ネットを使えなくもないのですが、海外に行くので、その分の料金が……。
という事で、今日、投稿しました!
あと、最後の最後で伏線がありますが、残念ながらこれは私から天使のメッセージが送られてくると思いますので、その方達のみの参加となります。
ご了承下さい。
それでは!どうぞ!
神霊廟での異変解決後の翌日、いつも通りに博麗神社で宴会が行われた。
「……また、うちで……」
「ま、まあまあ!片付けとか、ちゃんと手伝うから!」
「俺も手伝うから、元気を出せ」
宴会代でお金が消えていくことに嘆く霊夢を、葵とミコトの二人で慰める。
その三人以外は既に飲んでおり、もう呑み倒れている者までいた。
そんな宴会の中にも、今回の異変主である神霊廟組は混じって飲んでおり、布都以外はまだ酔ってすらいなかった。
その布都だけは既に酔っ払い、その場で寝始めている。
「もう、布都は相変わらずお酒に弱いのですね……」
「全く。これぐらいで酔うとは……」
神子がちょっと楽しそうに笑っている横では、屠自古が少し呆れたような口調でそう言いながら、盃にお酒を汲み、飲んでいた。
神子は神子で白斗にお酒を汲みながら自分にも入れ、呑んでいた。
その神霊廟組に近付く影が一つ。
雪華だ。
「……ふ〜ん」
「……おい雪女。何こっちジロジロ見てるんだ?」
白斗が雪華のその視線に対して文句を言うと、雪華は笑顔を浮かべた。
「いや?あんたの事を『付喪神』かなとか思ってたけど、違うみたいだね〜」
「俺が付喪神なわけないだろ?」
「日本武尊だっけ?霊夢とかから聞いたけども……う〜ん、でも……」
雪華はそこで唸りながらもう一度白斗を見て、嬉しそうな笑顔で言った。
「何だろうね〜、気が合いそうな気がするよ!あんたとは!」
それには白斗も同じなのか、何も言わずに立ち上がり、何故か互いに手を握った。
「……何故でしょう?今、厄介なタッグが出来た気がします」
その間に挟まれるようにして座っている神子はそんな事を呟いていた。
そんな時に、雪華の後ろからアルカが少しニヤニヤした様な表情でやって来た。
それに雪華は訝しげな表情をすると、問い掛けた。
「あんた、なにニヤニヤしてんの?」
「いや?雪華。実はお前にサプライズがあってな……」
「サプライズ?」
「そうだ。どうしても久しぶりに会いたい、と言っていたから連れて来たんだ」
「へ〜、一体誰を……」
雪華が最後まで言う前にアルカは体を横にズラすと、その後ろにいたのは、さとりやこいしの様な目玉が二つ浮いているサトリ妖怪『古明地 ひかり』だった。
「久しぶり。それで早速質問が……」
「に〜げるんだよ〜!」
ひかりが久し振りの出会いから早々に質問をしようとすると、雪華はその場から脱兎の如く逃げ出した。
「待ってーー!どうして会って早々の人と、直ぐに気が合いそうだと分かったのーー?」
そのひかりはアルカにおぶられた状態で雪華の後ろを追っている。
ひかりをおぶっている方であるアルカは何処か楽しそうにニヤニヤと笑っていた。
「質問に答えてよーー!」
「面倒くさいから付いてくんなーー!あと、アルカもそいつ降ろせーー!」
「だが断る!」
「お前覚えてろよー!」
そんな三人のやり取りについつい笑ってしまう周りに、何処か微笑ましく見ているミコト。
「ミコトお兄ちゃん、今回の宴会、楽しめていますか?」
葵がミコトに対して何処か心配そうに問い掛けてきた為、笑顔で頷くと、ホッと一安心した様で一息吐いた。
「……そういえば、葵は飲まないのか?」
「えっと、私はお酒が苦手なので……」
「そうか……」
「あ、でも、ほんのちょっとなら大丈夫ですから!」
葵がミコトに気を遣ってか、一緒に飲みたいからか、そう言うと、ミコトは逆に心配そうな顔を向けた。
「大丈夫なのか?無理はしない方が……」
「大丈夫です。苦手なだけで、飲めないわけではないですから」
「……分かった」
ミコトはそう言って盃に少量のお酒を入れると、それを葵に渡した。
「それじゃあ……お疲れ様、葵」
「はい、お疲れ様でした、ミコトお兄ちゃん」
二人はそれで乾杯しあった。
***
騒がしい宴会の様子を、レティシアは少し離れた木の上で見ながら酒を飲んでいた。
その全員の表情を見て、レティシアは何処か安心した様に笑顔を浮かべている。
「……さてと、今回もひと段落したけど……直ぐに異変がまた起こるわね」
レティシアがそう呟いた理由は、直ぐ先の未来を能力で『見透かし』た結果である。
レティシアが見た未来ーーーそれは、人々から『希望』が失われてしまう異変。
(あのクソ悪魔が喜びそうな異変だけど……まあ、こんな小規模なものじゃ彼奴が出張る事はないわね)
レティシアはそう考えてまた飲もうとする時、急にある事を閃いた。
「クスクス、そうだわ♪ちょっと肩の力を抜いてもらう為にも、前々から考えてた『アレ』でも開催しましょうかしらね♪」
レティシアはそう言うと、想像しただけでも愉快なのか、楽しげに笑って飲んだ。
「クスクス、面白いことは、やっぱり皆んなでやらないとね♪」
レティシアは其処で飲みながら、やる事の内容を事細かに考え始めた。
それが、参加者にしてみれば『地獄』であると分かっていながら……考え、飲み続けるのだった。