東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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今回で持久走も終わりです!長かった‼︎

話数も話数だったので纏めてちょっと減らしました‼︎

それでは!どうぞ!



第百四十三話

積雪もいつの間にやら全て溶け、如月は博麗神社まで走ってくることが出来た。

 

そして、石段の目の前まで来ると、其処からはゆっくりと登って行った。

 

此処が最後の場所とあってか、若干、緊張している様だ。

 

そして、石段を全て登り切り、目の前にある光景を見てみると……、

 

「……あれ?葵?何で此処に?」

 

「あの、何と言いますか……あ、あはは……」

 

神無月神社で既にお題を出し、もう相手をする事はないと思っていた葵がその場にいた。

 

そして、もう一人。歩と顔が似ている女の子が居た。

 

髪の色も同じで、しかし、歩とは違い小柄だが。

 

「?歩、その子は?」

 

「ああ、この子は俺の妹だよ」

 

「初めまして‼︎『矢印野 未来』です‼︎よろしくお願いしますね‼︎」

 

「ああ、よろしく」

 

如月はその元気さを見て微笑ましいものでも感じたのか、笑みを浮かべた。

 

「あんたがレティシアが言ってた『喰龍の使い手』かい?」

 

と、賽銭箱の上で胡座を掻いた状態で瓢箪の中に入っているお酒を呑んでいる萃香が話しかけてきた。

 

もう既に頰が赤い所を見るに、大分前から呑んでいたようだ。

 

「……萃香、もう酔ってないか?」

 

「私はまだ酔ってないよ。あんたと戦うまで酔いつぶれたりなんかするもんか‼︎」

 

「鬼と戦って、俺は生きれるんだろうか?」

 

「大丈夫よ。私達が生き残ったんだから」

 

実際は、萃香が起こした時の異変での初戦闘。霊夢、葵に加えて、魔理沙とルカもいての弾幕ごっこだったが。

 

「さて、話もこれぐらいにしましょう」

 

と、其処で霊夢は二回手を叩き、終わりを告げた後、如月を見据えながら言葉にした。

 

「それじゃあ……私達のお題をクリアしてみなさい」

 

霊夢のその言葉により、その一帯の空気は変わった。

 

少し、緊張感が漂っている。

 

「……それでは、私から先にお題を出しますね」

 

一番手は未来になった。

 

「ああ、頼むな。それで、未来のお題はどんな内容なんだ?」

 

「私からのお題は……『貴方が今まで会った人数と、弾幕ごっこ及びお題を何回したか』。それを答えて欲しいの」

 

「…………」

 

如月はこのお題を聞いて、思考がフリーズした。

 

如月にとって、このお題が今までの中で一番難しいお題だと思ったからだ。

 

人の記憶はとても大量の情報を覚える事は出来ない。

 

寝ている間に頭は記憶を整理するのだが、その時整理出来なかったものは『無くなる』わけではなく、頭の奥の片隅に追いやられ、そう簡単には思い出せなくなるのだ。

 

今の如月はまさしくそれであり、しかも人数や回数となると思考をフルに使う事となる。

 

まあ、その前に……。

 

「……マジかよ」

 

如月は既に膝をついてorz状態なのだが。

 

「あ、あの……これは流石に……難し過ぎるのでは?」

 

葵が側にいた霊夢の耳元で、小さな声でそう話した。

 

丁度近くにいた歩にもその言葉は聞こえていた為、霊夢ではなく歩が答えた。

 

「まあ、未来は意外と鬼畜と言えばいいのか?つまりは厳しいからな」

 

「あのフランみたいよね。まあ、彼方は普通に気付いてるけど、気付いてないこっちはその分タチが悪いわね」

 

「……如月さん、クリア出来るんでしょうか?」

 

「「……」」

 

葵からの素朴な疑問は、二人を黙らせるのに効果的であった。

 

そして、如月はorz状態から何とか復活し、今現在は昨晩の記憶から今日までの記憶を遡っている。

 

「……出会った人数なんだから、弾幕ごっこをしてない奴らも入る筈だ……えっと……」

 

先ず最初に思い出すは地底からである。

 

そこからどんどんと遡っていき、数え終わると数え間違いがないかともう一度遡り、間違え……。

 

これを何度も何度も繰り返していた。

 

そして、一応は漸く数え終えた如月だが、その顔には不安そうな色があった。

 

(人数……これで合ってるのか?)

