東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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今回は雛さんと霊夢さんと魔理沙さんの弾幕ごっこを書くつもりでしたが、ちょっと思いのほか前半部分が長かったので、それは次回に回します。

それでは!どうぞ!


第百四話

今から話すのは、葵達が穣子達と対峙していた頃の紅魔館での話。

 

〜レティシアside〜

 

「クスクス、はい、チェックメイト♪」

 

「あ〜、また負けちゃったわ〜」

 

私は自分の部屋に遊びに来ている紫とチェスで遊んでいる。

 

まあ、結果は私が全勝しているけれどね。

 

「それにしても、貴方の攻め方、本当に読めないわね」

 

「クスクス、そうかしら?」

 

「ええ。だって、何時も最初の一手から違うじゃない」

 

「クスクス、そうね♪それは考えの違いだけれどね」

 

私が最初にやる攻め方は大きく分けると二つ。

 

一つ目は、王を先に動かす方法。

 

二つ目が、犠牲駒を最初に動かす方法。

 

まあ、やる頻度としては二つ目の方が多いわね。

 

「貴方、何で最初に王を動かす時があるのかしら?」

 

「クスクス、前に別次元ではあるけれど、遊びに出た時に会った学生とチェスで遊んだのだけれど、その時に使ってた方法がこれでね♪中々に面白い手だったから真似てみたのよ♪それに、その子が言ってたことにも共感出来たからね」

 

「?何て言ってたの?」

 

「クスクス、『王が動かなければ部下は動かない』。ね♪中々に面白い考えでしょう♪」

 

「……貴女、その学生と戦った時の結果は?」

 

「クスクス、私が全勝♪」

 

「面白いと言っておきながらのコレなのね……」

 

紫は頭を抱えているけれど、何故かしらね♪

 

「クスクス、さて、もう一戦しながら話しましょうよ」

 

私は笑いながら紫にそう話し掛けると、紫も「そうね。次は負けないわよ」と言って駒達を元の位置に戻し始めた。

 

と、そんな時に扉を叩く音がした。

 

さっき、マリアに頼んだ紅茶ね♪

 

何故かって?扉の前にマリアが居たら、要件は直ぐに分かるわよ。

 

「クスクス、入りなさい♪」

 

「し、失礼しましゅ……うぅ、噛んだよ〜」

 

あらあら、泣きそうね。

 

私はそう考えると席から立ち上がり、マリアに近付いき、紅茶が乗ったカップを貰った。

 

「ぁ」

 

「クスクス、マリア、有難うね」

 

私がマリアにお礼を言うと、マリアは勢い良く頭を下げて、部屋から出て行ってしまった。

 

「クスクス、やっぱり恥ずかしがり屋も健在ね♪」

 

「あら?あの子、人見知りの上、恥ずかしがり屋なの?」

 

「クスクス、ええ、そうよ」

 

私は紫に紅茶を渡すと、席に着き、チェスを始めた。

 

「クスクス、それにしても、何でまた『こんなタイミング』で『神降ろし』を霊夢に覚えさせたのかしらね?」

 

私が駒を置いて、紫の番と言う時に聞いてみた。

 

「……」

 

「クスクス、黙秘かしら?まあ、別に貴女が何しようとどうしようと、私にはあんまり関係ないわ」

 

「……あら?そうなの?」

 

紫はようやくそこで言葉を出すと、白の駒を置いた。

 

「クスクス、ええ。私がこの『妖怪賢者』という役職的なものに着いたのだって、別に幻想郷の事を思ってというわけじゃないわ。幻想郷を守ることはイコールレミィ達の為になる。私にとって得しかないわ」

 

私は黒の駒を持って、それを空中で揺らしながら話すと、それを置いた。

 

「まあ、そうね。貴女が賢者になったのだって、他の人には『私から必死に、土下座して頼まれたから』って言ってるみたいだしね」

 

「クスクス、事実でしょう?実際してたんだから♪」

 

「そ、それでも!貴女の性格なら無情に断ることも出来た。というか、あの時は私が土下座しなくても断るつもりなかったでしょ⁉︎」

 

「クスクス、土下座してた時の貴女の姿は面白かったわよ♪」

 

「レティシア〜〜〜⁉︎」

 

私が駒を置くと同時に叫び声を上げる紫。クスクス、面白いわね♪

 

まあ、落ち着かせないと話が進まないから落ち着かせるけどもね。

 

「クスクス、落ち着きなさいよ、紫」

 

「落ち着けるわけないでしょ⁉︎」

 

私はいつものカリスマが無くなってしまった紫を落ち着かせることに集中することになった。

 

……その時に、ちょっと能力を作って霊夢達の姿を見たら、あの『厄神』と対峙していた。

 

まあ、今の霊夢の状態から考えると、直ぐに終わるわね。

 

私はそう検討付けると霊夢達を見るのをやめた。

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