東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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今回の話に、ある作者様から許可を頂きましたので、出させて頂きました!

ただ、パラレルワールドの存在ですので、本編とは違います。

それでは!どうぞ!


第百五話

〜霊夢side〜

 

「厄符『バッドフォーチュン』‼︎」

 

あの雛とかいう妖怪がスペル宣言をすると、彼奴の周りに光源が発生した。

 

そして、その光源は彼奴の周囲を一周してから飛んでいった。

 

その光源は幸いにも私達の方には向かって来なかった。

 

……けど、その後に続く様にして撃たれた赤い米粒弾が配置され、左右に拡散された。

 

見たところ、そこまで避けるのは難しく感じない。

 

でも、見つけた隙間を抜けるとまた弾幕が迫って来た。

 

「……」

 

まあ、こんな技もあるわよね。だから、一々驚いてはいられない。

 

私はチラッと隣にいる魔理沙を見ると、楽しそうな笑顔で避けていた。

 

そして、私達が避けきり、スペルブレイクすると、今度はまた別のスペルを発動させた。

 

「だったら‼︎疵符『ブロークンアミュレット』!」

 

すると、今度はまた光源が彼奴の周囲に発生した。

 

けど、さっきのとは違って一周回らず、そのまま発射された。

 

「「‼︎」」

 

私達はそれに当たるのは不味いと考え、その光源を破壊しようと弾幕を投げてみても、その光源は破壊出来ず、またさっきと同じ型の弾幕がその光源から発射され拡散した。

 

それも適当に拡散されたからどれが何処に行くのかの予想が付かない。

 

まあ、でも楽々避けれたんだけど。

 

というか……、

 

「私は早くこの先に行って、あの緑髪をボコボコにしたいのよ‼︎だから、ここで時間を取られるわけにはいかないわ!魔理沙!」

 

私が魔理沙に声を掛けると、魔理沙は「おう!」と元気に返事してくれた。

 

「恋心『ダブルスパーク』‼︎」

 

そして、そのままスペル宣言をすると、魔理沙は自分の両手を前に出して、そこから魔理沙の十八番『マスタースパーク』を威力そのままに二つにしたような極太レーザーが発射された。

 

その二つは、妖怪には当たらなかったけど。というよりも、少し擦れてる。

 

「あら?どうしたのかしら?誤射?」

 

「いんや?コレで良いんだ‼︎」

 

魔理沙は笑顔で言った。

 

その目からは私への不安など無かった。全くと言って良いほどに私に対しての不安が無かった。

 

だから、私らしくはないかもしれないけど、私はその期待に応えることにした。

 

「霊符……」

 

「⁉︎貴女、いつの間に私の後ろに⁉︎」

 

私はダブルスパークによって左右に避けれなくなっている妖怪の後ろに瞬間移動をしていた。

 

これで終わりよ‼︎

 

「『夢想封印』!」

 

「きゃぁぁぁあ!」

 

私の技に避ける事なく(避けれないけど)当たり、倒れ伏した。

 

〜葵side〜

 

私は弾幕ごっこが終わると気絶した雛さんに近付き、治そうとしましたが、鬼灯に止められました。

 

「鬼灯?」

 

「辞めておけ。彼奴は『厄神』。触ると『厄』が移るぞ」

 

「ですが……」

 

「だが、コレばっかりは……あ、凛華。お前、食べれるか?」

 

如月さんが隣にいる凛華さんにそう質問すると「当たり前じゃ」という返答が返ってきました。

 

「妾が誰か忘れたか?妾は『喰龍』じゃぞ?『厄』ぐらい簡単に喰えるわ」

 

凛華さんはそう言うと、そのまま雛さんに近付き、雛さんが持っていた『厄』を喰べ始めました。

 

「ほ、本当に喰べれるんですね……」

 

「流石は『喰龍』ということか」

 

私達はその姿を黙って見ていると、凛華さんは喰べ終わった様で、此方に戻ってきました。

 

「ふん、これだけしかない『厄』では妾は満足出来ぬな」

 

私は凛華さんのその言葉を聞くと、直ぐに雛さんに近付き、治し始めました。

 

「ま、まだ喰べられるんだ……」

 

「まあ、『喰べる龍』と書くしな」

 

後ろの方では、想起さんとルカがそんな事を話していました。

 

***

 

雛さんを治したい後、私はまだ気絶している雛さんを近くの木を背もたれに立て掛けました。

 

そして、そのまま先を急ぐと二人の声が聞こえてきました。

 

「?誰かいるのでしょうか?」

 

「ちょっと気になるし、行ってみるか」

 

如月さんの言葉で、私達は声の方向へと寄り道することにしました。

 

