「はぁ、もう、突っ込むのも疲れた・・・」
「主さん、無理をしないで下さいね?」
大丈夫ですよ!それでは!
〜noside〜
今から見せる夢は葵が見ている夢
銀色の世界
一面、雪景色の幻想郷
灯篭が並んだ段数が多い階段
そして、『何か』が集まっている不気味な木
その木の前に佇んでいるピンクの髪に青い着物のようなモノを着た女性
ーーーーーーーー
〜葵side〜
「・・・今のは」
アレは、異変の兆候・・・ですよね?絶対
けれど、よく分かりません
まあ、私が最初に見る異変の兆候を示す夢は必ず分かりにくいのですが・・・
(アレは、一体、何処なのでしょうか?)
レティシアさん達が住んでいるあの紅い館でさえ、湖があったからこそ何処にあるのか分かったというのに、今回は、本当に分からない。あの場所は、一体、何処なのでしょうか?
「・・・鬼灯達に相談してみますか」
***
「さあ?私もそんな場所は知らないな」
私は、朝食を食べ終わり、ルカと鬼灯に先程の予知夢で見た場所を聞いてみましたが、ルカは知らないみたいですね。ですが・・・
「・・・・・・」
鬼灯は知っているようですね
「・・・鬼灯。お前、知ってるのか?」
「ああ、だが、この事は私から紫とレティシアに話しておこう」
「え?あ、あの、場所は?」
「・・・名前だけならいいのか?」
鬼灯は何かを悩んでいるようですね。一体、何に悩んでいるのでしょうか?
「・・・すまない、少し時間をくれ。私一人ではどうすれば良いか分からない」
「え?・・・うん、分かった」
・・・鬼灯、どうしたというのでしょうか?
まあ、兎も角、私達はこの事を霊夢に話さなければいけませんね
***
「ふーん、そう。まあ、その異変を感じ取ったらって事で良いんじゃないかしら?」
「え?それで良いの?(汗」
私とルカは、さっきの事を霊夢にも話していますが、そんな返答が返ってきました
「良いのよ。だって、今はそんな事、起こってないもの。今の所は無害よ、無害」
「それで良いのか?博麗の巫女が」
ルカが頭を抱えていますが、霊夢はどこ吹く風という感じでお茶を啜っていました
まあ、それが霊夢らしいといえば霊夢らしいのですが・・・
「・・・あ、霊夢。一つ聞きたい事が有るんだけど、いいかな?」
「ん?何よ」
「筍、いる?」
***
「・・・まあ、確かに筍と言えば竹だがな・・・なんで、此処なんだ?」
「いや、だって・・・私達の近くに竹林なんてないでしょ?仕方ないよ(汗」
私達は、竹林に来ています。まあ、理由が筍を取る為なんですが、なんだか、この竹林は変ですね
「・・・ルカ」
「ああ、分かっている。一旦、戻るぞ」
「うん・・・って、どっちに?」
「・・・」
・・・どうやら迷子になってしまったようです(汗
「と、兎に角、進もうか?」
そう言って、私が進もうとすると
「待て」
ルカが私の手をとり止めてきました
「?ルカ?」
「・・・違和感を感じるんだ、その土から」
「違和感?」
私は、ルカが指を指した方に顔を向けると、勘が『進むな』という警告をしてきました
そして、私の目には、確かに違和感がある土が・・・
「あ、ありがとう、ルカ」
「ああ、さて」
ルカは能力で氷柱を創り、それを自分の周りに展開して
「そこにいる奴、出てこい」
と言って、私達の後ろの方に投げました
そしたら、「うわぁ!!」と言う叫び声と共に出てきたのは・・・
「ん?兎?」
兎の耳と兎の尻尾が生えていて、ピンクのワンピースを着た黒髪の女の子が居た
「・・・いや、この場合は『兎』というよりも『妖怪兎』だろ」
「お前ら!なんで私が仕掛けた罠に引っかかってくれないんだよ!」
え?な、何故かキレられました・・・(汗
「いや、何故って・・・違和感があったからよく見てみたら、あっただけだが?」
「む〜・・・」
えっと、今度は拗ねちゃいました・・・(汗
「え、えっと、ごめんなさい?」
「いや、何故謝るんだ?寧ろ、あっちが悪いだろ」
