東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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第百二十四話

間欠泉が噴き出した為か、温泉が出来た幻想郷。

 

その湯を確かめる為か、殆どの幻想郷住民が温泉に入りに来たのだった。

 

「へぇ〜、丁度良い湯加減ね」

 

「そうだね」

 

霊夢と葵がお湯に手をつけ、温度を測ってみた。

 

どうやら、二人にとっては良い湯加減だった様だ。

 

「じゃあ、入ってみるか‼︎」

 

その温泉に入った人達は、葵達が知る人達で全員であった。

 

勿論、男性連中はいないが。

 

「……それにしても」

 

「?どうしたの?霊夢」

 

霊夢は葵のある一点をじっと見ている。

 

その視線の後を追ってみると……、

 

「⁉︎れ、霊夢‼︎どこを見てるのですか⁉︎///」

 

葵は胸をタオルで隠す様にした。

 

「いや、その胸を少し分けてほしいものだわ」

 

「そうだな。分けてほしいぜ」

 

「まま、魔理沙まで⁉︎わ、私よりも早苗さんの方が……///」

 

「え?」

 

イキナリ話のネタにされた事に驚いた早苗の方を素早く見た霊夢はじっと見ると、また葵を見て、

 

「どっちも同じ大きさよ‼︎」

 

と、言った。

 

「え、えぇぇえ⁉︎///」

 

「というか、どうしたんだ?霊夢。イキナリ胸の大きさを気にしだして……」

 

「そ、それは……」

 

「……成る程な」

 

「ですね……」

 

ルカは少しニヤニヤしながら、葵は何かを悟ったらしく、それ以上の事は聞かなかった。

 

「う、うぅ……」

 

「ま〜、気になるよな。仕方ないよな、恋する乙m「それ以上、言うなぁぁぁあ!」はいはい」

 

少し紅い顔をしながら叫ぶ霊夢。しかし、全く怖くない。

 

「……てか、あんた、悔しくないわけ?」

 

「?何にだ?」

 

「だから……」

 

その反応で理解したルカは悔しそうな顔をせずに言った。

 

「別に悔しくないな。私は霊夢達よりかは大きいわけだしな」

 

「くっ、事実だから否定出来ないッ‼︎」

 

そんな霊夢の近くにいる葵はレミリアに話し掛けた。

 

「……そういえば、レミリアさん達は平気なんですか?」

 

「ん?何がよ」

 

「お風呂ですよ。鬼灯から聞きましたけど、水が駄目って……」

 

「私達は『流水』が駄目なだけであって、流れてなかったら水は平気なのよ」

 

「そうなんですか?良かったです」

 

そんなレミリアの近くには、日傘を差している咲夜が居た。

 

流石に日光は駄目な様だ。

 

そのすぐ近くに居るフランもまた然りである。

 

そんな女性陣とは裏腹に、お風呂に入れない男性組は、それぞれの場所で待機中である。

 

「……なあ?霊夢」

 

「何よ」

 

「本当にこれ、放っといて良いのか?」

 

「……そうね。もうそろそろ、動いた方が良いかもしれないわね」

 

「ですね」

 

そう言って上を見てみれば、怨霊達が居た。

 

「……葵」

 

「明日からですか?」

 

「ええ、動くわよ」

 

「はい」

 

そうして、栄気を養う霊夢達であった。

 

少し追記をしておくと、冬だからとはしゃいでいたのか、温泉の中にチルノが入ってくる事件もあったりしたのだった。

 

勿論、チルノは溶けてしまっていたが。

 

***

 

その日の翌日、博麗神社では、霊夢、魔理沙、葵、ルカ、想起の他に、歩と夢幸と如月が加わった。

 

「なんか、最近あんたが居ることが普通になってきたわ」

 

霊夢は如月の方を見ながらそう言うと、如月は少し苦笑した。

 

「それで?何処に行けば良いんだ?」

 

