しかも、今日は学校がお休みだーー!
ということで、もしかしたら、三話投稿するかもしれません
それでは!記念すべき百話目!期待せずにお読みください!
それでは!どうぞ!
〜葵side〜
私はルカ達と幸多君も一緒に妖怪の山へと足を運んでいます。
理由は、綺麗な紅葉を見る為というのもありますが、今回、香霖堂でキノコを焼いて食べるので、キノコ狩りです。
……魔法の森よりは安全ですし、『豊穣の神』である鬼灯も居ますから、多分、大丈夫でしょう。
「わぁ!綺麗だね!お姉ちゃん!」
「そうだね、幸多君。それにしても、すっかり秋だね。鬼灯」
「そうだな。今年も稔の季節がやってきたな」
「本当に綺麗だよね〜、幻想郷は」
「外の世界は違うのか?」
ルカが素朴な疑問を想起さんにぶつけると、想起さんは「そうだね」と言いました。
「違うと言えば全く違うね。だって、外だとあんまり自然がないから、排気ガスとかで空気が淀んでるしね」
「排気ガス?」
「よくは分からないが、汚い空気で良いのか?」
ルカがまた質問すると、今度は頷いて返事をしてくれました。
「そうか。それなら、此処も悪くはないな。な、ノア」
「ニャー」
ノアはルカに抱っこされた状態で返事をしました。
前までは外に出る時は連れていきませんでしたが、危険な事が関係してないなら連れて行くことにしました。
ノアが居ないと、ルカも寂しがってましたので。
「さて、それではキノコ狩りを始めますか?」
「そうだな。ということで、そこにいる神達。何もしない様だったら、出来れば手伝ってくれないか?」
鬼灯が私達の後ろにいる神達に話しかけると、少しして、その神達が出てきました。
二人とも、とても容姿が似ていますので、双子か姉妹かの何方かなのでしょう。
一人は赤色の赤色のワンピースに同色の上着をきた、金髪の短い髪に金眼の女性。
もう一人は秋を思わせる姿をした金髪赤眼の女性で、なんだか甘いがします。
「あ、貴方達、此処へなにしに来たの?」
「キノコ狩りだ」
「キノコ狩り……って、豊穣神ですか⁉︎」
「……その呼び名、久しぶりに聞いた気がするな」
「豊穣神‼︎早くこの山から降りて下さい‼︎此処は烏天狗達の……妖怪達の縄張りですよ⁉︎」
金眼の女性が鬼灯にそういうも、鬼灯はその言葉に耳を傾けずに私達に先を急ぐ様に促した。
「豊穣神‼︎」
「私の名前は『孤天 鬼灯』だ。確かに豊穣神である事を否定するつもりはないが、何方かと言うと、名前で頼む」
「あ、はい。分かりました……じゃなくて!鬼灯様は兎も角、他の方達はとても危ないですから‼︎特に、そこの女性と手をつないでいる男の子‼︎」
……幸多君の事ですね。確実に。
「どうしましょう、鬼灯。私としては、幸多君が危ないなら降りたいです。戦闘も起こしたくはないですし……」
「だが、此処で降りると、魔理沙にばかりキノコを取ってもらうことになるからな。……はぁ、仕方ない。少し待っていろ。『天魔』と少しばかり話してくる」
「分かったよ。気を付けてね」
「ああ」
鬼灯はそう言うと、私達から離れていきました。
「ねえ、葵」
「?何でしょう?想起さん」
想起さんが気になることがあるのか、私に話しかけてきました。でも、何か気になることってあったでしょうか?
