東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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さあ、やっていきますよ!

「「コレはもう日常じゃない・・・」」

「ま、まあ、時折有ることだし、仕方ないよ。ね?」

そ、それでは!どうぞ!


第三十話

〜ルカside〜

 

私と葵、そして鬼灯は妖怪の山に向かっている

 

理由は、葵が予知夢を見たからだ

 

その予知夢の内容はこうだ

 

私達と同じくらいの背の女の子三人組が幻想入りをしてしまい、その内の一人が妖怪の山で妖怪に食べられそうになるが、何故だか妖怪の方が倒される。が、帰る方法が分からず、空を飛んで人里に行くという内容だ

 

私も鬼灯も女の子一人だけでどうやって倒したんだと言いたくなったが、まあ、攻撃方法があったのだろう。空を飛べるのも気になる所だがな

 

そんな風に考えていると妖怪の山に着いていた

 

今は、葵が予知夢でみた場所を捜索中だ

 

「あ!此処だ!あったよ!」

 

どうやら、あったらしい。良かった

 

私達は、葵が見つけた場所から辺りを見渡してみたが、今の所は誰もいなかった。予知夢で見た妖怪すらもだ

 

「まだみたいだね。良かった。間に合ったってことだね」

 

葵はホッとしているが、どうだろう?

 

私がそういう心配をしていると、葵が心でも読んだかの様なタイミングで

 

「でも、油断しちゃだめだね。未来っていうのは少しの要因でも変わっちゃうものだから」

 

そう言葉にした

 

私達は、しばらくそこに留まっていると、見慣れない一人の女の子がやって来た

 

「あ、あの〜」

 

話しかけてきたのは、茶髪の長い髪をフランのようにサイドテールにしている女の子だった

 

〜???side〜

 

私達は、久々に貰った休日で里帰りをして休みを満喫していたのに、いつの間にか変な所に入っちゃった。フェイトちゃん、はやてちゃん。二人とも、大丈夫かな?

 

私は、今この場にいない、友達の二人が心配だ

 

そもそも、どうしてこうなったっけ?

 

確か、小旅行って名目でちょっとした肝試し(でも明るい時間に?)をやることになって、博麗神社って所に来たけど、鳥居に入ったらいつの間にか山の中。フェイトちゃん達ともはぐれちゃったし、どうしよう

 

私は、これからどうするべきか考えていると、前方に空色の長い髪をポニーテールにした女性(あの姿は巫女さんかな?)と、金髪の長髪のフェイトちやんと同じ髪型をしている女性と何故か尻尾が九本ある狐さん(綺麗だな〜)がいました

 

もしかしたら、この辺に住んでいる人かも!

 

そう期待を込めて、私はその人達に話しかけました

 

「あ、あの〜」

 

すると、その声が聞こえたようで、二人と狐さんは此方に顔を向けてくれました

 

「あの〜、此処は何処でしょうか?」

 

〜ルカside〜

 

(成る程、こいつか・・・)

 

普通に見ればただの女の子だが、この女の子が首に掛けている宝石の様なものからは普通の宝石とは違ったものが感じられる

 

「あの〜、此処は何処でしょうか?」

 

相手がそう話しかけてきた

 

・・・私は、普通の人間(違うんだろうが)と話すのは嫌だ

 

随分前に、人間から酷い事をされて以来、そうなった

 

「こんにちは。初めましてですね。私は神無月葵といいます。よろしくお願いします」

 

葵は、初対面の相手に行儀よく挨拶をした

 

「あ!すいません!初めまして!私、高町なのはっていいます。よろしくお願いします」

 

すると、相手も挨拶を返してきた。・・・これは、私達もやらなければならない空気になってきたな

 

・・・仕方ない

 

「初めましてだな。霜月ルカ。よろしく」

 

「同じく初めましてだな。孤天鬼灯だ。よろしく」

 

「はい!よろしくお願いします」

 

私達の自己紹介が終わると、タイミング良く妖怪のが現れた。・・・狙ったわけじゃないよな?

