許可も貰いました‼︎……キャラ崩壊、してないと良いな……
それでは!どうぞ!
想起は人里に一人で降りていた。
理由としては、団子を食べにである。
「はぁ、それにしても、葵も来れば良かったのにね」
(仕方ないだろ。今回、客人が来るって事で神社内を少し綺麗にしてるんだからな)
「大掃除の二日前なのにね」
(それも仕方ないだろ。諦めろ)
想起は自分の中にいる砕牙と会話しながら移動していると、思っていたよりも早めに着くことが出来た。
「あ、着いた。すみませ〜ん」
「はいはい、いらっしゃ……おやっ?あんた、もしかして、昔来てた想起君かい?」
「あ、はい。覚えてくれてたんですね」
「あたしゃ記憶には自信があるんだよ。それで、何を食べたいんだい?」
「うーん、そうだな……」
想起がそうやって悩んでいると、何故か後ろで何かが捨てられる様な音がした。
それが唯のゴミとかの音なら良かったのだが、ゴミではそんなに大きな音はしない。むしろ、大きな荷物が落ちるような音だった。
想起はその音に驚いて後ろを振り向いてみると、見覚えのある姿が居た。
それは、この前、別の幻想郷に行った時に、妹紅の店で働いていた男性だった。
「……え、何でこの人が……」
「おや、驚いた。……外来人かい?」
「いえ、外来人じゃないですよ……元はそうかもしれないですけど」
想起はそう言うと、その男性の元に近付いた。
「大丈夫ですか?」
「うっ……」
その男性がそこで少し起き上がり、周りを見る様な仕草をし、想起を見ると……、
「……」
「ど、どうしたの?」
「……お前、何処かで会った様な……」
「はい、会いましたよ。この前、そちらの幻想郷の妹紅さんのお店で。僕はカルボナーラを食べてましたけど」
「⁉︎お前、カルボナーラ知ってるのか⁉︎」
「そりゃあ、僕も元は外来人ですから」
想起がそう説明すると、岩槻は何かを考え始めた。
「?どうしました?」
そして、考え始めてから数秒後。
「……お前、もしかして、この前俺の大切な木刀を返しに来てくれた水色の髪の女性の連れの一人か?」
「えっ、うん」
想起は「よく覚えてるな〜」と、感心した顔で男性を見ていると、その男性が立ち上がった。
「そうか。俺は『岩槻 静弥』っていうんだ。お前は?」
「あ、僕は幻現想起だよ。よろしくね、岩槻さん」
「ああ、よろしくな」
岩槻はそうやって挨拶していると、後ろに気配を感じ振り向いてみると、お婆さんがいた。
「何だ、想起くんのお友達かい?それにしても、何であんた、ああやって来たんだい?」
「え?」
「よくは見てなかったけど、多分スキマが開いて、そこから放り投げられたんだと思うよ。じゃないと、あんな音は出ないしね」
「……」
そこで岩槻は少し固まり、
「紫の所為かーーーー!」
と、叫んだのだった。
***
岩槻と想起はあの後、お団子屋さんで一緒にお団子を食べ(岩槻の分は想起が払った)、岩槻からの要望で『神無月神社』へと帰って来ている。
「此処が葵の神社だよ」
「此処が?……綺麗にされてるな。真面目なのがよく分かるな」
「あ、あはは……」
想起は岩槻の言葉に苦笑いを浮かべたが、そのまま神社内へと入った。
「葵〜、ただいま〜」
しかし、何時もなら返してくれる返事も無く、シーンっとしていた。
「……留守みたいだぞ?」
「あれ?なんで……あ、もしかして急な用事かな?となると、多分、博麗神社の方に移動したんだね」
「そうなのか?」
「うん。葵は霊夢の代わりに色々してるからね。境内とかの掃除とか」
想起がそう説明すると、岩槻も苦笑いをしていた。
そして、直ぐに博麗神社の方へと移動し始めた。
〜少年移動中〜
想起達が神社に着くと、霊夢と魔理沙、葵、ルカ、鬼灯以外にもう一人、早苗が居た。
「あれ?早苗さん?」
「あ、想起さん……っと、あの時の」