 

もしかしたら数え間違いをしてるかもしれない。その時はそれで終わってしまうかもしれない。

 

それがどうしても不安な様だ。

 

(……ええい‼︎間違ってたら素直に受けてやるさ‼︎)

 

如月の心には不安がまだ残っているが、それを何とか押し退け、答えを提示した。

 

「俺が出会った人数は104人‼︎子供達とかも入れた数だ‼︎」

 

「……うん、人数は正解だよ」

 

未来のその言葉に如月は胸を撫で下ろすが、まだ終わっていない。

 

今度は弾幕ごっこの数とお題の数、其々を言わなければいけないのだ。

 

これは同時進行で行っていたわけではない為、また数え直しである。

 

「えっとだな……」

 

「ゆっくり考えて大丈夫だよ〜」

 

未来からのその言葉に如月の焦っていた心は落ち着いていくのだっ。

 

(俺はどれだけ焦ってるんだよ……全く。ゴール目前だからなんだろうがな)

 

自分のその焦り具合に苦笑する如月であった。

 

そして、焦らず慌てず、ちゃんと数え、もう一度数えを繰り返し、答えを出した。

 

「弾幕ごっこが16回、お題が53回。合計69だな」

 

如月の不安そうな顔から出された答えに、未来は笑顔を向けた。

 

「うん‼︎正解だよ‼︎」

 

「ほっ」

 

如月は胸を撫で下ろした。

 

「おめでとう御座います‼︎如月さん‼︎」

 

「ああ、本当に良かったよ……」

 

葵がまるで自分の事のように喜ぶその姿を見ながら、微笑を向けてそう言った如月。

 

「それじゃあ、次は俺からの弾幕ごっこだ」

 

「……何でだろうな?何時もなら歩に対して寒気なんて感じないのに、今は思いっきり感じるんだが……」

 

「?気の所為だと思うぞ?」

 

「だよな〜、あはは……」

 

如月はそう言いながら、乾いた笑いをするのだった。

 

***

 

如月の嫌な予感は的中していた。

 

今現在、如月の目の前には大量の弾幕が襲いかかってきていた。

 

これは歩のスペル『人は誰しも永遠の旅人』の効果である。

 

最初、釣竿を自分ごと超高速で振り回し、限界まで力を溜め、溜まったと同時に激流の様な弾幕を打ち出してきたのだ。

 

如月はその弾幕を避け、避けきれないものは剣で斬り裂き、スキマを作る為に弾幕で撃ち落としたりとしながら何とか凌いだ。

 

その弾幕が全て消えると、如月は安心からの溜息を吐く。

 

しかし、これはまだ一枚目。まだ一枚あるのだ。

 

「如月‼︎まだ終わってないよ‼︎」

 

「あ……」

 

「果たしてお前はこれを凌げるか?スペル‼︎」

 

歩はそう言うと、スペルの宣言をした。

 

自身にとって、もっとも最強ともとれるスペルを。

 

「『無限道理』‼︎」

 

その宣言の後、歩はクラウチングスタートの体制を取る。その状態の歩からは、何故かエンジン音が聞こえているが。

 

そして、そのまま「スタート‼︎」と、未来の声がしたかと思えば、歩はその声と同時に本当にスタートした。

 

しかし、この言い方ではまるで徒競走でもすると思えるが、しかし、如月が見ているのはそれらが『お遊び』にも思えるものだった。

 

「……ッ⁉︎」

 

如月は歩がスタートした瞬間が『見えなかった』。

 

クラウチングスタートの姿をした所まで見えたが、未来の声と同時に姿が見えなくなってしまった。

 

と、同時に自分にダメージが加えられる。

 

此処までされれば誰でも分かる。

 

今、自分は、『目で追えないスピードで走っている』歩にダメージを与えられたのだと。

 

「くっ‼︎」

 

如月は何とか後ろへと後退しようとしたが……、

 

「がっ⁉︎」

 

その背後から攻撃を受けてしまい、飛ばされる。

 

「ぐっ⁉︎」

 

かと思えば、その前方から攻撃され、また飛ばされる。

 

如月は直ぐに立ち上がろうとするが、また攻撃を受ける。

 

「……ッ」

 

今の如月は、意識がブラックアウトしてもおかしくない状態にある。

 

しかし、このスペルはまだ続く。

 

如月が警戒しているからか、如月から少し離れた距離で、その周りを走り続けているのか、攻撃をしなくなった。

 

(どうする?相手は俺じゃ目視も出来ないスピードで走っている。気を抜けば何時、何処からでも攻撃が出来るほどのスピードだ)

 

人が目視出来ないということは、今現在の歩のスピードは音速か高速に近いスピードという事になる。

 

現実の物で例えるなら、『新幹線』だろうか。それぐらい、もしくはそれ以上に速いのだ。

 

(……目に見えないなら)

 

如月は其処で目を瞑ってしまった。

 

それを見た歩は一段と警戒レベルを上げた。

 

(……何をする気なんだ?如月)

 

歩はそう考えながらも如月に近付き、攻撃を与えようとする。

 

……が、何故かそれは防がれてしまった。

 

「え⁉︎」

 

「目で終えないなら……お前が出すスピードの所為で起こる『風』や『音』で判断すれば良いだけだ‼︎」

 

「⁉︎」

 

新幹線が自分の目の前を通る時に起こる『風』。どれだけ速くとも、それは確実に起こってしまう。

 

『音』もた同じだ。

 

如月はそれで来る場所を推測し、判断し、今は歩からの蹴りを天羽々斬で防いだのだ。

 

「‼︎ぐっ」

 

