリストロメリアは僕たちと一緒に旅をしてるし」

 

「いやいやいやいや何故そうなるっ!?」

 

「その、タルタロスを通ったら500年前のサキュバス村について、そこでたまたまハインリヒとアリストロメリアに出会って、アリスが自分の子孫って事を見破って、それで面白そうだからって僕たちに着いてきて……」

 

 うん、自分で言っていても意味が分からないなと思う。

 

「……もう、良い。一々驚くのに疲れた。とりあえず大事なことは、だ。あまあまだんごの味だ」

 

 あまりの驚愕の情報の多さに、一度思考を保留する様だ。まあ無理もないだろう。

 

「大丈夫、僕も食べたけど凄い美味しいよ」

 

「それは何よりだ! さあ、食事をしたらすぐに出発するぞ!」

 

「はいはい」

 

 作る料理は二人分、仲間がたくさん居るワイワイガヤガヤした空気は無いけれど、大人の姿で世間知らずな腹ペコ魔王様との旅は何だか新鮮で、ルカはまた何だか楽しくなってきたのだった。

 

 道中あまり魔物は見なかったけれど、道の真ん中で寝ていたマンドラゴラ娘は危ないので脇に退いてもらったり、バニースライム娘を追い払ったりしていると昼過ぎにはイリアスベルグに辿り着いた。ルカもアリスも身体能力が高い分、普通の旅人よりも遥かに早いペースで到着できたようだ。

 

「さて、向こうなら魔物の姿でも堂々と入れたんだけど……多分こっちは無理だよなあ……アリス、人間に化けれる?」

 

「人に化けるのは簡単なことだが、少々不愉快だな。何故余たる者が姿を偽らねばならんのか――」

 

「そのまま街に乗り込んだら、あまあまだんごはたべられないぞ?」

 

「く……それは困るな。仕方ない、これでいいか――?」

 

 魔王に言うことを聞かせることなど簡単、食べ物で釣ればいい。ただし食べ物が無いと途端に機嫌が悪くなる諸刃の剣である。

 

「ああ、うん。いい感じだね。……それにしても下半身が人間の姿のアリスとか初めて見たよ」

 

 格好はものすごく破廉恥なのだが。スラリとした生脚が眩しい。

「エロめ…」「ち、違うよ!?」

 

こっちの世界のイリアスヴィルなら魔物の姿でなくても衛兵が飛んできそうだ。

 

「……それだけ、向こうでは変身する必要が無かったと言うことか」

 

「うん、そうだね。――こっちでも、そんな日が来るといいけど」

 

 イリアス様をどうやって説得しようか、なんて考えつつ街へ入って行くのだった。

 

 

 

 街へ入ると、様子がおかしい。イリアスベルグは本来活気があり、この時間帯ならば通りは人々が行き交い、とても賑やかな筈……。今までの経験と似たような状況が有るとしたら――500年前、サキュバス村にクイーンサキュバスが襲撃に来ていた時!

 

「あっちか!」

 

 幸いにも、騒ぎの場所はすぐに分かった。街中が喧騒に包まれているわけでもなく、多くの人々が家に閉じこもっているこの状況――やってきたのは、恐らく少数の強力な魔物。そしてその予想は悪い方に外れる。

 

「……なんと他愛ない。この街に、強者は一人としておらんのか!?」

 

 倒れ伏す人の戦士の中心に彼女は居た。四天王の一人、魔剣士グランベリア。

 

「そうか、本来の僕は、ここで、あいつと……グランベリアと……」

 

 初めてあの胡散臭いうさぎと出会った時、自分に流れ込んできた微かな記憶。それが、今のこの状況なのだろう。そして、彼女に挑まなかったから――挑まなかったから――。脳裏に過るのは、天使によって壊滅させられた故郷の光景。あんな光景を、断じて生むものか。そう、燃える心のままに飛び出していた。

 

 駆け寄る間にも、更に二人の戦士が倒され、もう一人の戦士は逃げ出した。しかし命に別状の有る者は居ないようだ。向かってくる全ての戦士に手加減をし、なお傷一つ負わず絶対者として、町の中央に君臨していた。

 