「ん?あんた誰よ?葵の知り合い?」
「霊夢さん。知り合いだからこの反応じゃないんですか?」
霊夢と早苗、そして葵は何かを話し合っていた様だ。
何時もは境内を掃除する為に持っている竹箒を葵は持っていなかったのだから。
岩槻は霊夢達に自己紹介をした。
「へぇ〜、別の世界のね〜」
「ん?驚かないのか?」
「もう既にそんな存在を見てんのよ」
「私もです」
二人は全く驚かずに岩槻の存在を受け入れていた。
「そ、そうか……あ、えっと、葵だったか」
「はい。何でしょう?」
岩槻は葵に頭を下げた。
「えっ⁉︎」
「この前は俺の木刀を返してくれてありがとうな」
「いえ、そんな、御礼を言われるような事はしていませんから頭を上げてください」
葵からのそんな言葉をうけた岩槻は頭を上げた。
「それでだ。俺は葵に恩返しをしたいんだ」
「お、恩返し……ですか?」
「いや〜、良いことはするものですね。ね?霊夢さん」
「早苗、何よその嫌味の様な言葉は」
葵のすぐ近くにいる霊夢と早苗が何やら喧嘩をしそうな気配がするが、ノアを撫でているルカが睨み付けた事により収まった。
「恩返しなんて、私、そんな大それたことはしていませんよ。自分が満足する行動を取っただけですから」
「いや、それでもだな……」
葵と岩槻はお互いの意見を譲らず、ずっと平行線を辿っていた。
「あ〜、これはずっと終わらないわね」
「どうします?これだと、分社の件での話し合いが出来ませんよ?」
「そう言われてもな。葵も何か決定的な事を言わないと引かないだろうしな……」
鬼灯がそう話す近くで、岩槻が葵に対して、
「いや、それだと俺の気が収まらないんだ。頼む」
と、また岩槻は葵に対して頭を下げた。
「……」
その言葉に対して葵は口を閉ざし、そして溜息を吐いた。
「……では、二日後、また来ていただけませんか?」
「?二日後?」
「ああ、手伝わせるわけ?大掃除」
「手伝わせるって……まあ、そうなってしまうんですかね」
葵は苦笑しながらそう言った。
「大掃除って、何でだ?」
「実は、あの神社にはずっと咲き続けている桜があるんです」
「えっ」
「でも、その桜も散らないわけじゃないから、その桜が咲いてる庭がピンク色に染まってきているんだ。ただ葵の神社は広いし、此処にも来たりしてあんまり掃除出来ないからって事で時々大掃除をするんだ」
「なるほど。その手伝いか……分かった。手伝おう」
「⁉︎良いんですか?」
「ああ」
「すみません、ありがとうございます」
葵はそうやって岩槻に対して頭を下げた。
「いや、頭を上げてくれ。御礼もいいから。俺がしたいことだしな」
岩槻がそう言うと、その背後の方にスキマが開く気配がした。
「あ、スキマが」
「紫が返してくれるみたいね。一旦、帰ったら?」
「ああ、そうする」
岩槻はそう言って帰ろうとするが、葵が呼び止めた。
「ん?どうした?」
「岩槻さん。そちらの霊夢を大切にしてあげて下さいね。岩槻さんの『奥さん』なんですから」
「……え、なんで知って」
「それはまた次回に説明しますよ」
「というか、あんたとそっちの私は結婚してるわけね?だったら、不幸にしたら私からの『夢想天生』がくることを覚悟しなさい」
「それは嫌だな。分かってるさ」
岩槻はそう言うと、そのまま元の世界へと戻って行った。
「それにしても、葵、珍しいね。断らないなんて」
「本当は、そこまでもらう為に返しに行ったわけじゃないんですけど、ああ言われてしまうと、どうしても断りずらくて……」
「成る程」
その後、早苗と分社の件を話し合い、それぞれの分社を建てることに決まったのだった。
終わった……のは良いけど、キャラ崩壊してるかもしれない
零ミアさん、大丈夫でしょうか?こうして欲しい所があったら言ってください!
それでは!さようなら〜!