その後、如月が作った弾幕が歩に当たり、歩はそのまま吹き飛ばされてしまった。

 

「はぁ、はぁ、漸く……一撃を与えられた……」

 

如月はそう言いながら歩を見据えた。

 

逆に歩はと言うと、もう既に立ち上がっていた。

 

普通なら人間には出せないスピード出したなら当然、息切れをする所かぶっ倒れたまま起き上がらないぐらいに疲れる所だが、そこは歩の能力、歩は疲れていないようだった。

 

「あはは……風って……」

 

「まあ、風じゃなくとも他に判断材料はあったがな。例えば気配とか」

 

「如月は人外だよな」

 

「お前もな」

 

そんな言葉を交わした後、歩はまた目視出来ないスピードで走り出した。

 

其処からは如月は歩からの攻撃を度々防ぎ始めた。

 

攻撃される方向が分かるとはいえ、所詮は人間の身である。目視出来ない人間からの攻撃を連続で防ぐ事は出来ない。

 

防いでは当たり、防いでは当たりの繰り返しである。

 

その後、スペルの制限時間が来たようで歩は走るのを止め、如月の方を見てみれば、如月はボロボロながらも何とか立っていた。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「如月、これで俺はもうスペルを使えない。けど、弾幕ごっこは終わってない‼︎」

 

「あはは……やっぱり疲れないんだな……」

 

「当たり前さ。それが俺の能力だからな」

 

歩はそう言って笑みを浮かべた。

 

「……それじゃあ、悪いがさっさと終わらせてもらう‼︎肉体強化『神雷』‼︎龍剣『焔』‼︎」

 

「そう簡単にやられつもりはないぞ‼︎」

 

如月はそう言いなが剣に焔を纏わせ、肉体強化もした状態で歩との距離を縮める。

 

歩はそれを避けたが、如月が地面に手を向け、土の剣を創り出し、それを歩に向けて投げ付けた。

 

歩はそれを左の方へと移動し避けたが、如月はそれを予測していた様で、もう既に歩でも避けきれない場所に居た。

 

如月にとっての間合いだ。

 

そのまま如月は剣で攻撃し、歩はそのまま倒れ伏してしまった。

 

***

 

「痛た……」

 

「大丈夫ですか?お二人とも、直ぐに治療しますから」

 

葵はそう言って、先ずは一番酷い状態の如月を治した。

 

「凄いな……一瞬で痛みも、傷口も無くなった……」

 

「体力も回復は出来るには出来るのですが、それは霊夢に止められていまして……」

 

「当たり前でしょ?アレはあんたの体力及び精神力を相手に明け渡してるんでしょ?傷口とか治してるだけで霊力を擦り減らさてる状態で、そんな事をさせるわけないでしょ」

 

「あの、私の体力は直ぐに能力で回復されますから問題はないかと……」

 

「問題大アリよ‼︎あんたが無茶して倒れたら、その周りの私達がどんな気持ちか、考えてみなさいよ‼︎」

 

「ご、ごめんね?」

 

「謝るなら最初からしようとしないの‼︎」

 

如月はそんな二人の姿を見ていると、微笑ましく思えてきた。

 

「……二人は本当に仲が良いんだな」

 

「それはそうだよ」

 

と、其処に歩が近付いて来た。

 

「……さっきまで倒れてなかったか?」

 

「疲れてるわけじゃないからな。というか、俺は疲れとは無縁だし」

 

「それもそうだったな。……それで、さっきの話はどういう事なんだ?」

 

「霊夢から聞いたんだけど、葵とは幼い頃からの友達なんだってさ。幼い頃から毎日此処で遊んでたらしいよ」

 

「へぇ〜、だから『親友』なんだな……」

 

「……如月、気付いてるだろうけど、霊夢からは『弾幕ごっこ』が出される。それも、何時もと同じルールのね」

 

「……枚数制限無しのか」

 

「そう。レティシアさんはその時には、如月に供給し続けていた霊力及び神力のパイプを切るとも言っていた。つまりは、最後の最後で本当に全力を出さないといけない。俺は如月の事も応援してるから、頑張れよ」

 

歩はそう言うと、如月の肩に手を置いた。

 

「あ、それから、如月」

 

「ん?」

 

と、歩は如月に笑顔を向けて言った。

 

「如月、俺と友達になってくれるか?」

 

「……」

 

その言葉を聞いた如月はポカーンとした顔を見せた。

 

「え?」

 

「いや、その声を上げたいのは寧ろ俺だからな?それって、つまり……今まで俺達は『友達』じゃなかったと?」

 

「え?……あっ」

 

「つまり、『友達』と思ってたのは俺だけだったのか……結構なショックだぞ……」

 

「あ、い、いや。俺も友達だと思ってたけどさ、如月がどう思ってるのか分からなかったから……」

 

「ああ、そういう事か……」

 

如月はそう言うと、その場で立ち上がって、歩の手を取った。

 

「それじゃあ、改めて……『友達』になるよ、歩」

 

