東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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今日から始まります第二回日常回!

「今回の日常はルカだね」

「だが、私の日常って葵に殆どついてるだけだが?それの何処が面白いんだか」

「まあ、そういってやるな。この日常回。多分、すぐ終わる」

萃夢想が始まる時期までですからね、その予想であっていますよ

「そうか、分かった」

それでは!どうぞ!

*あまり大事な部分というわけではないですが、抜けていた為補足しました


ルカの日常1
第二十八話


〜ルカside〜

 

私は、今だ寝ている。朝が弱いからだ

 

けれど、それを叩き起こす奴がいる

 

「起きて!ルカ!朝だから、起きて!」

 

・・・一度くらい、ちゃんと寝たい

 

「・・・分かった。起きる」

 

「うん!分かった!じゃあ、先に行くね!ちゃんと顔を洗ってくるんだよ?」

 

何時もの朝の会話をしてから葵は出て行った。・・・時々思うのだが、彼奴の中の母性本能は高いと思う。言うことが母親だ

 

まあ、私が子供だとすると、彼方からすれば手のかかる子供だろうな

 

***

 

私は、アレからちゃんと起きて、顔を洗い、三人分の食事を一人で持って行こうとする葵の手伝いをして、朝食を食べる為に食卓についたが、運んでいる途中で気が付いたことがある。それは、葵の巫女服が結構、ボロボロだったことだ

 

霊夢と違い、葵は補助の為、汚れ事はあってもボロボロになることは少ない・・・訳でも無いか

 

まあ、兎に角、ボロボロなのだ

 

「葵、巫女服がボロボロだが・・・」

 

「ん?ああ、コレ?まあ、長年使ってたらいつかはボロボロになっちゃうだろうなとは思っていたんだけど、どうしようか?」

 

「いや、どうしようかじゃなく、霖之助に頼めばいいだけだろ」

 

「ま、まあ、そうだけど・・・///」

 

・・・今ので気付いた方もいるだろうが、今はまだ、その時じゃないので抑えてくれ

 

とにかく、だ

 

「今日行くぞ。香霖堂へ」

 

「う、うん」

 

こうして、私達は香霖堂へと行くことにした

 

***

 

魔法の森は、人里から距離がある為、行く時はいつも飛んでいる。まあ、何時もならときどき、魔理沙を見かける程度なのだが、今日は違った

 

「んー?葵なのかー?」

 

「ルーミア!そうだよ、葵だよ!」

 

ルーミアと会った。こんなところで会うなんて、本当に珍しい

 

「何処に行くのだー?」

 

「香霖堂だよ!ルーミアも行く?」

 

「おい、ルーミアを連れて行ってどうする。彼処にはルーミアにとって面白いものは無いと思うが?」

 

「まあ、そうだけど、人数が多いので方が楽しいし!ね?」

 

「「考え方が遠足に行く子供だ」」

 

「うっ‼︎」

 

「私も行くのだー」

 

「本当?うん!一緒に行こう!^ ^」

 

こうして、ルーミアも一緒に香霖堂へと飛んで、着いた

 

「霖之助さん!入りますね?」

 

「いや、ココは店だろ。その他人の家に行く様な挨拶はいらないだろ」

 

「え?でも、此処って霖之助さんの家でもあるんだよね?」

 

「・・・まあ、否定はしない」

 

確かに、そう考えると葵のやり方はあっているのか?・・・よく分からんな

 

「い、いらっしゃい‼︎」

 

私がそんな風に考えていると、顔が赤い森近霖之助が出てきた

 

・・・皆、抑えろよ?いいな?

 

まだ説明時ではないんだ、分かったな?

