東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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今回はルカさんの話ですね

「ああ、でも、やっぱりここでもカリスマブレイクがな」

「あ、アハハ(汗」

まあ、いいでしょう!それでは!どうぞ!


第九話

今から始まるのは、咲夜対霊夢と葵が戦っている時、別の所での話。

 

〜ルカside〜

 

「お前が霜月ルカか?」

 

私が紅い階段を登って少し歩いた場所に執事服を着た背の高い黒髪の男と、さっきのメイドとは違う服(不思議の国のアリスが着ているアリスの服そのもの)を着てガタガタ震えている男と比べると一回り小さい白髪のウェーブがかかっている女の子が居た。……というか、何で女の子の方は震えているんだ?

 

最初に思った疑問がまるで聞こえていたかのようなタイミングで男の方が答えた。

 

「申し訳ないな。この子は人見知りが激しいんだ。私はこの館で執事をしている。『八神狼』だ。そして、こっちが……」

 

「ま、ま、ま、『マリア・ドロワーズ』です!よ、よろしく、お、お、お願いします‼︎」

 

すごいカミカミだな、自己紹介が。でも、向こうは名前を名乗ったのだから此方が名乗らないわけにはいかなくなってしまった。いや、確か向こうは私に確認していたということは、名乗らなくてもいいということだな。なら良かった。

 

「そうか。で、お前達の主が私に話があるからと通されたわけだが」

 

「ああ、こっちだ。ついて来い」

 

そういって、狼とマリアとかいう二人組は先に進んで行ったため、私も進む。

 

……それにしても、

 

「……」

 

なんなんだ?このマリアっていう女の子は。人見知り過ぎないか?さっきから私を何度もチラチラ見ているんだが。そして、私がマリアを見れば、

 

「ヒッ‼︎」

 

……怯えた顔をされる。一体、何だっていうんだ?

 

「……ここだ。着いたぞ」

 

「……そうか」

 

ここが、私を呼んでいるというこの館の主人がいる部屋ね。……なんか、食べ物の匂いがするのは気のせいか?

 

私が頭の中でそんな事を考えていると、狼は扉を叩いていた。

 

「レミリアお嬢様。霜月ルカを連れてきました」

 

狼がそう言うと、中から返事が聞こえた。

 

部屋に入る許可が降りたと同時に私達はそのまま入って行った。

 

そして、その部屋は広間のような所で、中央にでかいテーブルがあり、その奥の方で優雅に座って私を待っていたのは……、

 

「ルカ。一緒に食べながら話でもしましょう」

 

背中から蝙蝠の羽をはやしている水色の髪をした小さな女の子。ただ、その雰囲気からはカリスマ性を感じる気がする。

 

「……」

 

相手の狙い通りというのはシャクなのだが、今はそうする他ない為、相手の真っ正面に位置する椅子に座った。

 

「さて、このテーブルの上にある食べ物は幾らでも食べていいわ。私が貴方と話す為に咲夜に用意させた物だからね」

 

『咲夜』というのは、多分、あのメイドだろうと私は予想をつけた。

 

「……悪いがさっさと終わらせたいんでな。要件を言ってくれ」

 

「ふふふ、強気なのね。貴方は半吸血鬼とはいえ、もう半分は人間。そんな貴方が私に勝てるとでも?」

 

「勝てはしないだろうが、お前の行動を一瞬は止められるという自信がある」

 

「……どうしてかしら?」

 

こいつ、私の正体は知っていても、能力までは知らないようだな。そんな相手に能力を教えるというのは自殺行為に等しいが、多分、大丈夫だろう。

 

「私の能力は二つある」

 

「そう、二つね。続きを」

 

「ああ」

 

そうして私は自分の能力の事を話した。理由は、こいつと戦うことはないと思っているからだ。別に、私がレミリアの元に行くって意味じゃないからな。

 

「……それで?私を呼んだ本当の理由は何だ?」

 

そう、こいつが私を呼んだ理由はまだ聞いていない。私の能力を聞くだけならこんな事をしなくてもいい。ということは、他に理由がある。そう考えるのが妥当だろ?

 

「そうね。単刀直入に言いましょう」

 

そいつはその一言を言うと一度区切ってから、私にこう言った。

 

「貴方。私の仲間にならないかしら?」

 

「断る」

 

「……へ?」

 

私は相手からの質問に即答してやった。

 

「……何が不満なのかしら?貴方は半分とはいえ吸血鬼。朝は弱いのでしょ?なのに、どうして断ったのかしら?理由は?」

 

そんなもの、決まっている。

 

「確かに私は朝が弱い。それは認めるが、だからといって、そんな理由で葵を裏切るなんてこと、するわけないだろ。彼奴は私を救ってくれた。私の『心』を救ってくれた。だから私は葵を裏切るような事はしない。まあ、葵が間違っている事をしている場合は話が別だが」

 

「……そう。残念ね」

 

相手はそう言っていた。嘘は言っていない、ということは本心か。

 

「この話はこれで終わりだ。私はもう行くぞ」

 

「ええ、どうぞ」

 

相手の許可を貰い、私は立ち去る。…つもりだったが、一つ忘れていた。

 

「なあ、お前の名前はなんだ?」

 

「名前?聞く必要はないと思うけれど?」

 

理由ね。たった一つしかないんだが。

 

「お前だけが私の名前を知っていて、私だけがお前の名前を知らないとか、なんだかストーカーにでもあった気分がして気持ち悪いからだ」

 

「ストーカーじゃないわよ‼︎」

 

いや、お前のことをストーカーとは言ってないと思うが。あと、後ろにいる狼とマリア。なに隠れて笑っているんだ。お前達の主だろ。笑ってやるなよ。

 

「ちょっと!そこの二人!笑わない‼︎」

 

「ヒッ‼︎ご、ごめんなさい‼︎」

 

「す、すみません……ククッ」

 

ああ、まだ狼は笑ってるよ。ほら、お前の主が涙目だぞ?慰めてやれよ。

 

「……こ、コホンッ。それで、私の名前だったわね。私は『レミリア・スカーレット』。この紅魔館の現当主よ。よろしく」

 

「レミリアか。お前達は知っているみたいだから名乗っても意味はないんだが、一応名乗っておこう。私は霜月ルカ。よろしく」

 

私は自分の名前を名乗ってからその場を立ち去り、葵達がいるであろう玄関ホールへと向かった。




いかがでしたか⁇

「誘われた理由が単純過ぎないか?」

まあ、いいじゃないですか。あちらも吸血鬼。半分とはいえ仲間の吸血鬼の血が流れているからこういうことがあってもいいかな?っと思ったものですから

「そうか」

今日は、ちょっとこれ以上は無理なのでここまでです!それでは!さようなら〜!
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