「‼︎ああ‼︎よろしくな‼︎」

 

如月からのその言葉を聞いた歩は、嬉しそうな笑顔を浮かべるのだった。

 

***

 

葵と霊夢の話も終わってから、次に萃香がお題を出してきた。

 

「私からのお題はね〜、『飲み比べ』さ‼︎」

 

それを聞いた如月は直ぐに凛華を呼んだ。

 

「なんじゃ?お主はやらんのか?如月」

 

「俺は今から霊夢達との弾幕ごっこだ。なのに、それをする前に酔うなんて駄目だろ?」

 

「成る程の〜。分かったのじゃ。こっちは任せるのじゃ‼︎その代わり、負けることは許さんぞ?良いな?」

 

「ああ、勿論だ‼︎」

 

それを言うと、凛華は萃香の方に近寄り、如月は葵と霊夢の方に近寄った。

 

「……歩から説明は聞いたかしら?」

 

「ああ、聞いたよ」

 

「それでは、よろしくお願いしますね、如月さん」

 

葵は悲しそうな顔をした。

 

知り合いと戦う様な事はしたくないようだ。

 

「……葵、気にしなくて良い」

 

「……ですが」

 

「これはあくまで『遊び』だ。それなのに、気にしてたら楽しめないだろ?」

 

如月はそう言って、安心させる為に笑顔を見せると、葵は少し思案したのち、笑みを浮かべて頷いたのだった。

 

***

 

最初は霊夢と如月が弾幕を撃ち合い続けていたが、それは平行線を辿っていた。

 

「埒が明かないわね……仕方ないわね、私からやってあげるわよ‼︎スペル‼︎」

 

と、霊夢はそう言うと、スペルを宣言した。

 

「夢符『封魔陣』‼︎」

 

すると、霊夢から撃たれた数個のお札型の弾幕が途中から枝分かれし、弾幕それぞれ交差しながら、如月を襲う。

 

如月はそんな中でも弾幕を撃ち、当てようとするが、それはお札型の弾幕に当たり、相殺される。

 

それを見て取ると、取り敢えずスペルの制限時間一杯まで避ける事に専念する事とした。

 

そして、スペルが終わると同時に、

 

「肉体強化『神雷』‼︎龍剣『紫電』‼︎」

 

スペルを宣言し、そのまま霊夢に一撃を入れるために近付いた。

 

如月は葵の弱点を知っている。

 

雷を怖い葵なら、この状態の時にも手を出せない。

 

そんな考えを持っていたのだ。

 

しかし、それは葵の事を何も分かっていない証だ。

 

「結界『三重結界』‼︎」

 

「⁉︎」

 

如月の攻撃は、霊夢と如月の間に入ってきた葵によって防がれてしまった。

 

「な⁉︎」

 

「霊夢‼︎」

 

「分かってる‼︎」

 

「ッ‼︎」

 

如月はその場から咄嗟に後退してみると、霊夢から封魔針で攻撃されそうになっていた。

 

「……葵、雷が怖くないのか?」

 

如月は葵に素朴な疑問を聞いてみると、葵はその疑問に答えた。

 

「いえ、如月さんの言う通り、今でも怖いです。それは確かです。けれど、私には私の『務め』があります。

 

自分が怖いからと言うだけで仕事を放棄する程に、私は無責任ではありません‼︎」

 

葵が如月に向けてそう言った。

 

「……そうだったな。葵はそう言う奴だったな」

 

如月は自分の中での最低な考えを捨て去った。

 

(さて、それならどうするべきか……)

 

しかし、此れで少し手が無くなってしまった。

 

如月もよく分かっているし、霊夢も分かっていることだが、戦いにおいて『補助』という役割を担う者ほど厄介なものはない。

 

実際、補助がいる霊夢は攻撃する事だけに集中する事が出来るのだから。

 

次の一手を考えながらも如月は弾幕を撃ち始めた。

 

霊夢と葵はその弾幕から避ける事を選択し、今現在、避け続けている。

 

「……スペル」

 

と、其処で良い手を思い付いたのか弾幕を撃つのを辞め、宣言をした如月。

 

それによって二人も身構えている。

 

「偽装『グングニル』‼︎」

 

如月はそう宣言すると、右手にグングニルを持ち、霊夢に向かって投げ付けた。

 

「結界『二重結界』‼︎」

 

勿論、葵は霊夢を守る為にスペルを宣言した。

 

が、その時には既に如月は霊夢の後ろにいた。

 

「え⁉︎」

 

「‼︎」

 

「『桜舞連斬』‼︎」

 

そう宣言し、霊夢を攻撃しようとした……が、

 

「結界『反射結界』‼︎」

 

「な⁉︎」

 

葵がまた宣言し、霊夢の背後に一枚の結界が如月の連撃を受け止める。

 

そして、全てを受け止めると、それが全て如月に返ってきた。

 

それも、威力もそのままにである。

 

「うっ……」

 

如月は呻きながら地面に一度倒れ、また立ち上がった。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「ふぅ、危なかった〜。有難う、葵」

 

「いえ、御礼は良いですよ。それにしても、危なかったですね……霊夢」

 

「まあ、葵が守ってくれることは分かってから、不安は無かったけどね」

 

「私が守れない時もある事は分かってくださいね?」

 

霊夢の言葉に苦笑しながらそう言う葵。

 

二人には今の所、ダメージは無い。

 

(今の……『カウンター』?)

