東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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すみません。思う所があって、今回の話だけ三人称でやらせて頂きます。

ただ、書きやすかったらこれからも三人称でやっていきますね。

それから、先に言っておきます。文さんと椛さんファンの方‼︎申し訳ありませんでした‼︎(DOGEZA!)

それでは!どうぞ!


第百七話

葵は、自分の目の前で起こってる事に対してある事を思っていた。

 

(私、本格的に要らないんじゃないでしょうか?)

 

別に何時ものネガティブ発言ではない。ただ、目の前で起こってる戦闘の所為で、そう思わざるおえないのである。

 

「神技『天覇風神脚』‼︎」

 

「ふっ、そんな技、私の速さの前では……って飛べない⁉︎またですか⁉︎」

 

「誰がお前の自由に行動させると言った?文。大人しく受けろ」

 

「そんなのあんまりです‼︎……きゃあ‼︎」

 

「文さん⁉︎なら……って、私も⁉︎」

 

「夢符『封魔陣』‼︎」

 

「ちょっ⁉︎まっ……うわぁぁぁあ!」

 

「さて、駄目押しの攻撃をしておこう。氷符『氷柱雨』!」

 

「「ちょっ⁉︎それは酷い……きゃぁぁぁあ!」」

 

霊夢がスペル宣言をして文に攻撃を与えようとするが、文は自身の速さで当たらない様にしようとする。しかし、それをルカが能力を使って羽を凍らせ、羽ばたけない様にしたことにより断念せざる負えなくなり、あえなく撃墜。

 

それを見た椛は文の仇を打つ為に動こうとするが、それをまたルカの能力により阻まれあえなく撃墜。

 

そして、最後の駄目押しである。この状況の中、葵という補助は要るのであろうか?

 

私としても、本人と同じ考えになってしまう。

 

「ま、まだ……わ、私の仕事が……」

 

「あ、葵。そこの白い天狗が動ける様だから縛って、拘束してくれないかしら?」

 

「えっ……あ、うん。……ごめんなさい。呪術『鬼呪封印』」

 

……最後の最後で出番はあったが、なんとも嬉しくない出番である。

 

***

 

「おい、霊夢、ルカ。これは流石にやり過ぎだ⁉︎」

 

と、如月は言うが、

 

「そう?私達の進行を邪魔しようとして、剰え私を侮辱するような事を言ったこいつが悪い」

 

霊夢に反省の色は無い。

 

「いや、それは文さん的にも先に進んで欲しいから言っただけで……」

 

文の心情を代わりに言う想起だが、

 

「それぐらい、私達も分かっている。しかし、分かっていても、怒りというのは出てくるものだ」

 

人間の心理とでも言いたいらしい口調で話したルカ。

 

「ふん。全くもってくだらんな」

 

「……私、出ない方が良かったかも。今まで以上の居た堪れなさが……」

 

夢幸と葵の二人の反応は全くの逆であった。

 

「文、大丈夫か?」

 

「だ、大丈夫じゃないです〜」

 

「ふむ、これは伸びておるな」

 

「焼いて食べるとか言うなよ?」

 

「言わんわ‼︎」

 

歩は違いますね文を心配したが、文からの返答は大丈夫じゃなさそうな『大丈夫』であった。

 

そして、その近くでその様子を見ていた凛華に対して注意した鬼灯。

 

何なのだろう?この集団。本当に異変解決に来たのだろうか?

 

「‼︎……どうやら、他の天狗が来たようだな」

 

「そうじゃな。気配がするの〜」

 

「そうだな。それも複数居るぜ。……おい‼︎そこに居るのは分かってんだ‼︎タネが分かった手品ほど面白くないもんはないぜ?」

 

魔理沙のその一言により、五、六人ではあるが、烏天狗と白狼天狗が周りを囲んでいた。

 

「ふーん、新たな仲間ってことね。なら……⁉︎」

 

霊夢が烏天狗達を蹴散らそうとスペルカードを手に持った時、すぐ近くで音楽が流れ始めた。

 

「……何?何処から」

 

「綺麗……」

 

霊夢と葵がそれぞれ別の感想を言うも、流れている曲は止まらない。

 