「これで全てか!? ならばこの街は魔族が占拠するが、文句は無いのだな!」

 

 街中へ響き渡る程の声で咆哮するグランベリア。この街にはもう、抵抗できる者は居なかった。一人を除いて。

 

「いや、ここに一人いるぞ!」

 

 グランベリアにも負けない声を張り上げるルカ。盾一つ持たず、鎧すら付けず、鉄の剣と布の服、そして勇気だけを持ってグランベリアの前へと歩み出る。

 

「――その様な装備で、私に挑むか、少年」

 

「僕は勇者だ。そして、退けない理由が有る」

 

 グランベリアの放つ威圧感に、一歩も引かず闘志をぶつけるルカ。装備の差は甚大。しかし、やらねばならない――退くわけにはいかない。そう決意し、剣を構える。

 

「そうか――。名は?」

 

「ルカ」

 

「そうか……腑抜けた人間しか居ないと思っていたが……まさか、こんな戦士に出会えるとは」

 

 かつて、魔王を決める戦いの時に勝るとも劣らぬ、しかし負の感情が一切混じらぬ純粋な闘志に気分が高揚するグランベリア。こちらへ向かってくる時の歩みに一切のブレは無く、勝負に備える構えには一分の隙すら無い。目の前の少年は間違いなく、己の餓えを満たし得る戦士だ。直感的に、それが分かった。だが、それだけに解せない。――なぜ、こんな戦士がこの駆け出しの新米の様な装備を――まあ、いい。刃を交えれば分かることも有るだろう。お互いに剣を構えて、向き合う。

 

「行くぞ、ルカ。魔王軍四天王の一人、魔剣士グランベリア――いざ、尋常に」

 

「勝負!」

 

 

「(装備に差が有りすぎる! なら、少しでも他で埋めないと……!)」

 

 戦闘開始時、強化はもはや鉄則。だが、今は一対一、支援してくれる味方は居ない。ならば、自分でやるのみ……!

 

「其れは英雄の物語。世界を巡り、精霊と心を通わせ、終には魔を打ち破るに至った彼の名は――」

 

ルカは英雄譚を語った!仲間に勇気が漲ってくる!

 

「詠唱かっ!? させんっ!」

 

 心を震わせる英雄譚によって、己の潜在能力を限界まで引き出そうとするルカ。だが、そんな隙を見逃すグランベリアでは無い。石畳を砕きながら一瞬で距離を詰めると、血裂雷鳴突き・疾風を叩き込む。

 

「ぐっ!?」

 

ルカに1825のダメージ!

 

「やられてばっかりでもないさ!」

 

ルカの反撃。グランベリアに6842のダメージ!

 

「単なるカウンターでこの威力、面白い……!」

 

 お互いに体に血の筋が走るのに、グランベリアは楽しそうに笑う。だが、予想以上のダメージにルカは一切余裕が無い。

 

「(っ! 武具が無いと、ここまで辛いなんて……)」

 

 確かに、自分は強くなった。旅立ちの時とは比べ物にならない程に。だが、それは同時に強力な武具を手に入れていく旅でも有ったのだ。それを、今思い知らされる。だが――戦いは、何時も万全な状況で出来るとは限らない。やれることを、やるだけだ。

 

「月の元に春死なん――月下散華!」

 

ルカは月の元に華散らす刃を繰り出した! グランベリアに48991のダメージ!

グランベリアの反撃! ルカに583のダメージ!

 

「剣聖の秘奥義か! 素晴らしいぞ、ルカ!」

 

グランベリアは魔影流星斬を放った!

ルカに525のダメージ!

ルカに611のダメージ!

ルカの反撃! グランベリアに8124のダメージ!

ルカに498のダメージ!

ルカの反撃! グランベリアに5394のダメージ!

ルカに567のダメージ!

ルカに442のダメージ!

 

「ぐぅっ!?」

 

 一撃を受けるたびに、剣が悲鳴を上げる。攻撃が体を掠めるたびに、何の抵抗も無く刃が通る。損害は大きい。しかし、出来るのは前へと進むことのみ……!

 

「(剣の技は殆ど対応される! なら……!)」

 

「澄みわたれ、清らかなる閃き……神刀・鏡花水月!」

 

ルカは明鏡止水の必殺奥義を繰り出した! グランベリアに43655のダメージ!