 

如月はそう答えを出した。

 

如月も、葵が持ってるスペルを全て把握しているわけでもない。

 

このスペルも、今日初めて見たスペルである。

 

「……ちょっと、気を付けないとな」

 

如月はそう言って剣を構えた……が、

 

「呪術『鬼呪封印』‼︎」

 

その宣言が聞こえたかと思えば、お札が如月の体を締め付け、動けなくされてしまった。

 

「ッ⁉︎」

 

「すみません、まだ攻撃されるようでしたので、動きを封じさせて頂きました」

 

「くっ‼︎」

 

如月がそこから抜け出そうと必死になるが、どうしても抜け出せない。

 

この状態ではスペルも使えない……と、考えていると、葵の隣にいた霊夢がスペルを宣言した。

 

「本当はラストスペルだけど……今までの頑張りに敬意を評して使ってあげる‼︎『夢想天生』‼︎」

 

すると、虹色の弾幕がそのまま如月を襲った。

 

勿論、今現在身動きが取れなくなっている如月は避ける事は出来ない。

 

剣で斬り裂こうとしても、そもそも手を動かす事が出来ない程に強く締め付けられているので到底無理である。

 

結局、如月はそのままダイレクトに当たってしまった。

 

***

 

如月が目を覚ましてみれば、周りが一面紅い部屋だった。

 

「……此処は……紅魔館か?」

 

「そうですね、此処は紅魔館です」

 

「え……」

 

如月は、此処には住んでいないはずの者の声が聞こえ、顔を其方に向けた。

 

そこにいたのは、水を持っていた葵だった。

 

「……えっと、何で俺こうなったんだ?」

 

「霊夢からの『夢想天生』を諸に受けたからだとは思いますが、そのまま気絶したので……此処に」

 

「いや、それなら神社の方で休ませてくれても良かったんじゃないか?」

 

如月からの疑問は最もで、勿論、葵もそれに答えた。

 

「いえ、この紅魔館のお庭の方で、今回の宴会をする様ですよ?それを聞いて霊夢が『此処で休ませた如月も楽が出来る』って言って、私達もそれに賛成して、此処に連れてきました」

 

「そうか……有難うな」

 

如月からの御礼を葵は「気絶させてしまったのは私達の方ですから」と言って、受け取らなかったら。

 

「如月さん、お水飲みますか?一応、喉が渇いてるかと思って持ってきたのですが……」

 

「あ、有難う。頂くな」

 

如月はそう言って水を貰い、喉を潤した。

 

「はぁ〜。なんか、水を美味しく感じたのは初めてかもしれない」

 

「お疲れ様です」

 

葵からの労いの言葉が胸に響く如月であった。

 

***

 

如月はそのまま葵と共に宴会が開かれているという庭に来てみれば、今回の持久走に参加した人達だけに収まらず、参加していない者達もいた。

 

「あ、夜だったのか……」

 

「私達が弾幕ごっこした頃には既に夕方になりかけの時でしたね」

 

「そう言えばそうだったな」

 

と、そんな話をしていると、近付いてくる者の気配を感じ、顔を向けてみると、沙月と夏希がいた。

 

「二人とも、何で此処に?」

 

「レティシアさんから『宴会をするから来る?』とお誘いを受けましたので……」

 

「それに、如月様にも会いたかったからね‼︎」

 

夏希はそう言うと、如月にイキナリ抱き着いた。

 

「うわっと」

 

「夏希‼︎如月様は先程起床されたばかりですよ‼︎」

 

「ごめんなさい、如月様」

 

「いや、怒ってないから大丈夫だ」

 

如月は二人とそう話しながらも、後ろにいた葵を見てみると、もうその場に葵は居なかった。

 

「……此処にいたのか、如月」

 

と、其処にカロードがやって来た。

 

どうやら如月を探していたようである。

 

「カロード、俺に何か用があるのか?」

 

「時給を頑張ったお前へのプレゼントだ」

 

「プレゼント?」

 

そう言われ、カロードから貰ったものを見れば、それは持久走の時に描いていた如月の絵だった。

 

「‼︎これ、あの時に描いてた……もう完成したのか⁉︎早いな〜」

 

「これは……とても上手いですね」

 

「芸術品に入るほどだよ‼︎」

 

と、如月が見ていた絵を、隣から沙月と夏希が覗き込んできた。

 

「それにしても、本当に上手いよな……カロードの絵」

 

そうやってカロードの絵を見続けていると、また近付いてくる者の気配を感じ、右方向に顔を向ければ、夢幸が魔理沙と共に近付いて来ていた。

 

