ルミナスです!
……いえ、こんな事してないで本編進めろという声が聞こえてきそうですが、すみません、スランプに陥っているのです。
そんな中で、何とか出した特別編!
短めですし、続き(早苗さん側の話や魔理沙さん側の話など)は明日また投稿するかもですが、取り敢えず一話だけ。
出てくる人数も少ないですが、本当に久しぶりなので勘弁してください。特に隼さん(土下座)
それでは!どうぞ!
聖夜の夜、と言われるクリスマスの日。
そんな日の当日の夜、紅魔館でパーティーが行われていた。
「それでは!今宵のパーティーを楽しみなさい!」
レミリアの宣誓を合図に、そこかしこに並ぶ豪華絢爛な食事達に人間も妖怪も関係なしに駆け寄って行った。
「……あそこは養豚場か?」
「せっかくの聖夜の夜というのに、その言葉で全てがぶち壊しだぞ。ルカ」
パーティーが行われている大広間の片隅に、ドレスを着た葵、ルカ、鬼灯が集まってその様子を眺めていた。
想起はスーツを着て早苗達の所にいる。
「ルカ、養豚場という言い方はダメだよ。というより、人や妖怪を貶めるような言い方は……」
「……はぁ。聞こえてないから良いと思うがな」
「そういう問題じゃ……」
空色のワンピース型のミニドレスを着た葵はルカに尚も言い募ろうとするが、其処に、赤いワンピース型の同じくミニドレスを着て髪を纏めて上げている霊夢がやって来た。
「葵、あんたも食べて……ないわね」
「あ!霊夢!とっても綺麗だよ!」
「ありがとう、葵。そんな葵もね」
「いえ、私は霊夢や鬼灯、ルカにも劣ってますよ……」
葵は少し照れながらそう言った。
霊夢はそれを見てからルカの方に顔を向けると、その姿は漆黒のシンプルなドレスを着て、その長い金髪を珍しく一つにして、お団子にして上げていた。腰のあたりには黒いリボンが一つついている。
「……あんた、案外、楽しみにしてたのね」
「何を勘違いしているんだ。お前の所の居候と、その友人がいきなりやって来たかと思ったら、急にこんな服と髪にさせられたんだ!」
「なら解けば良いじゃないの、髪ぐらい」
「……私は、こんな髪型にしたことなんてないから、解き方なんて解らないんだ。髪を切りたいと思っているわけでもないから切れないしな……」
ルカはため息一つ吐いた。その顔には何処となく疲労が見える。
「……あんたも被害にあったわけか……鬼灯は?」
「レティシアに手伝って貰ったんだ。私は別に、こいつの様に抵抗があるわけではないからな」
そう言った鬼灯は人型の状態である。
その状態で着ている服が、白緑色のスレンダーなドレスを着ていた。こちらは団子にされてはいないが、まとめられた髪を編み込みされていた。
「ふーん……」
「そういうお前のそのドレスは、やっぱり雪華の友人が作ったものか?」
「そうよ。織姫が作ってくれたものよ……あの付喪神、着物とかしか作れないかと思ったけど、そうじゃなかったみたいで驚いたわ」
「だな……正直、私も着物しか作れないのかと思っていたんだが……」
そんな話をしているところに、独特の笑い声を携えて、白い甘ロリの服を着たレティシアがやって来た。
「クスクス、大切に使われた付喪神ならあり得ないことではないでしょうね♪」
「レティシア……あんたまでいつもと違う服装なのね」
「クスクス、まあね♪今夜ぐらいは良いでしょう?」
レティシアはそう言うと、その場で綺麗に回った。
「まあ、服が変わったことに対して何か言うことはないけど、その服でその口調にすごい違和感が……」
「そうですね……」
霊夢の言葉に葵もちょっと同調すると、レティシアは少し考えてからニコリと笑う。
「それじゃあ、このパーティーの間は、この口調でいくね!お姉ちゃんたち!」
「「「「!?」」」」
その、いつもの口調と180度違う子供らしい口調に、その場の四人が何かおかしなものを見る目でレティシアを見るが、それに意を返した様子もなく、レティシアはその場を離れていった。
「……ああ、これは何処かで何か、問題が起こりそうな気がしてきたな……」
「……同感だ」
その鬼灯の言葉にルカも同調する。
そして、その言葉は現実とな。子供らしい口調で子供らしい振る舞いをするレティシアに、スカーレット兄妹以外の使用人達(絶月と朱鳥と紅葉を除く)一同は、激しくうろたえていたのであった。