 

「その技は、侍の技――そしてやはり明鏡止水の境地に至っていたか! いい、いいぞ! こんな高揚は今までで初めてだ!」

 

 知らぬ技に、対応が遅れ反撃も出来ず大きく傷を受けるグランベリア。だが、その顔は喜色に染まっていた。確かに、魔王様も今の四天王たちも強敵であった。だが、剣で、己にここまで剣戟を交わせる者は初めてだった。まるで、初めて舞踏を男性と踊る乙女の如く胸が高鳴る。

 

「現世を断つ!滅世斬!」

 

 己の剣戟を受けても、倒れない。

 

「――居合・雷土ノ太刀!」

 

 自分の知らぬ剣筋が、我が身に迫りいなし切れない。

 

 初めて、自分が本気で織り成せる二人で紡ぐ剣舞は、まるで夢の様な時間だった。――だが。

 

「竜の秘奥、受けれるか! デスバウンド!」

 

「ぐぅっ!?」

 

 嗚呼――本来ならばもっと衝撃を軽減できる筈なのに。

 

「まだ、まだぁ……!神を絶ち、魔を滅ぼす――斬神斬魔!!」

 

 嗚呼――その刃は、もっと我が身を深く抉る筈なのに。

 

 剣戟において互角――だが。自分はまだ余裕が有るのに目の前の好敵手は体中から血を流し、満身創痍であるのだ。それが、どうにも――あまりにも――どうしようもなく――我慢がならない。そう思うと、気がつけば後ろに跳躍していた。そして、剣を背に仕舞う。

 

「なっ!? 一体……何のつもりだ?」

 

 浅くはない傷を全身に負い、それでも目は心地よい闘志を湛え油断無く見据えてくる。やめてくれ、そんな目で見てくれるな――私だって、本当はお前と剣を交えたいのだ。だが……

 

「――今の私とお前の姿の差は、ただ単に装備の質の差に過ぎない。……そして、それが私には我慢がならない。ただの服は受けずとも良いダメージを防げず、鉄の剣は私の豪剣を正面から防げぬ。そんな条件で勝つなど、戦士の恥だ」

 

「……そうか」

 

 ルカも今では成長し一流の戦士だ。悪事の阻止ならば兎も角、この様な真剣勝負では、やはり対等に戦いたくなる。だから、グランベリアの気持ちも分かった。既にボロボロになった剣を、鞘に仕舞う。

 

「ルカよ、付してお願いする。どうか、其の技の冴えにふさわしい装備を身に纏ってくれ。勝敗は――その時に付けたい」

 

 そして、あろうことか頭を下げたのだ。あの誇り高きグランベリアが、人間の戦士に。

 

「分かった、誓うよ。時間はかかるだろうけど、必ず相応しい武具を見つけてみせる」

 

「感謝する――。今日は、お前に敬意を評し引かせて貰う。この街を占拠するとすれば……お前との決着の後だ。では、また会おう」

 

 そう言うと、霞の様にグランベリアの姿が消え、辺りには静寂が戻った。

 

「ぐっ……」

 

 そして、気が抜けたのか膝を突くルカ。もはや剣を掲げる気力すら無く、患部に手を当てて癒やしの呪文をかけるが、段々と意識が薄れていく。暗くなっていく視界の中、こちらにアリスが駆け寄ってくる。心配そうにしてくれる顔も、向こうと変わらないな――などと、何故かどうでもいいことが頭に過ぎった。

 

 




気がつけば筆がノッてこんな長さでグランベリアさんが超ノリノリに……
とんでもない大きさのフラグをぶっ立てた気がする……これ、竜印とか見せたらその場で押し倒されるんじゃなかろうか。後アリスとガチで奪い合いに参戦してきたりして……

追記:終章体験版でグランベリアの過去が補足されると何か更に感情が重く大きくなる気がする…!あとモンスター娘TDのコラボだと普通に婿に取ろうとしてるんだけどこの四天王!?

イリアス様は……

  • ずっと空の上でいいよ
  • 大人な分身で地上に来る
  • ちっちゃくなって地上に来る
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