東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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よ、ようやく書けた……!

コラボをさせて頂いた皆々様!誠に遅れて申し訳ないです!

スランプで中々書けませんでした!

心より、お詫び申し上げます!

さて、双六編は全員が出たところで終えようと思います。

なので、今回のを入れるとあと二話ですね!

それでは!久々のお話、お楽しみに!

……さて、前話のあらすじ!

・ぬっこぬこまみれパート2の龍
・女装で絶望する晴夜
・蓬莱汁の初犠牲者:岩槻

それでは!どうぞ!


第二百十六話

岩槻が蓬莱汁の脅威により気絶した後、葵とミコトが何度か介抱を望んだがそれは聞き届けられず、双六は無情にも進んでいく。

 

「次は誰だっけ?」

 

「……私ね」

 

火冬の問い掛けから栞が答え、スタート地点にいる者達より一歩前に出ると、サイコロを手に持つ。

 

「あんた、気を付けろよ?この双六の鬼畜さに……」

 

「分かってるわ。ありがとう。あんな蓬莱汁とかいう毒物の犠牲者にならないように、祈りながら慎重に振らないと……」

 

暁の応援に栞は頷き、一度息を吸い込む。

 

そして数秒開け、覚悟を決めると、双六を振った。

 

そして出た数字は……。

 

「……4?」

 

『おっと?まだ誰も出してないマスですね』

 

『これは可哀想な目にあうマスなんか、それとも救済の道となるマスなんか……』

 

『レティシアの事です。前者でしょう』

 

「お願い。希望ぐらいは持たせてよ……」

 

栞が溜息をつきながら4マス進む。そして、ピンク色のマスに止まると、文字と機械音声が聞こえてきた。

 

《告白チャンス!貴方が好きな人を暴露しよう!》

 

「え、えぇぇぇえ!?」

 

栞の叫びに全員が同情する。

 

栞はこの幻想郷とは違う世界で、その世界にいる如月と恋仲にあるのだが、その関係はその世界では周知の事実となっている。

 

……が、此処では限られた者しか知らず、その如月はその事実を知らない。

 

つまり、一から大勢いるこの場で、叫ばなければならないのである。

 

「せ、せめて、マイクぐらい……」

 

『レティシアさんが大声でしないと軽い罰ゲームをすると……』

 

「ならせめて本人だけとか!」

 

『それもそれで行動でバレるやないか』

 

『どちらにしろ、レティシアはそれを望んでないので、軽い罰ゲームが来るでしょう』

 

「というか、その『軽い』って、どの程度なんだ?」

 

暁の質問に実況者三人がアイコンタクトを交わすと、代表で水蓮が答える。

 

『そうですね……今この場にいる誰かと魂を交換したり、でしょうかね?』

 

「それが軽いの基準か?なら別に平気な気がするんだが……」

 

『それが、この場で誰よりも運が悪い人と変えたりしたとしてもですか?』

 

『その変えられた後、双六が何度もなんども蓬莱汁のあるところに当たっても、でしょうかね?』

 

「よし分かった。何も軽くないことが!」

 

暁のツッコミの間、栞は自分自身の精神と戦い、なんとか羞恥心に勝つと、言葉にする。

 

「…………よ」

 

『おや?聞こえませんね……もう一度!』

 

「だ、から!如月、君よ!」

 

「……え、俺!?」

 

栞が顔を紅くして告白した相手は如月で、如月はそれに驚愕の顔をした。

 

『如月さーん。誤解を今のうちに解きますが、彼女が好いてる『如月』さんは、彼女の世界にいる貴方ですから、今いる貴方ではありませんよ?』

 

「わ、分かった……何だろう?この虚しさ」

 

如月が腰痛に耐えながら何かに負けた様な顔をしている間、栞は栞で顔を手で覆い、座り込んでしまっていた。

 

『さてさて、次は……ミコトさん!貴方だ!』

 

「俺か……遂に、来てしまったのか……」

 

文の言葉にミコトは空を見上げ、遠くを見る様な顔をしたながら青い空を見上げる。

 

「……み、ミコトお兄ちゃん。酷い結果にならない事を祈っておきます」

 

「……ありがとう、葵。俺の運が悪くなければ、そんな悪い結果にはならないだろう……多分」

 

ミコトは葵に答え、サイコロを振ると、出た数字はその場の全員が望む数字、3である。

 

それが出た瞬間、ミコトは無意識にガッツポーズをした。

 

「よし!女装回避!」

 

『……チッ』

 

「文、お前今舌打ちしただろ」

 

『ナンノコトデスカネー?取り敢えず、ゲームが進まないので早く3マス進んでくださーい』

 

「一気にやる気をなくしたな……」

 

ミコトは文の態度に溜息を吐くと、3マス進む。

 

《心地良い風が吹くいて爽やかな気持ちになる。5マス進む》

 

その指示が出て5マス進むと緑のマスに止まり、機械の音声と文字が出てくる。

 

《猫が集まり動けなくなる。一回休み》

 

その後、武楽と龍と同じ様に猫が集まり、それは段々と数を増やし、遂には猫の大群は一斉にミコトに飛び掛かり、体全体を舐め始めた。

 

「こ、こら!そこはくすぐったいから舐め……!」

 

『さて、彼処でアニマルセラピーが起こっていますが、そんな面白さの欠片もないものは無視です!次です次!』

 

『文、本音を言いましたね……』

 

『文としてはネタが欲しいんやろなー』

 

『私にネタを下さい!新聞に載せさせてください!』

 

文のその切実な願いは、しかし誰も頷くことが出来ない。

 

頷けば最後、この幻想郷で自身の失態とハジがバラされることになるのだから。

 

「じゃあ、次は僕だね」

 

ミコトの次に火冬がサイコロを振ると、出たマスは2。

 

『おっと。またもや出てないマスですね』

 

『今度はいったい、どんな悲劇が……』

 

『悲劇じゃない可能性もありますよ、天魔様』

 

実況の声を無視し、2マス進むと、黄色のマスに辿り着く。

 

其処から文字と機械音声が聞こえてきた。

 

《お気に入りの茶碗が割れてしまう》

 

「……何これ。地味に悲しい」

 

火冬が何とも言えぬ顔でそう言っていた時、火冬の世界で火冬の茶碗が割れていたなど、この時の誰も知らぬことである。




火冬さんのが短い?……し、仕方ないね(視線を逸らす)

さて、取り敢えず出たマスを書きますか!

1……6マス進む

2……お気に入りの茶碗が割れる

3……5マス進む

4……告白チャレンジ!

5……腰痛め、一回休み

6……罰ゲーム(Lv.1の蓬莱汁)

7……男装女装

8……猫マス。一回休み


鬼畜ばかりのゲームではなく、ちゃんと癒しもお届けする!それがレティシアさんのやり方です!

……って、レティシアさんは吸血鬼なだけあり、鬼畜なのですが

それでは!さようなら〜!
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