違和感があるでしょうがご了承下さい!
それから、もう言っちゃいますとですね。次の異変は地霊殿ですが、その次の章は日常ではなくリリなの編にいきますので……まあ、やるかどうか結構悩んでますが
それでは!どうぞ!
*リリなの編の予定は無くなりました
想起は一人で紅魔館へと来ていた。
理由は本を返す事と、魔法の練習である。
実は、前にパチュリーから魔術の素養があると言われ、それ以来、魔法を教わっていたのだ。
そして、今日この日がパチュリーから魔術を教わる日だったのだ。
「……それにしても、此処っていっつも広いよね?何でだろ」
想起は独り言の様に呟くと、
「それは私の能力が関係してるわ」
後ろから咲夜に声を掛けられた。
「あ、咲夜さん……あの、咲夜さんの能力って……」
「あら?言ったことはなかったかしら?」
「僕は聞いたことないですね」
「そう。私は『時間を操る程度の能力』よ。この能力の応用でこの館の中を広くしているのよ」
「へ〜、でも、広くする意味ってあるのかな?」
想起が頭を傾げていると、咲夜の後ろから何時もの笑いが聞こえてきた。
「クスクス、それはね、レミィが言ったからよ」
「あ、レティシアさん……レミリアさんが何を言ったんですか?」
「クスクス、『館の広さがそのまま主人の心の広さ』だったかしらね?そんな事を言っていたわよ♪」
レティシアは何時も通りの笑みを想起に向けた。
「へ〜、そうだったんだ……でも、これは広過ぎない?咲夜さん、掃除大変ですよね?」
「いえ?別に大変でもないわよ。私がこの館に始めて来た時だったならそう言っていたかもしれないけど、今はマリアや狼、ユニにペスにくおんに朱鳥。そして、最近だけど入った光冥がいるもの。だから、別に大変ではないわね」
咲夜はそう想起に言うとクスリと笑った。
「まあ、マリアはドジが多いから、館内の備品を壊したり、なんて事は何時もの事だけどね」
「クスクス、そうね♪ほぼ毎日ね♪」
「そ、そんなになんだ……」
「クスクス、確か、少し前にレミィに紅茶を持って行った時に転けてしまって、レミィに紅茶が掛かる……なんて事件もあったわね♪」
「レティシア様。あの時は大変だったんですよ」
「クスクス、お疲れ様、咲夜」
そんな風に談笑していると、レティシアがふと思い付いた様な顔をした。
「クスクス、想起、確か貴方、今日はパチュリーの所で練習だったわよね?」
「え?あ、はい。そうですけど……」
「クスクス、だったら、私、もうそろそろフラン達に上げるケーキを作ろうと考えていたのよ。丁度良いから貴方にも上げるわね♪」
「え?良いんですか?」
「クスクス、別に構わないわよ♪それに……」
「?」
「クスクス、これよりももっとお楽しみなものに会えるかもしれないからね♪」
レティシアは何時もの笑みよりも五割り増し楽しそうな笑みを浮かべている。
(え?何があるの?)
想起は一抹の不安を抱えながらも図書館の方へと向かった。
〜少年移動中〜
図書館に着いて、パチュリーに挨拶をしてから練習が始まった。
練習をし始めた期間は短いが、それでもそれなりに魔法を使える様になってきている想起。
そして、修行を終えて今は図書館内でリラックスをしていると、誰かぎ図書館に入ってきた。
(誰だろ?)
想起は好奇心から扉の方へ向かい、その人の顔を見てみると、
「あれ?早苗?」
「⁉︎そ、想起さんですか?」
そこにいたのは早苗だった。
「何で早苗が此処に……あ、本を借りに来たの?」
「はい!そうなんです‼︎想起さんはどうして此処に?」
「僕はパチュリーさんに魔法を教わってるんだ。なんか、素質があるらしくてね。それに、僕にとっても葵の力になれるから良いことだしね」
「……そうですか」
早苗は先程のテンションが嘘の様に雰囲気が暗くなってしまった。
「あ、その、ごめん」
「あ、気にしないで下さい‼︎想起さんの所為ではないですから‼︎……嫉妬ですし」
「?何か言ったの?」
早苗の最後の言葉は呟く様に言った為に、想起は何を言ったのかは分からなかった。
「何も言ってませんよ?それよりもです!此処の図書館は凄いですよね‼︎外の色んな本があるのですから‼︎」
「そうだよね。それに、何故か漫画まであるし……」
「そううですね!ガ○ダムとかマ○ロス○ロンティアとか○ケモンとかそれからそれから……」
「……早苗って、アニメとか好きなの?」
「もう大好きですよ‼︎特にロボット系ですね‼︎」
「ロボットって男の浪漫だよね‼︎」
「男性だけでなく女性にとっても浪漫ですよ‼︎」
と、そんな事を図書館内で語り合っていると、メイドが図書館に入ってきた。