「夢幸じゃないか、どうした?」

 

「……まあ、あの喰龍の使い手なのだから、やり遂げて当然だな」

 

「うぐっ」

 

「だが、音を上げなかったのは褒めるに値するな」

 

「なあ?これ俺は褒められてるのか?」

 

「ちゃんと褒めてるんだぜ‼︎ただ、ちょっと恥ずかしいからってぶっきら棒な言い方になってるがな」

 

「そうなのか……ありがとう、夢幸」

 

「ふん」

 

夢幸は照れたのかは分からないが、直ぐに場所を移動していった。

 

カロードもまた、居なくなっていたが。

 

***

 

如月達がいる場所から離れ、葵はある場所に来ていた。

 

それは、レティシアから『用があるから来るように』と指定された場所である。

 

その周りには木が生えており、紅魔館とはそれなりに近い場所である。

 

葵がレティシアがするのを待っていると、足音が聞こえてきた。

 

その音の方向に顔を向けてみると……、

 

「……え、り、霖之助さん?何故此処に?」

 

「え?あ、あ、葵⁉︎え、だって、レティシアさんから……」

 

「……嵌められましたね、私達」

 

「……その様だね」

 

二人はそう言いながら笑みを浮かべた。

 

……が、しかし、

 

「「……///」」

 

二人きりだと知れば、純粋な二人は顔を紅くして、俯いてしまった。

 

「……あ、葵///」

 

「は、はい‼︎」

 

葵は霖之助からイキナリ名前を呼ばれ、驚きながらも霖之助の方に顔を向けてみれば、霖之助が顔を紅くした状態ながらも真剣な顔をして見ていた。

 

「……」

 

葵はそれを見ると、霖之助の方に体ごと向いた。

 

「……その、葵。ぼ、僕は……」

 

「……」

 

「僕は……葵の事が……」

 

『好きなんだ』

 

霖之助からの告白を聞くと、葵は顔を紅くした。

 

葵自身は霖之助の気持ちが分かっていた。

 

そして、自分も同じ気持ちである事も分かっていた。

 

しかし、少しの恐怖もあったのだ。

 

『こんな自分と霖之助が釣り合うのか?』

 

そう思っていたからこそ、自分から告白しようとしなかった。

 

それは、やはり恐怖から言葉が出てこなかったからだ。

 

分かっていても今まで見て見ぬ振りをしてきた葵。

 

しかし、もうこれでは見て見ぬ振りなど出来はしない。

 

「……霖之助さん」

 

「……」

 

「……わ、私も……霖之助さんの事が……す、好きです……///」

 

「‼︎」

 

葵からの告白を聞いた霖之助は、つい葵を抱きしめてしまった。

 

「‼︎り、霖之助さん……あ、あの……///」

 

「葵……これからも、宜しくね」

 

「はい、勿論」

 

二人はお互い顔を紅くした状態で、しかも抱き合いながらそう言うのだった。

 

そして、その光景を一部始終見ていたものが一人。

 

「クスクス、これで良しね♪」

 

レティシアは小さな声でそう言うと、一人紅魔館の庭の方へと戻るのだった。

 

***

 

葵が霖之助と会った頃。

 

「それにしても、一度戻ったのにまたお呼ばれしちゃったね〜、ミコちゃん」

 

「そうだな」

 

そう話しながら用意されたワインを飲む二人。

 

「ああ、あの‼︎」

 

「?マリア、どうした?」

 

流石に大人数の為、能力の制限していたミコトは、しかし自分に近付いてきたマリアの『命』を感じ取っていた為、驚きはなかった。

 

「そ、その、わわ、ワインのお代わりを持ってきましょうか?あの、その、もう、無いみたいですから……」

 

マリアはそう言いながらワイングラスを見た。

 

「いや、だが……」

 

「……」

 

「……頼む」

 

「‼︎はい‼︎」

 

マリアは嬉しそうな笑顔を向けると、ワインを取りに行った。

 

「あれ?ミコちゃん、珍しいね〜。どうしたの?」

 

「……お前は断れるのか?泣きそうな顔をしている相手を」

 

「うん、ごめん無理だね」

 

大事な時なら竜希も断るのだろうが、そんな時じゃないなら断れないのだ。

 

そんな話をしている二人にワインを持って走って近付いてくるマリア。

 

すると、何も無い所でマリアは何故か転けてしまい、ワインは丁度二人の方に放り投げられてしまった。

 

「よっと」

 

竜希はそう言いながら、放り投げられて来たワインをキャッチした。

 

「うぅ〜」

 

「大丈夫か?」

 

「え?」

 

声が聞こえた為、顔を上げてみると、ミコトがマリアに手を差し出していた。

 

「立てるか?」

 

それも見たマリアはデジャブを感じた。

 

(あれ?私……昔にもこんな事があったのかな?)