「『天魔』って、何?」
あ、そう言えば、説明してませんでした。
「『天魔』というのは、天狗達の一番上の偉い天狗です」
「天狗達の中でも一番強いからな。まあ、あの様子だと、鬼灯の奴はその『天魔』と仲が良いんだろうな」
「ヘェ〜」
「兎も角、私達は少しこの辺りで食べられるキノコを探しましょうか」
私がそう言うと、二人は頷いて、キノコを探し始めました。
幸多君は私と一緒に探していますし、先程の姉妹神も一緒にキノコを探してくれています。
キノコ、沢山取れれば良いのですが……。
〜鬼灯side〜
葵達から離れた私は、途中で会った白狼天狗に剣を向けられ、山から追い出そうとしていたそいつを逆に倒し、天魔がいる場所まで案内させた。
「此処が、天魔様が居るお部屋です」
「そうか、案内ありがとう。『椛』」
私はそうお礼を言うと、扉を叩いてから部屋へと入った。
「失礼するぞ」
扉を開けた先に見えたのは、大量の書類が乗った机で仕事をしている『天魔』
その姿は、肩まで伸びている黒髪に、先程久々に会った『秋姉妹』と同じ紅葉の色をした着物を着た烏天狗だった。
そいつは驚いた様子もなく……
「お久しぶりですね、豊穣神」
と、此方に顔を向けて言った。
「……名前で呼んで欲しいのだが?『
『
まあ、永年生きていると、必然と仲良くなるものさ。
「それで、どうしました?『貴方がこの山に来たのは最初から』分かっていましたが、貴方の関係者でしたら、許可など不要でしたよ?ああ、あの『秋姉妹』から言われて来たのでしたね」
「……流石、お前の能力だな。あの『椛』という白狼天狗も持ってる様だな」
「まあ、あの子のよりも私のは『強力』ですがね」
水蓮の能力は『万里先を見通し、伝える程度の能力』と『水と風と雷を操る程度の能力』
前者はさっきの『椛』の能力が強力になったやつで、後者はそのままだ。
「それにしても、よく『椛』は貴方に名前と能力を話しましたね」
「お前の知り合いだと言えば直ぐに信用してくれたぞ」
「……もう少し危機感を持ってもらわなければいけませんね」
水蓮は「はぁ……」と溜息を着くと、私に妖怪の山に入る許可を与えると、仕事に戻ってしまった。
……水蓮は真面目なやつだからな。仕方ないか。
私はそのまま、黙って部屋から出ると、葵達の元へと戻った。
〜葵side〜
私達が安全なキノコを探してキノコ狩りを続けている最中に鬼灯が戻って来て、妖怪の山に入っていい許可をもらえることが出来た。
「私達は既に入ってるがな」
「ま、まあ。許可を取れたし、キノコをもっと取ろうよ」
「そうだね、取ろうか!」
私達はまたキノコ狩りを始めたあと、約束の時間になる少し前にキノコ狩りを終え、手伝ってくれた神達にお礼を伝えてから、妖怪の山を降りました。
そして、今は香霖堂でキノコを食べています。
この時期のキノコは確かに美味しいですね。
「あ!松茸だー!」
「ふふ、幸多君、松茸、食べてみて?美味しから」
「うん!」
幸多君は熱々の松茸を息を吹きかけ、少し冷ましてから食べました。
「美味しいね!お姉ちゃん‼︎」
「そうだね!幸多君」
私と幸多君がそんな話をしていると、霖之助さんが動きを止めてしまいました。
箸を持った状態ですから、キノコを食べたのは確実ですが……どうしたのでしょうか?
「どうしました?霖之助さん」
「……葵、頼みがある」
「?何でしょう?」
「毒キノコを食べてしまったみたいだから、能力を使って治してくれないか」
「え、えぇぇぇえ⁉︎なな、なんで……いや、慌ててる場合じゃないですね。分かりました、治します」
私が霖之助さんを治していると、後ろから魔理沙とルカと鬼灯の話し声が聞こえてきました。
「はあ、だから私は『食べるのを待て』と言ったんだ」
「そもそも、毒キノコを持ってきた魔理沙が悪いだろう」
「でも、死ぬ様な毒キノコじゃないんだから良いだろ?」
「「良くないからな」」
その後、結局その場で解散となり、私達は幸多君を家へと送り届けてから神社へと戻りました。