「私について来れば良いのよ。さ、行くわよ」

 

「何時もの霊夢の勘頼りだぜ」

 

「勘だけで良いのかな?」

 

「それが彼奴のデフォだろ。諦めろ」

 

「俺としては心配だけどね」

 

そう言いながらも一行は霊夢について行き、地面に大穴があいている場所を見つけた。

 

「此処ね」

 

「よし!行くぜ‼︎」

 

「あまり気を背負い過ぎるなよ。魔理沙」

 

そう言いながら魔理沙の頭を撫でる夢幸。

 

「分かってるぜ‼︎というか、私を子供扱いするなって言ってるだろーーーー!」

 

「でも、魔理沙の力は抜けてる様だから、効果はあるよね?」

 

「うっ///」

 

「……何か、初めて見た当初からそんなに期間は空いてないのに、もう慣れたな」

 

「僕はもう何回も見てるから『何時も通り』としか感じないけどね」

 

「それは私達もだがな」

 

「……そう言えば、鬼灯が渡してくれたこの陰陽玉の事だけど……」

 

そう言って歩が出したのはポケットサイズの陰陽玉だった。

 

「あ〜、確か、『通信型』とか言ってたわね」

 

「コレで彼方と通信が出来ると言っていましたけど……」

 

葵がそう言っていると、その陰陽玉が少し光だした。

 

『⁉︎』

 

『……聞こえるか?』

 

陰陽玉から聞こえてきた声は鬼灯だった。

 

「あ、うん、聞こえるよ」

 

「というか、紫はコレをどうやって製作したのよ」

 

『それを私が知るわけないだろ?まあ、便利アイテムなんだから損はないだろ。でだ、あまりサポートすることは無いが、何かあったら連絡をしてくれ。良いな?』

 

「分かってるわよ」

 

『なら良い。……あ、一つ言い忘れていた』

 

そこで鬼灯は地底にいる妖怪達の事を話しだした。

 

『地底にいる妖怪達は、地上に嫌気が差した者達の集会場だ』

 

「それがどうしたのよ」

 

『その者達の中にはな……鬼もいるんだ』

 

「……鬼」

 

「……あまり当たりたくない種族だな」

 

『だろうな。その鬼の頭領……いや、一番上に立つ『鬼子母神』という存在がいるんだが、そいつも地底にいる筈だ』

 

「それは……強いの?」

 

想起が聞いてみると、鬼灯は、

 

『ああ、強い』

 

そう即答で返してきた。

 

『彼奴と接近戦で戦っても勝てないだろうな……遠距離でもどうかと思うが』

 

「そ、そんなに強いのか?」

 

魔理沙が少し冷や汗を流している。

 

『ああ、強い。私でも勝てない。レティシアは接近戦だと負けるが、遠距離戦だと勝つぐらいの強さだな』

 

「はあ⁉︎マジかよ⁉︎」

 

「というか、あんた、戦ったことがあるわけ?」

 

『あるに決まってるだろう?私は鬼達が地上にいた時から生きてるんだぞ?その鬼とも仲が良いんだ。……まあ、鬼だから戦闘狂ではあるんだが……』

 

「?どうしたんだ?」

 

『……いや、まあ、これについては本人に会えば分かると思うぞ……多分』

 

「?」

 

『兎に角だ、地底は何時もの異変と比べても危険だ。気を付けろよ』

 

それだけを言うと、通信は切れてしまった。

 

「……何が言いたかったのかしらね?」

 

「兎に角、行きましょう」

 

葵からの促しに先に行くことにした全員であった。




……(チーン)

「あの……」

「最近、貸して頂いてる人達のキャラが壊れ始めたからその心配から倒れてるだけだ」

「気にしない方が良い。というか、何で最初からあの話なんだか……」

「クスクス、何かこうしてほしいって所があったら遠慮なく言ってね♪主に無理矢理書き直させるから♪」

「そ、それでは!さようなら〜!」
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