 

マリアは『能力』を狼に封じられている影響から記憶も無くしている状態にある。

 

記憶を失う前のマリアの頃に、確かに一度、これと似た様な光景に会った。

 

それは、自分を裏切った男の子からの行動だが。

 

「マリア?」

 

「‼︎あ、はい、ありがとうございます」

 

マリアは少し考え事をしていた所為で、ミコトの存在を少し忘れていた。

 

そして、ミコトの手を借り、立ち上がると、お礼を言った。

 

「その、ありがとうございました」

 

「いや、お礼は言わなくて大丈夫だ」

 

「それから、竜希さんも」

 

「どう致しまして〜」

 

竜希はいつも通り笑いながら返すと、マリアはクスリと笑った。

 

「あ、ワインをお入れしますね」

 

「あれ?さっき迄の吃りは?」

 

「竜希」

 

「もう大丈夫ですよ……どうぞ」

 

「ありがとう」

 

「此処のメイドですから当然ですよ」

 

マリアは笑みを浮かべながらそう言うと、今度は竜希のグラスにもワインを入れ、次の場所へと向かって行った。

 

「……」

 

「ねえ?あんたがミコト?」

 

「そうだが」

 

次にミコトに声を掛けてきたのはこの幻想郷に住んでいる霊夢だった。

 

その霊夢はミコトの顔に自分の顔をイキナリ近付けてきた。

 

ちょっとでも動けば唇と唇が当たってしまうほどに。

 

「なっ⁉︎」

 

「……」

 

そんな状態から数分経つと、霊夢は顔を離した。

 

「ふ〜ん、成る程ね〜。確かにルカたちが言った通り、雰囲気が似てるわね。それに、何となく分かるわね、そっちの私の考えも」

 

「??」

 

「まあ、私は私だし、彼方の私とは違うから別に良いけどね」

 

ミコトは今自分の目の前にいる霊夢が何の事を言っているのか全く分かっておらず、頭にハテナマークが幾つも乗っていた。

 

「あ、あんたは気にしなくて良いわよ。まあ、別の所で気にした方が良いけど」

 

霊夢はそう言いながらミコトの反応を伺った。

 

「?何の事だ?」

 

しかし、全く分かっていなかった。

 

「……はぁ〜、これは彼方の私も大変ね」

 

「でしょ〜?」

 

「??」

 

この場において置いてけぼり状態のミコトをおいて、霊夢と竜希は少し話した。

 

その後、霊夢はそのまま離れ、その場に二人は残されてしまったのだった。

 

***

 

それから暫くして、霖之助と共に戻ってきた葵はというと……、

 

「葵〜‼︎良かったじゃない‼︎」

 

「あの、霊夢?自分の事のように嬉しがってくれるのは本当にうれしいのですが……お酒臭いです」

 

霊夢に抱き着かれていた。

 

しかも、若干酔っている

 

「お前が此処の葵の相手の霖之助か」

 

「?君は?」

 

霖之助は急に隣から話しかけられ、顔を向けてみると帝がいた。

 

「俺は帝だ。別の幻想郷に住んでるんだ」

 

「そうか……それにしても、さっきの言い方は……」

 

「お?察しが良いな。そういう事だ。だから、俺から言わせてもらうが、葵を大切にしろよ?良いな?」

 

「ああ、勿論だよ」

 

霖之助がそう言った後、二人は葵達から離れ、何故か葵の好きな所は何処かと言う話に発展していった。

 

そして、霊夢と共にその場に残された葵はと言うと、龍に誘われ、歌を歌うこととなった。

 

龍とプリズムリバー三姉妹が演奏し、葵が歌った。

 

その曲は、その場にいたもの全てを魅了する歌となった。

 

因みに、葵の機嫌もあってか、今回は二曲だった。

 

***

 

「クスクス、ペス」

 

「レティシア様、何でしょう?」

 

レティシアはペスにある事を頼む為に、話し掛けた。

 

その頼み事を聞くと、ペスは了承し、全員に上を向く様に大声を上げた。

 

それと同時にレティシアはスキマを開いた。

 

それは、ミコト達の世界から霊夢と妖夢が。

 

帝の世界からは葵が呼ばれた。

 

この三人は最初こそ混乱していたが、霊夢は紫の仕業かと思い顔を上げてみれば、自分の想い人が直ぐ隣に居たことに驚き、顔を紅くした。

 

レティシアはそれを見ると、クスッと笑い、その場を離れた。

 

その離れた場所では、ペスの能力により、流星群を見る大量の人達が居たのだった。

 

***

 

レティシアは一人、紅魔館から離れた場所にある木に登り、その枝に座って、ワインを飲みながらその流星群を見ていた。

 

「……それで?さっきからこんなに綺麗な流星群も見ずに私を見続けている貴方は誰かしら?」

 

と、其処でレティシアは自分にずっと視線を送り続けていた者に声を掛けた。

 

そして、その者はレティシアが座っている木の下に現れた。

 

体全体に鎖を巻きつけている男は今まで会った事のない人物ではあったが、しかし、レティシアはその能力により知っている。

 

「クスクス、『天界』から来た人が何の用かしら?」

 

