東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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第百二十六話

キスメとの戦闘からそのまま進んで行くと、また誰かがいた。

 

その姿は金髪の髪をお団子にした状態でのポニーテールをしており、茶色の大きなリボンをしている。

 

その姿を見ただけなら、何方かというと可愛らしい女の子だ。

 

「ッ⁉︎」

 

「?ルカ?どうしたの?」

 

その女の子の姿を見たルカは途端に距離を開けた。

 

それに不信感を持った葵がルカに聞いてみた。

 

「い、いや……何か、ち、ちょっとな……」

 

そのルカの顔はその女の子の顔を見ようとしていない。

 

そのお陰か、葵は何かを悟った。

 

「……あ〜」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

その様子を見て、今度は歩が近付いて来た。

 

「いえ、何でもありませんよ。それで、歩さん」

 

「ん?何だ?」

 

「彼処にいる女性とは知り合いですか?」

 

葵はその女性を見ながら聞くと、歩は頷き、その女性の元に近付いた。

 

「ヤマメ!」

 

「⁉︎……あ!歩じゃん‼︎ヤッホー‼︎」

 

最初こそイキナリ呼ばれたからか驚いた様子を見せたその少女、ヤマメはその声の主を見て、元気良く挨拶を交わした。

 

「……本当に歩は誰とでも仲が良いわね」

 

「お?霊夢、もしかしてヤキモチ……あっぶね⁉︎」

 

「魔理沙……あんた、此処に来て余計な事を言い過ぎじゃないかしら?」

 

「いやいや、照れなくても……だから危ないっての⁉︎」

 

「二人とも‼︎落ち着いてください‼︎」

 

魔理沙が霊夢をからかっていると、霊夢から弾幕を放たれ、またからかったら放たれの繰り返しをされそうになったが、葵が仲裁に入ったため、それは中断された。

 

「それで、今回はどうして来たの?」

 

「ああ、実はな……」

 

〜少年説明中〜

 

「ふむふむ、成る程成る程……」

 

ヤマメは歩からの説明を受け、少し考え出した。

 

「まあ、そういうことだから、通してくれない?」

 

霊夢はヤマメに対してそう言った。

 

実際、誰が異変主かは既に葵が知っているため、此処でヒントなどを聞くことはないのだ。

 

……しかし、相手側はそれでは満足することはない。

 

「え〜!それじゃあ私がつまんないじゃん‼︎……あ‼︎そ〜だ‼︎」

 

そう言って、ヤマメが両手の掌を合わせて何か楽しい事を思いついたかの様な顔をした。

 

「ねえねえ!歩‼︎私と遊ぼうよ‼︎」

 

「え?ヤマメと?」

 

「そ‼︎だって、私、ず〜っと退屈だったしさ‼︎ね?良いでしょ?」

 

ヤマメは歩にそう頼み込む。しかし、歩は先に異変を解決する事が優先かと考えていた。

 

そんな歩の考えはお見通しな様で、

 

「じゃないと、私、此処を通さないから‼︎」

 

そう言うと、ヤマメは背後に糸を飛ばし、蜘蛛の巣を作って誰も通さない様にした。

 

それを見たルカは遂に確信してしまう。

 

「な、なあ?お前……もしかして……」

 

「そっ‼︎私は『土蜘蛛』って「うわぁぁあ‼︎」……え?何々⁉︎なんなの⁉︎」

 

ヤマメの種族を聞いたルカは大きな叫び声を上げながら、一向の一番最後にいる如月の背に隠れてしまった。

 

「な、ルカ?」

 

「……」

 

ルカは如月の背に隠れた状態で、今度は姿を見せない様に隠れてしまった。

 

「な、なあ?葵。頼むから状況説明を……」

 

「まあ、ルカがああいう風に反応した時点で何と無くは気付いてたのですが……」

 

葵は苦笑しながら説明した。

 

「ルカは『蜘蛛』が大っ嫌いなんですよ」

 

「⁉︎」

 

葵がそう説明する後ろでは、ヤマメが効果音としては『ガビーン』と付きそうな顔をしていた。

 

「え?何で蜘蛛?」

 

「昔に自分の顔に蜘蛛の巣が当たったことがあって、その巣を取ろうとしたら、蜘蛛に触ってしまった様です。まあ、元々見た目から駄目だった様で、それが原因でもっと嫌いになった様ですね」

 

「うぅ……私、何も悪いことしてないじゃん……」

 

「よしよし、ヤマメ、これは仕方ないさ。人には其々、好き嫌いがあるからな」

 

「うぅ……歩〜」

 

そう言いながら、泣きながら歩に抱き着くヤマメ。

 

その姿を見た霊夢からは少し黒いのがあったが、ヤマメの姿を見て、仕方ないかという様な顔をしていた。

 

「……この雰囲気、どうすればいいの?」

 

そんな風に困惑する想起と、蜘蛛の巣を壊して先に進もうとしている夢幸を止める魔理沙の姿もあった。

 

***

 

それから、ヤマメが落ち着くのを待ち、落ち着いたのを見ると、今度はルカの方に近付いた歩。

 

「なあ、ルカ」

 

「何だ」

 

どうやら、会話は普通に出来る様である。

 

「姿ぐらいは……駄目か?」

 

「……」

 

歩の言葉に逡巡すると、少し如月の背から顔を出した。

 

「ありがとうな、ルカ」

 

そうお礼を言うと、ルカは「まだ姿がマシだからだ」と言った。

 

「もし虫の姿での蜘蛛だったら……」

 

「だったら?」

 

「凍らせてた」

 

「……あはは」

 

そんな会話をしてからヤマメの前へと戻ってきた。

 

「じゃあ、ヤマメ。やろうか、弾幕ごっこ」

 

「うん!お互い、楽しもうよ‼︎」

 

ヤマメの笑顔が合図となり、弾幕ごっこが始まった。




今回はちょっと疲れてなかったので投稿して見ました!

それから、今回、夢幸さんの言葉がなかったのはちょっと今は自信がないので、無しとさせて頂きました……歩さんも自信はないのですがね

次回は歩さんの弾幕ごっこです!頑張りますよ!

それでは!さようなら〜!
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