 

「それで?どうしたんだい?」

 

なんとか平常運転をしている霖之助は、そう尋ねてきた。まあ、なんとなくは分かっているんだろうが、間違っていたら不味いからだろう。流石、店主。店の鏡だな

 

「私の巫女服がボロボロになってしまったので、新しいのを取りに・・・」

 

「ああ、やっぱりか。いいよ、入って。多分、もうそろそろ、ボロボロになるだろうとおもって新しいのを作って置いたから。待ってて、今、取ってくるから」

 

そういって、霖之助は私達を店へと招き入れ、奥へと入って行った。というか、ボロボロになることが分かるって、お前は葵同様未来でも見えるのか?それとも葵への愛情か?・・・いや、この場合は後者だろう。というか、そう信じたい

 

「ん?・・・コレは」

 

「うん?どうしたの?鬼灯」

 

「いや、コレは綺麗だなと思ってな」

 

鬼灯が前足で指しているのは、扇子だ。その模様は桜の花弁が描かれていた

 

「それと、この扇子も」

 

次に指したのは、蛍がと奥で船を漕いでいる人が描かれていた

 

「二つ共買う?」

 

「いや、だがな・・・」

 

「葵、何方かはお前が貰ってやればいい。それならいいだろ?鬼灯」

 

私は、鬼灯に助け舟を出してやった。というか、この辺は流石、神。余り、自分の欲の為には動かない。・・・いや、実際は動いているか。二つ買える可能性が出てきたことで、顔は変わってないが尻尾が振られている。嬉しいんだな、鬼灯

 

それに、葵も気付いたようで・・・

 

「ふふ、鬼灯、本当は欲しいんでしょ?いいよ、買ってあげるから」

 

「え?い、いや、だが」

 

「一つは私の分として買うから、いいでしょ?それに、コレは何時ものお礼として鬼灯にあげるの。いいでしょ?鬼灯」

 

「・・・お礼は此方がしないといけないのにな」

 

「?なんで?」

 

「いや、まあ、いい。では、すまないが頼む」

 

「ふふ、了解」

 

「話は決まったかい?」

 

買うことが決まった瞬間に、霖之助が話に入ってきた。・・・まあ、葵の買ってあげるから宣言の時からいたんだがな

 

「はい。コレと・・・ルーミアはどうする?欲しいのある?」

 

「ないのだー」

 

「分かった。じゃあ、この扇子二つを下さい^ ^」

 

「あ、ああ」

 

そうして、扇子を取ったが、その時に二人の手が当たったらしい。二人して顔が赤い

 

・・・ラブコメか?

 

「あ、えっと・・・兎に角、お金ですね」

 

「あ、うん、それと、ハイ。君の巫女服」

 

「ありがとうございます。霖之助さん」

 

そうして、何とか二人は平常運転に戻って、店主と客の関係に戻った

 

・・・が

 

「あ、そ、それと、葵」

 

「‼︎は、はい!」

 

「そこで上がるな、落ち着け」

 

「う、うぅ・・・///」

 

「あ、えっと?」

 

・・・もういいかな?まあ、今まで見てきた通り、この二人は好きになっているのだが、問題がある。その問題の比率をすると、霖之助が二割、葵が八割ぐらいかな

 

まあ、その二割が、今、発揮された訳だがな

 

霖之助は、鈍感なんだ。だから、葵が赤い理由が分からない。まあ、分かっていても、自分の中で否定している可能性も無きにしも非ずだが、その辺は私にも分からない

 

「それで?霖之助。何かあるんじゃないのか?」

 

話が進まないから、仕方なく私が助け舟を出した。コレで二回目だ

 

「あ、ああ。あ、あの、葵。コレを受け取ってくれないかな?」

 

「?コレは?」

 

霖之助から小さな箱を渡された

 

「開けて見てくれないかな?」

 

葵は、そう言われた為か、その箱を開けると、中には、淡いピンク色のリボンが入っていた

 

・・・白か黄色の方が良かったんじゃあ?

