東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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さあ!今回からレティシアさん二回目の日常!

この前の様にグダグダにならない様に頑張ります‼︎

それから、あの人の再登場‼︎どんな人かは読んでみてくださいね‼︎

それでは!どうぞ!


レティシアの日常2
第百三十四話


あの宴会から二日後、レティシアはフランの部屋へと行こうとしていた。

 

フランの部屋は相も変わらず地下なのだが、今はレティシアやフランの友達の一人であるマリアの他にも、レミリアや魔理沙も遊びに行くことがあるのでフランが寂しがる様子は無い。

 

「……それでも、出来れば地下はやめてあげて欲しいわね」

 

レティシアはそう呟くも、それ以外に部屋も無いため、何も言えないのだった。

 

そして、曲がり角を曲がろうとした時、レティシアは足を止めた。

 

「……何の様?『サタン』」

 

『ククッ、何の用も何も、楽しみに来た以外に何があるんだ?』

 

サタンはまた黒猫の姿でレティシアの前に現れた。

 

そして、また下品な笑い方をしながら言葉にした。

 

「……何をするつもり?」

 

『ククッ、「何をするつもり」よりも「何をした」の方が合ってるな〜』

 

「……どういうこと」

 

レティシアはサタンの考えを能力で読もうとしたが、読めなかった。

 

「……」

 

『ケケケッ‼︎無駄無駄。オレに能力が効くと思うなよ?オレはコレでも地獄の支配者、サタン様だぜ?舐められちゃ困るな〜』

 

サタンがそう笑うと、その瞬間、何処が崩壊する様な音が聞こえた。

 

「⁉︎」

 

『ククッ、始まったな。オレからのサプライズが』

 

「……今の方向……フランの部屋へと続く道から……まさか⁉︎」

 

『ククッ、そういうことさ。オレがお前が施した封印を解いて、狂気を増幅させたのさ。コレで彼奴は暴れ放題だ‼︎』

 

そう言うサタンの顔は、楽しそうに歪んでいる。

 

「……フラン‼︎」

 

『おおっと、待てよ』

 

サタンがそう言葉にしただけで、レティシアは動けなくなってしまった。

 

「くっ‼︎」

 

『お前に少し聞きたいことがあったんだよ。だから、面倒な気持ちを抑えて会いに来てやったんだ。有難く思えよ』

 

そんな事を言うサタンはやはり歪んだ笑みを浮かべている。

 

『お前よ〜、以前、オレと会ったことがあるだろ。あの神社以外で』

 

「……」

 

サタンがそれを言うと、レティシアから殺気が漏れた。

 

それも、殺気だけで人一人を殺せる程の量だ。

 

しかし、サタンはそれを感じない。まるで風と同じ様に受け流している。

 

『……あ〜、やっぱりか。お前、ヴラドとか言うオレに操られた馬鹿な吸血鬼と一緒に居た吸血鬼だな?』

 

「……」

 

『ギャハハ‼︎あの時の事を今思い出しても笑えるぜ‼︎特にお前のあの時の顔は本当に最高……』

 

そこでレティシアが弾幕を撃ち、サタンはそれを消滅させた。

 

『……へ〜、まあ、オレの全力でお前を止めてるわけでもないから、動けて当然、撃てて当然か』

 

サタンはそう言うと、レティシアの束縛を解いた。

 

レティシアは解放感を得ると、サタンを睨んだ。

 

「……貴方、まさかまだ諦めてないのかしら?」

 

『いんや?誰かに暴露た時点でオレの計画は大失敗さ。今回はお前に暴露ちまったがな』

 

「……」

 

『おっと、そう言えば、こんな風に長話してるが、お前の妹さんは無事かな〜?』

 

サタンは口元を歪めてそう言うと、レティシアは今の状況を思い出し、自分が冷静さを掛けていた事に自分を責めながら、その場を離れ、フランの元へと急いだ。

 

『……さて、退屈凌ぎに起こしたイタズラだが、もう興味も失せたし、何よりもうこれ以上面白い事も起こりそうにないな。さ〜て、ゼウスに怒られるのも面倒だ。さっさと帰るとするか』

 

そう言って、その黒猫の体から抜け出たサタン。

 

その場に残ったのは、黒猫の死体だけだった。

 

***

 

「「「「あははははは‼︎」」」」

 

「フランちゃん‼︎やめて‼︎」

 

「マリア‼︎」

 

「⁉︎レティシア様」

 

フランの元に着いて見たのは、怪我をしたマリアとマリアを守る様に立っていた狼だった。

 

「……貴方達は離れなさい。そして、レミィと霊夢を呼んで来て」

 

「「分かりました」」

 

二人はそう言うと、マリアがレミィを、狼が霊夢を呼びに行った。

 

「……さて」

 

「「「「レティシアお姉様‼︎フランと一緒に遊びましょう‼︎」」」」

 

「そうね、久々に遊びましょうか。それで、どんな遊びかしら?」

 

レティシアがそう聞くと、四人のフラン全員が答えた。

 

「「「「先に壊れた方の負け‼︎」」」」

 

そう言うと、全員が手を突き出した。

 

「「「「キュッとして……」」」」

 

そう言いながら手を握る仕草をし、

 

「「「「ドッカーン‼︎」」」」

 

その言葉で手を開いた。

 

すると、レティシアが居た場所は爆発した。

 

ただ、『居た』と言うだけで今は居ない。

 

「スペルカード」

 

そんな言葉が部屋の何処かから響き、そして、

 

「真月『満月の下の真実』」

 

すると、四つの月と同じ色をした弾幕が四人のフランを襲った。

 

しかし、フラン一人に対して一つ。それも、全く威力が無いものだ。

 

「「「「あれあれ?レティシアお姉様。全く痛くないよ⁇」」」」

 

弾幕が撃たれた方向……フラン達の後ろにフラン達は振り向き、そう言った。

 

そこにはレティシアが立っていた。

 

「クスクス、そうね。だって、そのスペルはまだまだ終わってないもの」

 

「一体どういう……きゃぁぁぁあ‼︎」

 

「「「フラン⁉︎」」」

 

四人のフランのうち、立った一人に無限とも呼べる程の弾幕が撃たれた。

 

それも、最初の弾幕とは違い、とても威力の高い弾幕。

 

なんの力もない人間ならそれだけで死に、能力などがある人間ならそれだけで気絶してしまう程に威力のある弾幕。

 

それを本物のフランは受けた。それも無数に。

 

当然、フランはそれで気絶し、『フォーオブアカインド』で増えていたフランは全て消えた。

 

「……さて、フランにまた封印を施さないとね」

 

レティシアはそう言うと、フランに近付き、狂気を封印したのだった。

 

その後、霊夢とレミリアが来て、後処理をしたりして、その日を終えたのだった。

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