そして、その方向にいたのは、青色の髪を二つ結びにしていて、青色を基調としたワンピースを着ている女の子と、真っ白な髪にちょっと汚れてる様に見える紺色の服を着た男性が話していました。

 

ただ、女の子の方は何も気になるところはありませんが、男性の方は風呂敷が掛けられている釣り竿を肩に掛けていました。

 

その女の子の方は、男性に何か見慣れぬ物を見せてとても興奮している様に見えます。

 

「でね!……ん?ひゅい‼︎」

 

その女の子は此方を見つけると、何故かそんな声をあげて、その男性の後ろに隠れて、私達に姿を見せない様にしていました。

 

「ん?君達は誰?」

 

その男性は私達を警戒しながらもそう問いかけてきました。

 

「そんな事はどうでも「霊夢、どうでも良くないですからね?」……分かったわよ」

 

霊夢が危なく失礼な事をしようとしたので、私は先回りして止めました。

 

……けれど、私は少し失念していました。

 

「そっちこそ誰だ?普通のマナーは相手の名前を聞くときは自分からだ」

 

ルカがどんな人物なのかを。

 

「るる、ルカ⁉︎なんでそんな喧嘩腰で言うの⁉︎」

 

今のルカは、相手の方と同じで、警戒した状態で聞いていました。

 

ただ、相手を睨み付けていますが。

 

ルカが人間不信なのは分かってましたが、何時もはそんな事がないので失念していました。忘れちゃダメでしょ⁉︎私‼︎

 

「ご、ごめんなさい!ルカが失礼な事を‼︎」

 

私は直ぐに相手の方に頭を下げて謝りました。

 

「え?い、いや別に謝らなくても……俺は怒ってないから」

 

「葵、相手もこういってるし、戸惑ってるから頭を上げた方が良いぞ」

 

隣にいた如月さんがそう言いました。

 

私も、その相手の方の言葉が聞こえていたので、頭を上げました。

 

「それに、その子の言うことも一利あるしね。俺の名前は『矢印野 歩』。よろしくな」

 

「わ、私は『川城 にとり』だよ。よろしくね」

 

二人はそう自己紹介をしてくれました。

 

だから、私達もしました。如月さんの中に戻っていなかった凛華さんもです。

 

「へぇ〜、君達があの『博麗の巫女』と『神無月の巫女』なのか」

 

「はい」

 

「歩は旅人なのか?」

 

鬼灯は首を傾げながら聞くと、頭を縦に振って肯定してくれました。

 

「ああ。幻想郷中を歩いてるんだ」

 

「だから、時々だけどこの妖怪の山にも遊びに来てくれて、こうやって話を聞いてくれるのさ!私にとっては盟友さ‼︎」

 

にとりさんは歩さんの後ろにまだ隠れていますが、そう話してくれました。

 

「そうか。でも、何時も何処で休んでるんだ?疲れるだろう?」

 

「え?疲れないよ?それが俺の能力だからね」

 

「歩さんのですか?」

 

「そ。俺の能力は『絶対に疲れない程度の能力』。だから、俺は疲れたりせずにずっと歩き続ける事が出来るんだ」

 

「凄い能力ですね!」

 

私は本心からの言葉を言うと、歩さんは「そうか?」と、少し照れた顔で言いました。

 

「あ、ならあんた。この妖怪の山にあるっていう神社の事、何か知らない?」

 

霊夢がそう質問すると、知らないと返されました。

 

「ただ、何か天狗達がピリピリしてるのは知ってる」

 

「ピリピリ?警戒してるって事か?」

 

「そう。何時もなら白狼天狗だけが襲ってくるんだが、今回は烏天狗達も一緒に襲ってきたんだ」

 

「え?天狗全体って言うことですか?でも、どうして……」

 

私がそれは何故なのか考えようとすると、霊夢が「そんな事、どうでも良いわ!」と言いました。

 

「私達を襲いかかってくるなら返り討ちにするだけよ‼︎」

 

「お!流石、霊夢だぜ‼︎私もその意見に賛成だぜ‼︎」

 

「ふ、二人とも。穏便に済ませようよ……」

 

私が二人の言葉に対してそう声を掛けるも、どうやら耳には入っていなかったようで、やる気になっていました。

 

「はあ、これは穏便には済まないな」

 

「まあ、いつも通りだな」

 

すぐ近くでは、鬼灯とルカのそんな声が聞こえてきました。




ということで!『矢印野 歩』さんを出させて頂きました!

疾風の隼様!有難うございます!

キャラ崩壊してないでしょうか?大丈夫でしょうか?

それでは!さようなら〜!
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