ブレワイリンクになったのでヒーローやろうかなって...   作:ひなりむ

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えっと、アレだよ。短いのは読みやすさを意識していてだね…。
別にめっちゃがんばったー!と思ってけど半分の方に入力して見ると2155字しかなかったとかじゃないんだよ。
ほんとだよ!?


職業は? 「近衛騎士です」本当は? 「近衛騎士だっていってんだろぉぉ!」

 説明が終わり、指定された会場までバスを使って移動した。

 

 家から持ってきた鍋の蓋と小学生の工作のような弓をカバンから出して準備する。少し恥ずかしいが、これがあるのと無いのでは雲泥の差だ。

 大丈夫、これでも俺は英傑の一人だ。絶対に合格してヒーローになって見せる。

 

 そうして試験会場の前で体を温めながら待機していると、唐突にスピーカーから『スタート』と呟くような声が聞こえた……って、ん? 

 

 あれ? いまのって開始合図か? 

 

 呟くような声に受験生たちも反応が遅れてしまっている。

 

 

『どうした!? 実戦にカウントダウンなんざねえんだよ! 走れ走れ──』

 

(そういうことかよっ!)

 

 個性でマスターソードを出してから、急いで会場内に走る。正直、文句を言ってやりたいところだが、無意識にカウントダウンを期待していた時点で自分に非があるのだろう。もちろんそれでも文句を言いたいことには変わりないが。

 

『標的発見! グノコッチョウダヨネッ!』

 

 口の悪いリーバ……1ポイントヴィランが現れるが、すぐに黒い鳥頭の受験生に倒されてしまう。

 残骸にマグネキャッチを使用してみたが、……残念、鉄でできているわけでは無いようだ。

 さすがに開始直後は受験生が密集しているから、人がいない街の奥の方に行ってから戦い始めた方がいいだろう。

 

 そこからは特に語ることもなく、攻撃を誘い、回避してからラッシュで倒すことの繰り返しだ。回避のタイミングに最初は戸惑ったものの、慣れて仕舞えば特にミスもなく後半は作業のような感覚に襲われてしまう。

 

(はい、1,2……回避、ラッシュ……っと、これで40ポイントかな。雄英の入学試験とはいっても受験生は全員が素人、弱いわけではないとしても、さすがにレーザービームなんて放ってくるわけがなかったか……。ガードジャストが必要かと思って持ってきたのに、鍋蓋は使わずに終わるかもしれないな)

 

 それからしばらくして、試験時間が残り3分を切った時のことだった。大きな音をたててビルの影から巨大なロボットが現れたのだ。おそらくアレが0ポイントヴィランとやらなのだろう。思っていたよりも数倍大きい、全長15メートルほどだろうか。

 

 ちょうど3ポイントヴィランを倒している途中だった俺は逃げ遅れてしまう。

 俺も急いで追いかけて逃げようかとも思ったが、皆パニック状態になっている。後ろから逃げている受験生たちを見ていれば『お・は・し』も守れていないようで逆に冷静になることができた。

 振り返って0ポイントヴィランとやらを見てみると思ったより足が速いようで目の前まで来ていた。……やっべ。

 

 

 

 

 

 とりあえず、ビタロックで止めとくか。

 

 

 

 

 

 その瞬間、光の鎖が0ポイントヴィランを拘束し、0ポイントヴィランは時が止まったかのように動きを止める。もちろん拘束時間は短いため、すぐに動き始めてしまうだろう。動き始める前に自分もさっさと逃げてしまおう。

 

『終〜〜了〜〜〜〜!!』という声が会場内に響き渡り、ロボットも活動を停止する。

 ふぅ……、最後は一瞬ヒヤッとしたが怪我なく終えることができてよかった。

 試験結果は後日郵送されるらしいので、帰ることにしよう。

 

 ☆☆☆

 

 相澤消太

 

 今日の試験のデータを確認していると、面白い奴を見つけた。

 先ほどの会議では0ポイントヴィランを殴り飛ばした奴が先に話題に出ていたせいであまり注目は浴びていなかったが、ブラドキングの担当していた会場で文字通り【止めた】奴がいたとは聞いていた。データを家に持ち帰ることは禁止されているため、残業という形にはなってしまったが、見る価値はあった。ヴィランポイントこそ一位の少年には及ばないものの序盤から終盤まで疲れを見せることなく安定してポイントを稼ぎ続けていた。それも全て相手の攻撃を紙一重で避けてからのカウンターでだ。間合いとタイミングを完璧に理解していなければこんな動きはできないだろう。

 その上で、最後に0ポイントヴィラン止めて見せた【個性】。

 履歴書には個性の名称の記載は義務付けられているが、詳細までは記載されていない。

 

()()()、磨き甲斐のありそうな原石が何人も入学してくるな」

 

 今年の原石には期待できそうだ。

 …………きっと山田がここにいれば雄英的に言えば『原石』ではなく『卵』なのだと訂正してくるだろうが。

 

 ☆☆☆

 

 家に雄英から封筒が届いた。

 ……そして今俺は家族の前で封筒を開けている。

 

 できることなら一人で確認したかったのだが、妹が『私も見たい!』と言い出し、それを聞いた母が『ならここで見ればいいじゃない』と提案したのだ。気がつけば場の空気は完全に母に飲まれていた。

 父? 休日出勤中ですが? 

 

 どうせ一人で部屋で見ようとしても妹は覗きにくるだろうし、どこで見ても変わらないのだが、少し緊張する。

 

 封筒には立体投影機が入っていた。おそらくこれで発表するのだろうが、さすが雄英だ。この投影機、返却する必要がないらしく、最新モデルではないにしてもそこそこの値段がするのだ。

 

 ボタンを押すと平和の象徴と呼ばれるNo. 1ヒーロー、オールマイトが投影された。なんでも今年から雄英の教師になるらしい。

 

『ヴィランポイント52点! 残念ながら最後の0ポイントヴィランを足止めしたのは救助に当たらないと判断されレスキューポイントは5点! だが、合計57点! 文句なしの合格だ!』




主人公の外見はブレワイリンクだと思ってやってください。
ほら、イケメン。

伊吹凛久
金髪碧眼のエルフ耳で、「かっこいい」よりも「可愛い」。
女装して男子禁制の街への侵入に成功しており、「可愛い」と言われる。挙げ句の果てには男に一目惚れされているなど、とりあえず可愛い。
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