〜鬼灯side〜
私は慧音と弾幕ごっこをしているのだが……
「くっ……」
さっきから慧音ばっかり被弾しているのだが、どういうことなのだろうか?(貴女の弾幕の数が多いだけです by主)
普通にしているつもりなのだが……弾幕の数を何時もより三倍の六百個にして、密度を狭くしているだけなのだが……。
あ、これが原因か。
「これを受けろ‼︎火符『鳳仙火』!」
すると、私の周りに弾幕が展開され、その全てが飛び散った。しかし、慧音はそれを普通に避けていた。
まあ、この技は比較的に避けるのが容易い技だから仕方ないか。
「次は私から行くぞ!転世『一条戻り橋』!」
すると、慧音から放たれた米粒型弾幕がまるで壁のようにして飛び散った。
私はそれを避けた……が、私は直ぐに後ろを見て、少し隙間が開いたところまで移動して、弾幕を避けた。
「……成る程。弾幕が『戻っている』な」
やはり、戻り橋の『戻る』はこういうことか。
私は慧音を警戒しつつ、戻っていく弾幕を避けると、放たれた弾幕が全て戻ったのか、もう弾幕が戻ることは無かった。
なら、もう良いだろう。
「さっさと終わらせたいからな。これを受けろ‼︎災害『豊穣神の怒り』‼︎」
私がスペル宣言をすると、緑の弾幕が飛び散った。
その弾幕の中には慧音自身を狙うものもあるが、慧音はそれを見切り、ちゃんと避けていた。
……ただ、次の瞬間には驚いていた。
「なッ!これは……」
弾幕が竹に当たると、分裂して、片方が慧音に向かって跳ねた。
「ホーミングか‼︎」
「慧音、その回答は惜しいな。正解は追尾機能付きのホーミング弾だ。しかも、分裂する」
だから、どんどんと密度が狭くなっていく。避けるのがとても困難になっていくスペル。
これが反則だと思う奴もいるだろうが、それは違う。
分裂もするが、三回分裂すると一個消えるようになっているから大丈夫だ……多分。
それに、追尾機能が付いているのは分裂した中の一個だけだから大丈夫だろう。
だが、何方にしろ、難しさは変わらない為……
「きゃあ‼︎」
慧音は被弾しまくり、倒れた。
〜葵side〜
弾幕ごっこが終了すると同時に、私は慧音さんに近付いて治療しました。
「それで?この先に何があるんだ?」
ルカがそう問うと……
「……私の親友がいるのさ」
慧音さんは答えてくれました。それにしても、親友の方がいるのですか。
「でも、どうして……」
私が聞こうとすると、慧音さんが守っていた竹林の奥から、人が近付いて来ました。
その姿は、髪は白髪の長髪で深紅の瞳の、全体的に白と赤が特徴的な人が居ました。
「慧音‼︎大丈夫か⁉︎」
「妹紅‼︎ああ、私は大丈夫だ」
「そうか、良かった……」
妹紅さんという方はホッとすると、直ぐに私達を睨みつけてきました。
「お前達が、慧音を……許さない‼︎」
そう言うと、戦闘態勢に入りました。
「……どうしましょう?」
私としてはあまり戦いたくは無いのですが、この状態だと、嫌でも戦わなくてはならないのでしょう。
「……霊夢、どうする?」
私が聞くと、霊夢は、
「私がやるわ。葵は私の補助をして」
と言いました。
「分かったよ。でも、その前に……、私は神無月 葵です。貴女のお名前は?」
私がそう聞くと、大勢はそのままですが、ちゃんと名前を答えてくれました。
「私は『藤原 妹紅』だ」
「分かりました。そして、此方が霊夢です」
お互いに自己紹介を終えました。
とそして、直ぐに私達対妹紅さんの戦いが始まることになりました。