ヴォルトガール コトノハ・アカネ×Fallout76 作:ARice アリス
「うっひゃほーい。キャップいっぱい!」ごきげんなツーホク地方の出だと名乗る新人のキリタン
「やけに堅かったですから。あのラッドホッグ。」弾の消費が一番激しかったアオイさん。後で補填しましょう。
「隊商の護衛はリスクと張り合わないけど。」
遅れてサルーンから出てきたマキさんは閉じた空間なのに。どこかおんぼろなトタンの屋根に空を移すと
「なんかこう。毎週のクランベリー湿原の空を思うと」徳を積んでるなって。と、マキさんは両手に掲げたキャップと豚串焼きから目を逸らす
今更かと思わないでもない。
現在、私たちが位置する場所はアパラチアを離れ。西に行ったオハイオ州。
ボルト育ちの私たちにはヌカワールドで買ったウエスタン衣装が荒野や砂漠にここまで考えられて作られていたとは、と。
驚きを隠せない。
私たちは核戦争からわずかに残ったハイウェイの上に位置するハイウェイタウンに来ていた。ほかにもレジデントは居たが皆何かしらの物資を運び込み積み下ろしを重ね。我々76の連中の寝泊まり以外の拠点となっている。
アオイともう一人新人がそろそろ巡回警備のバイトから戻ってくる頃…
「おねーちゃん。返り血?」右半分が真っ赤に染まったアオイの姉のアカネ。そして
「妖怪退治は武士の誉れぞ。誇らぬか。わはは」エイリアンに冷凍保存されていた極東のサムライの緑の髪が中心を避けて返り血がきれいについている『ズンダエモン』
化け物もレイダーも容赦せず切り裂く彼女の愛刀シシケバブ『クサナギノツルギ』。旧時代の人間が価値観が核戦争後の現代になじんでいるのは一体…
「しかし、驚いたとはいえ、俸禄を貰いすぎだ」
「あれは恐怖からくる強迫観念じみてたよ。」
何をやったかと聞くと
「目の前の巨猪とですくろーを十体くらいザンバラに切り裂いただけだ」
「たしかに助けにはなったけどさあ、遠くの縄張り争いに突っ込んでいくことないじゃん」
「わかっとらんな。野良で近くに縄張りを持ったらあれのどちらかに恰好の獲物の商い人と牛車が立ち向かい出来るわけなかろう」
「とりあえずもらえるもんはもらっておくべきである、か」賛成です。既に弱い立場の商人も取り込んだ店もギルドも出そろっていますから。
「では、ワシは酒と女でも頂いてくるわい」ズンダエモン、相変わらず地肉躍る戦いと女を愛する漢女だ…
「では、各員、19時には戦車の銅像の前で待ち合わせで」いい加減武器弾薬医療品を計上しなければ、こら、マキさん。頭脳はあなたですよ。
私は冷えたヌカコーラが寂しくなってきているから。では。
しばらく頭脳労働に付き合っていると大騒ぎが。
ラストレイダーの一員とハラキリショーを賭けたズンダエモンの酒飲み対決はアカネちゃんのボトルをウオッカに入れ替えるトリックで賞金レイダーの首、それにきれいな水といくらかの小銭を手に入れてオハイオの中継拠点へと向かうこととなった。
つづく?