 

・・・この考えは、空気を読めてないから無しにしておこう

 

それで、受け取った葵の顔は、赤くなっていたが、嬉しそうだった

 

「え?い、いいんですか?貰って」

 

「あ、ああ」

 

「あ、ありがとうございます^ ^」

 

「‼︎ど、どういたしまして///」

 

・・・最後までラブコメの二人だったな

 

***

 

その日の夜。私は、葵が必ずいるであろう、裏庭の方の縁側(この前、葵と幸多が雪だるまを作っていたところだ)に向かっていた

 

あんな事がある日は必ず、いる。何時もの事だからな

 

私がそんな事を考えながら歩き、縁側まで着いた。葵はやっぱり、いた

 

邪魔な光も無い、綺麗な夜空に浮かぶ月を見ながら考え事をしている。コレも何時もの事だ

 

そして、考えてる内容もな

 

私は、葵の隣に座った

 

「・・・ルカ」

 

「なんだ?葵」

 

「・・・コレ、霖之助さんから貰ったけど、どうしようか?」

 

「どうしようかって、着ければいいだろ?」

 

まあ、こう言っても、帰ってくるのは同じ言葉で

 

「無理だよ。霖之助さんを諦められなくなっちゃう」

 

「・・・そんなに好きなら、付き合えばいい」

 

「それも無理だよ。・・・霖之助さんは、優しいし、私の事も好きでいてくれてるけれど、ダメだよ」

 

・・・そう、この様に、葵は本当は鋭い。だから、葵は霖之助が自分の事をどう思っているのかを知っている。・・・知っていて、こう話している

 

「・・・」

 

「ルカも知ってるでしょ?人里の人からの私の扱い。霖之助さんと付き合うってことは、その扱いが、霖之助さんにも行くってことでしょ?・・・私は、そんなの嫌だから」

 

「・・・好きな人だから、傷付いて欲しく無いってことだろ?」

 

「・・・うん」

 

「・・・それは、霖之助にも言えることだが?」

 

「うん、それも分かってる。だから、コレはただの自分勝手な自己満足。分かってるよ、それぐらい」

 

「・・・」

 

・・・葵は、本当の意味での『恋愛』を分かっている様で分かっていない気がする

 

好きな人と苦難を乗り越える。それが恋だと私は思っている。だが、葵は優しい子だ。自分だけなら兎も角、好きな相手にまで、苦難を・・・傷付く様なことになって欲しくない。それが、葵の考え。葵の自分勝手で自己満足な考え

 

「・・・だが、そのリボンくらいは着けてやれよ?」

 

「・・・大切には保管しておくよ」

 

「はぁ」

 

もう、溜息しか出てこない

 

「それじゃあ、私は先に寝る。葵はどうする?」

 

「私はもうちょっと、こうしておく」

 

「分かった。じゃあ、おやすみ」

 

「うん、おやすみ^ ^」

 

私は、そのまま自分の部屋へと戻り、布団に入った

 

葵があの考えのままじゃ、あの二人の恋愛は止まったままだろう。私は、それは嫌だ

 

葵には幸せになって貰いたい。私はそう願っているのに・・・

 

・・・今は、何をすればいいのか分からないな、本当・・・

 

「・・・どうすればいいんだ?」

 

私は、そんな風に呟き、そのまま寝てしまった

 

その呟きは、夜の闇に消えてしまったがな




はい!どうでしたか?

「クスクス、まさか、香霖堂の店主、森近霖之助に恋をしていたなんてね、初耳だわ♪」

「はあ、まあ・・・」

「それで?主」

?何でしょうか?」

「コレはくっつけるつもりか?あと、幸多の立ち位置は?」

幸多君の立ち位置は、葵さんの弟みたいな感じですね。あと、二人をくっつけるつもりはありますよ

けれど、葵さんと、人里の皆さんをどうにかしないといけませんがね

「・・・そうか」

「だから、人里の奴らは嫌いだ。こういう時に邪魔になる」

「ま、まあまあ落ち着いて、二人とも(汗」

それでは!

「「「「「さようなら〜!」」」」」
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