続き過ぎだよーーー!
日常書くの楽しいからやめるつもりはないですけども!
それでは!どうぞ!
この日、珍しく魔理沙は神無月神社へと遊びに来ていた。
その神無月神社では、朝から葵が野菜を収穫していた。
「なあ?鬼灯とルカ、想起は何してるんだ?」
魔理沙は木陰から葵に問い掛けると、律儀に返してくれる葵。
「鬼灯は境内の掃除、ルカは洗濯物とか干してくれて、想起さんは魚釣りをしてますよ」
「いつもそんな風に役割担当してるよな〜、ここ。葵がしろって言ったのか?」
「ううん、違うよ。最初の頃は私一人でやってたんだけど、自然と鬼灯、ルカ、想起さんが手伝ってくれるようになったんです。……最初の頃はしなくて良いと言ったのですが……」
「大体分かった。彼奴ら、強引にして結局、葵が折れたんだろ?」
「うん」
葵は其処で一つ溜息を吐くが、しかし、何処か嬉しそうだった。
手伝ってくれる人がいるのが嬉しいようだ。
そこで収穫を再開すると、葵がふと思ったことを魔理沙に聞いた。
「そういえば、今、歩さんって何処で何してるんでしょうね?」
そんな事を聞くと、答えるのは勿論、魔理沙。
「あ〜、なんか聞いた話だと、奈落と天人の……誰だっけ?あの、鎖をぐるぐる巻いた奴」
「不知火さん?」
「そう、不知火。そいつと戦ったらしいぞ〜。彼奴、なにやってんだか」
「あはは……」
魔理沙に質問した方の葵はその返答を聞いて思わず苦笑いを浮かべる。
その後にまた収穫に戻ろうとしたが、それを遮ったのは魔理沙。
「なあ、一つ聞いて良いか?」
「?何?」
葵は魔理沙に顔を向けてみれば、何処か真面目な顔をした魔理沙がそこにいた。
「お前、どうして未だに家庭菜園してるんだ?……もしかして、まだ……」
魔理沙の心配を含んだ声音に、葵は笑みを浮かべる。
「違うよ。確かに、最初の頃は人里に降りないようにと思って此処で野菜を作り始めたけど……」
そう言って、春菊を手に取り、優しい目をしながら答えた。
「今は、楽しいからしてるの。それに、折角此処まで育てたのに、途中で放ったからすなんて……出来ないよ」
「……そっか」
魔理沙はそれを聞くと、笑顔を浮かべた。
葵は言い終えると、今度こそ収穫を始めた。
魔理沙はそれを見ると、空を見上げた。
葵の髪と目の色と同じ、空色の天を。
「……葵も変わってきたんだな」
そう呟く魔理沙の頭に浮かんだのは、初めて会った時の事。
あの時はお互い敵同士だったが、戦い終わった後、葵はすぐ魔理沙とその師匠の魅魔の回復を始めた。
それに驚いた魔理沙と魅魔は少し硬直してしまったが、怪我が治ると、お礼を言って博麗神社から離れた。
その魅魔から離れ、今度は友人として博麗神社へと訪れれば、快く向かい入れ、笑顔を浮かべて喜んでくれた葵。
しかし、だからこそ不満もある。
ルカ達の様に葵を助ける事が出来ない事にたいして。
一番の不満は、普通に無茶する葵に対して。
しかし、それを魔理沙は言わない。
その事を伝えるのは、葵の『相棒』の役目だと考えているからだ。
「……なら」
魔理沙は其処で木陰から飛び出し、無理矢理にも葵の手伝いを始めたのだった。
今回で魔理沙さんの日常終了!
そして、次回から神霊廟です!お楽しみに!
それでは!さようなら〜!