「え!?いや、だって・・・」
拗ねられると、何だか罪悪感が・・・
「それで?お前らはどうして此処にいるんだ?迷子か?」
「まあ、迷子には変わりないんだが・・・」
「よし!なら私について来い!出口まで案内してやるから!」
「あ、いや、私達は・・・」
「ん?なんだ?まだ用事があるのか?」
私は、その妖怪兎の女の子に事情を話しました
「へぇ〜、そうだったんだ。でも、諦めた方がいいかもね?」
「え?」
「いや、だってさ、ほれ」
その女の子がゆび指した方に顔を向けると・・・
「え?うそ!」
「・・・なるほど、だからか」
「そういうこと、だから辞めといた方がいいよ」
私達が目にしたものは、筍だったものから竹になるまでの過程が早い筍でした
「こ、これだけが特別ってわけじゃないんですよね?」
「そ、コレだけが特別ってわけじゃないよ。この竹林にある筍は全てこの速さで成長するのさ。だから、諦めた方がいい」
・・・諦めますかね、筍が入った筍ご飯を作って食べようと思ったのですが
「葵、家の山で松茸でも探すか?」
「うーん、探せばあるかもしれないけど・・・そうしようか」
「ということだから、案内、頼めるか?」
「ああ、最初からそのつもりさ。さあ、コッチだ」
私達は、その子について行き、ようやく竹林から外に出ることが出来ました
「ありがとうございました!えっと・・・」
「ん?ああ、名前か?私の名前は因幡 てゐ。よろしくな」
「はい、よろしくお願いします。私は神無月葵といいます」
「霜月ルカ。よろしく」
「そうか、分かった。それじゃあな!」
私達は、そのままてゐさんと別れて、自分の山に戻り、松茸を探しました
以外な事に、結構見つかりましたよ?松茸
***
「はい、霊夢。予定と違って筍じゃなくて松茸になっちゃったけど・・・」
「うそ!いや、え?夢じゃないわよね?」
「なんなら、お前の頭を氷漬けにしてやろうか?」
「いや、せめて氷を頭に乗せるとかにしようよ・・・(汗」
まあ、霊夢は大喜びみたいですから良しとしましょうかね
***
「ほう?今日のご飯には松茸が入っているのか」
「ああ、本当は筍の筈だったんだが、入った竹林の異様さで無理だった」
「??異様な竹林?」
「まあ、後で話すよ。それで?紫さんたちと何を話してたの?」
私がそう鬼灯に質問すると、顔が少し曇りました。嫌だったのでしょうか?
「・・・冥界」
「え?」
鬼灯は、急に『冥界』と言葉にしましたが、私には何のことか、一瞬、分かりませんでした
「・・・夢の場所のこと?」
「ああ、今日、紫達と話して場所を言うように言われた」
「それが冥界って場所か・・・」
「冥界・・・」
どうしてでしょうか?何かモヤモヤした感じがします。
・・・昔、何かで読んだような・・・
「・・・」
「葵?」
「え?何?ルカ」
「何かを考えていたようだが、どうした?」
「いや、何でもないよ」
・・・時間がある時にでも、神社の中にある蔵書を調べてみましょうかね
「まあ、兎も角。お前が見た異変の兆候がある場所は『冥界』と言う場所だ。流石に、場所については自分達で探してくれ」
「?なんで?」
「私ですらそう簡単に行けないからだ」
「鬼灯でも行けない所ということか・・・」
「ああ、あの紫のスキマを使わなければ無理だ」
そんな場所での異変。・・・結構、骨が折れる場所捜索になるかもしれませんね
中途半端でごめんなさい(DOGEZA☆)
「本当に中途半端だな」
「でも、あの松茸は美味しかったですよ?」
ありがとうございます!
「でも、なんで松茸が出来てたんだ?しかも大量に見つかるなんて」
「多分だが、てゐの幸運が少しの間続いていたというのがあるのだろう」
「成る程。まあ、そのお陰で松茸が沢山採れたから良しとしよう」
「クスクス、だったら私達の方にも分けてくれても良かったんじゃないかしら?」
「お前は諦めろ。お前の家は金持ちだろう」
まあ、そういうことで!
「「「「「さようなら〜!」」」」」