レティシアはいつも通りクスクスと笑いながら問いかけると、相手はそれに返してきた。

 

「……お前がレティシアか?」

 

「クスクス、そうよ?茜の友人さん」

 

「……聞いたのか?茜から」

 

「クスクス、まさか。聞いたことすらないわ♪」

 

「……本当か?」

 

「クスクス、信じて欲しいわね♪」

 

「どうにも胡散臭いんだ」

 

「クスクス♪」

 

レティシアは天人からそう言われても全く動揺しておらず、いつも通りの雰囲気だった。

 

……しかし、その空気は一変する事となる。

 

「……それで?私達に『異変』が始まってる事を伝えに来たんでしょうけど、それはもう知ってるわよ」

 

「……」

 

イキナリ雰囲気が変化したことに普通の者なら驚くが、その男は驚かなかった。

 

「……知っていながら放っているのか?」

 

「放っているというのは少し語弊があるわね。それがまだ顕著に出てないから、全員動こうとしないだけよ」

 

「お前が伝えることも出来るだろう」

 

「そうね、出来るわね。けど、それでは駄目。何時だって『異変』というのは退屈な時を生きている『妖怪』達にとっての大切な時。それを奪うと、この幻想郷は崩壊しかけるわ。それは、貴方も望む所ではないでしょう?」

 

「……」

 

「この幻想郷では、人よりも妖怪の方が数が多いのよ?妖怪が一度暴れれば、幻想郷は崩壊する。だから、私達はそれを止めたりしない。……実際、私達も退屈な時を生きてるわけだからね」

 

「……」

 

「まあ、今現在、貴方の友人である茜がちゃんと調べてくれてるから安心しなさい。それに、流石にまずくなったらちゃんと『博麗の巫女』と『神無月の巫女』を駆り出すわ。まあ、あの二人が動かなかったら、その時は私が動くけれど。……今回はそれ程に大きな異変だからね」

 

「……」

 

「……貴方に一つ言っておくわ」

 

と、此処でまたレティシアは雰囲気を変えた。

 

それはさっき迄の真面目な雰囲気から、とても重い……殺気に。

 

「……」

 

「貴方も分かってる通り、もうすぐ起こるは幻想郷が崩壊するかもしれない異変。だから悪いけれど、場合によっては……貴方達天人全てを滅ぼしてでも私は止めるわよ?」

 

「……」

 

「この意思は私だけが持ってるわけじゃないわ。紫も、そして鬼灯も持ってる意思よ。

 

『幻想郷を壊そうとするものに容赦は無し』

 

これが私達の意思。分かったわね?」

 

最後にレティシアは天人を殺意の篭った瞳で睨み付けた。

 

しかし、男はそれに怯まず、自分に着けていた鎖を少し外した状態で言い返してきた。

 

鎖を外した影響なのか、覇気を持ちながら。

 

「……そうなったら、俺達はお前達の敵になる。勝つ事は到底不可能だろうが、それでも死なせたくない奴がいるんだ。だから、その時は俺は俺なりの仁義を通させてもらう」

 

「……」

 

「それでも俺はお前達に彼奴を止めて欲しいんだ。弟の為にも……だから、頼む」

 

「……そう」

 

その一言だけを言うと、レティシアは雰囲気を元に戻した。

 

「クスクス、まあ、今は大丈夫だから存分に楽しみましょう♪茜の友人さん♪」

 

レティシアのその言葉は届いてはいたのだろうが、相手はどうやら堅物だった様で、去って行ってしまった。

 

「クスクス、残念ね♪」

 

レティシアは然程残念そう見えない状態でそう言うと、また何処か真剣顔をして、呟いた。

 

「なら、貴方達は私と戦う事になるわね。加減はしてあげましょう。けれど、結果がどうなるかは貴方達次第よ」

 

その後、雰囲気を戻してまた夜空を見上げた。

 

その夜空には未だに流れ星が流れていた。




因みに、如月さんに罰ゲームはありませんよ?あったらレティシアさんが既にしてますから

まあ、理由は霊夢が『夢想天生』を使った所為です。

レティシアは霊夢が『夢想天生』を使ったら、罰ゲームを無くすと霊夢に言ってましたのでね。まあ、つまりはあの時、霊夢はワザと使ったという事ですね

それから、萃香さんと凛華さんの『飲み比べ』は凛華さんの勝ちでした。

まあ、既に飲んでたこともありましたからね。これは仕方ありません

さて、日常編はあと一話で終わりです。その次が漸く『緋想天』ですよ!

それでは!持久走を頑張って走り続けてくれた如月さん!それから、お題を考えて下さった疾風の隼様‼︎快くミコトさん達(霊夢さんと妖夢さんを除く)を貸してくださったshin-X様‼︎龍さんを貸してくださったsuryu-さん‼︎有難うございまして‼︎

今回、自分の勝手な判断で霊夢さん達を呼び出した事、すみませんでした

駄目なようでしたら言ってくださいね

それでは!さようなら〜!

今回歌った曲名

・『星色夜空』

・『Story』
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