しかし、想起はそのメイドに見覚えがあった。
「……え」
「?どうしました?想起さん」
「……なんで、あの人があの格好で此処に……」
「想起さん?」
「早苗!ちょっと此処にいて!すぐ戻るから‼︎」
「想起さん⁉︎」
そして、想起はそのまま駆け足でそのメイドに近付き、大きな声で名前を呼んだ。
「龍さん‼︎」
「⁉︎……」
何故か『龍』と呼ばれたメイドはそこで石の様に固まってしまった。
そして、まるで人形の様にゆっくりと想起の方に顔を向けた。
「……」
「……」
そして、本当に想起である事を確認すると、
「…………」
「龍さん⁉︎」
イキナリ地面に手を着いてorz状態になってしまった。
ちなみに、ミニではなくロングだからこそ、遠慮なく出来ているのである。
「想起さん、イキナリどうしたんですか?……って、あれ?この人何処かで……」
早苗はそう言って考え、そして思い出す。
この前、大掃除の時にいたあの『男性』であると。
「……えっと、何故男性なのにこの格好なんでしょうか?」
「いや、それは分からないよ。けど、レティシアさんが言ってた『面白い事』がこの事ってなのは分かった」
想起がレティシアの名前を出した時に少し耳が動いた気がするが、気の所為と言うことにしておこう。
「それで、何で龍さんはその格好なんですか?」
「……いや、それが……」
そして、龍が説明し始めた。
〜メイド(?)説明中〜
「……何と言うか、ご愁傷様です」
龍から聞いた事を簡単に言うと、フランからのおねだりに敵わなかった。ただそれだけである。
普通のおねだりなら別に龍も揺らがなかっただろうが、そのおねだりが抱き着きと上目遣いだったのだ。
それでもなんとか勇気を振り絞って断ろうとしたが、なんだか泣きそうな雰囲気もあった為に結局断ることが出来ず、そのままこの状態になったのだった。
「……これもう黒歴史に入るよ」
「……本当に、ご愁傷様です」
想起が龍を慰めていると、その近くでパシャッと写真を撮る時に出る音が図書館内に鳴り響いた。
「「「……え?」」」
その場にいた三人は誰が撮ったのかと音が鳴った方に顔を向けてみると、
「おやおや、もしかして新しいメイドさんですかね?これは良いネタになりそうです!」
文がとても嬉しそうな顔をして撮った写真を見ていた。
幸い、文は龍が女性だと勘違いしているようだが、撮られた本人はそれを気にする余裕が、今、無くなった。
「……ちょっと、文」
「?はい、何でしょ……ひっ‼︎」
文は龍の方に顔を向けてみると、龍は黒い笑みを浮かべていた。
「その写真を今すぐ消してくれるよね?じゃないと、O☆HA☆NA☆SHIだよ」
そう黒い笑みを浮かべたまま言うと、文は怯えながらも写真を消し終えた。
「しし、写真はちゃんと消しましたので‼︎で、では〜‼︎」
文はそう言うと、そのまま入り口まで飛んで行ったのだった。
「……危なかった」
「クスクス、良かったわね♪幻想郷中にばら撒かれなくて」
そんな声が聞こえてきた為、図書館の入り口の方に顔を向けると、レティシアが紅茶とケーキが載ったお皿を持って立っていた。
「あ、レティシアさん」
「クスクス、どう?想起。ちょっとしたサプライズは」
「……確かに驚きましたけど……これは、同情します」
「クスクス、まあ同じく男性だものね♪それは仕方ないわね」
レティシアはそう言いながらも近くにあった机に紅茶などを置いた。
ちなみに、ケーキの種類はシフォンケーキだった。
「クスクス、ちょっと作ってみたのよ♪食べてくれるかしら?」
「勿論、食べさせてもらうね」
龍はそう言うと、早速シフォンケーキを食べてみた。
「‼︎美味しい‼︎外で作られるモノよりこっちの方が断然美味しいよ‼︎」
「そうですね!本当に美味しいです‼︎」
「レティシアさんって料理も出来たの⁉︎」
想起がそう聞くと、レティシアはまた笑いながら言った。
「クスクス、ええ。昔からよくレミィやフランとかに作ってあげていたからね。自然と上手くなったのよ」
「へ〜」
「クスクス、さて。パチュリー達にも渡してこないとね。それじゃあね」
レティシアはそう言うとその場から離れて、パチュリー達の方へと向かった。
その後、ケーキを食べ終えた想起と早苗は本(早苗は漫画だが)を借りると紅魔館から去って行ったのだった。
はい!これで終了です!……それにしても、今まで龍君のキャラは心配ないと思ってましたけど、今回に限ってはちょっと心配です。大丈夫でしょうかね?
ちなみに、ケーキを食べてる最後のシーンですが、あの時ずっと龍君はメイド服を着てましたよ
それでは!次回、地霊殿編‼︎お楽しみに‼︎
さようなら〜!