「この歌声……まさか……」

 

文はそう言うと同時ぐらいに、上に影が差した。

 

「なんや?この騒ぎは。皆、少し落ち着き〜な」

 

「小唄‼︎」

 

文は歌っている人物を見つけると、直ぐに抱き付いた。

 

「文やないか。どうしたん?大丈夫かいな?」

 

「ええ!大丈夫よ‼︎」

 

文はとても嬉しそうな顔で小唄に抱き付いたまま答えた。

 

「何の騒ぎですか?」

 

すると、その後ろからもう一人、小唄の後ろから現れた。

 

「……水蓮」

 

鬼灯はその相手を見ると、途端に警戒する様子を見せる。

 

「?どうしました?鬼灯様。……ああ、もしかしてこの対応でしょうか?申し訳ありません。ですが、最近、新しく幻想入りした者達の事もあり、この様にするほかありませんでした」

 

「ちなみに、僕を呼んだのも天魔様なんや」

 

恩があるから断れへんねん、と、小唄は笑顔を浮かべながらそう言った。

 

「そういえば、お前は誰だ?」

 

鬼灯が首を傾げながら聞くと『小唄』と呼ばれた男の烏天狗は自己紹介した。

 

「初めましてやな。僕ははぐれ天狗の『羽葉滝 小唄』や。敵対する気はない自由主義者なんでよろしゅう。それから、そこの天魔様には其のことで色々助けてもらっとるんや」

 

「助けて?」

 

鬼灯がまた疑問を水蓮に投げかけた。

 

「私個人の考えですので悪しからず。私は個人の意思を尊重したいのです。烏天狗だって、それぞれの考え、やりたいこと、意思。そういうのは勿論持っています。ですから、私はそれを尊重したいのです。意思や意見を聞かず、自分の意見ばかりで雁字搦めにはしたくありません。だから、私は小唄さんの意思を尊重して、自由にしています。これで話は終わりです。それよりも……」

 

水蓮はそう言うと、小唄の方を向いて、頭を下げた。

 

「申し訳ありません、小唄さん。貴方が組織的なものを嫌っているのは承知しておりましたが、しかし、この様な争い事を止めるのは貴方が適任と思いましたので、悪いとは思いましたが呼ばせて頂きました」

 

烏天狗の社会的頂点に立つ天魔である水蓮は、小唄に頭を下げていた。

 

「ええねん、ええねん。もう謝らんでも。で?どないするんや?」

 

「貴方達。この人達の事は通しても構いません。侵入者の追い出すよう指示した私が言うべきことではありませんが、この方達なら大丈夫です」

 

自分達の上司からの一言により、文と椛を残して去って行く烏天狗達。

 

「……お前の伝え忘れが原因か」

 

鬼灯が溜息を吐きながらそう言うと、水蓮は頭を下げて謝った。

 

「申し訳ありませんでした。私の不手際でこの様な事に……」

 

「気にしないでください。ですから、頭を上げてください」

 

葵のその一言により頭を上げた水蓮。

 

「さて、この先に神社があります。本来は私達が解決するべき事なのかもしれませんが、よろしくお願いします」

 

水蓮がそう言うと、小唄と共に離れようとした……が、

 

「待て、小唄とか言った奴」

 

「ん?なんや?どないしたんや?」

 

「お前、さっきのはお前が弾いてたんだろ?」

 

「そうや。僕が弾いてたんや」

 

「ふむ、ならどうせこれが終われば異変解決後の宴会があるんだ。その時に弾いてくれないか?葵にも歌わせるつもりだからな」

 

「ほ、鬼灯⁉︎ななな、何を言ってるのですか⁉︎///」

 

「ええよ〜。その話、受けたるわ〜」

 

「助かる」

 

「勝手に決めないでください‼︎」

 

勝手に宴会で歌を歌うことが決められてしまった葵であった。




はい!今回はここまでです!主に出て来たのが霊夢さんとルカさんかな?

小唄さんのキャラ、本当に難しいです。エセ関西弁しか使えないので……大丈夫だろうか?主にキャラが(汗

そ、それでは!さようなら〜!
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