 

「え?き、きゃあ!」

 

まあ、相手はそんなもの見たことがないらしい。まあ、当然か

 

そして、その妖怪は迷わずに、その女の子に向かっていこうとしたが、そんな事させるわけがないだろ?

 

「結界『二重結界』‼︎」

 

葵は、なのはの目の前に立ち、結界を張って守った

 

「大丈夫だった?」

 

「は、はい。大丈夫です」

 

そして、私は、何の躊躇も無く、妖怪を大量の氷柱で串刺しにした

 

「・・・え?」

 

まあ、流石に妖怪はそう簡単に絶命しない。今だに食べる意志が消えていない

 

だから、私は自分の妖力を全部解放した

 

「・・・‼︎」

 

相手は、ただそれだけで怯み、私は、妖怪の顔を氷柱で貫いた

 

それによって、妖怪は絶命した

 

・・・女の子の方については、ちょっと放心状態だ

 

まあ、当たり前か

 

人間でないとはいえ、相手が生きてると認識してしまえば、優しい性格の外の人間から来た奴ならコレは仕方ないかもな

 

だが、此処でやらなければ、この人間は死んでいた可能性がある

 

まあ、予知夢では死んでいなかったから大丈夫だろうがな

 

「・・・大丈夫?なのはさん」

 

「・・・あ、えっと、はい。大丈夫、です」

 

「顔が青いから、大丈夫じゃないね、うん」

 

そう言ってる葵も、死なない為には殺すしか無かったなんて、言いたく無いのだろう

 

だから、私が言う。こういう役が慣れている私が

 

「・・・お前、あの時、ああしてなかったら死んでたんだぞ?それでも、まだそんな風な顔をするのか?」

 

「で、でも!今の生き物だって生きてました・・・。なのに、あんな・・・」

 

「言ったろ?ああする他、生きる術はない。ここはそういう風にすることで成り立っている様なものだ。諦めろ」

 

「・・・」

 

「・・・なのはさん」

 

「・・・すみません。もう、大丈夫です」

 

・・・少し、嘘をついているな。やせ我慢の様なものか

 

だが、少し無理をして貰ってでも此処から出なければ、また襲われる可能性があるからな。仕方ない

 

「とにかく、この山から出るか。鬼灯。その子を乗せろ」

 

「命令しなくともそうするつもりだ」

 

鬼灯は人を乗せやすい態勢をとった

 

私は、なのはを呼ぼうとしたが、そうしなくても良くなった

 

葵が連れて来てくれていた

 

だから、なのはは鬼灯に乗せて、私達は空を飛んだ

 

・・・まあ、なのはが何かに驚いていることが気になったがな

 

〜なのはside〜

 

私が鬼灯さんに乗せてもらう少し前、私は、ルカさんと此処の事を考えていた

 

さっきまで生きていたのに、何の躊躇もなく殺していたルカさん

 

あの時の目はとても冷たい様に見えた

 

そして、此処は、そうすることで成り立っている様なものだとも教えられた

 

此処は、お話をして、相手に分かってもらおうとしないの?

 

「・・・さん」

 

なんで?どうして?どうしてそんな簡単に殺せるの?・・・私じゃあ、分からないよ

 

「なのはさん!」

 

「は!あ、えっと、すみません。葵さん。それで、何でしょう?」

 

「・・・今さっきのルカを見て、どう思いました?」

 

「・・・」

 

私は、何も言えなかった。葵さんにこの印象を言ったら、友達の悪口を言われた様な気分になるはずだから

 

「・・・なのはさん。誤解はしないであげて下さい」

 

「・・・え?」

 

「ルカは、何時も汚れ役を買って出てくれるんです。私や鬼灯では出来ません。さっきだって、ルカが言った事実をあの状態のなのはさんに言うことが出来ませんでしたから」

 

葵さんは、少し、悲しそうな顔をしていた

 

「何時も何時も、人のことばかりで自分は汚れ役ばかりを買って出て傷付いて・・・。ルカは、本当は優しい子なんです。なのはさんにとっては衝撃の事実を言ったのがルカなら、妖怪を・・・あの化け物をもう襲わせない様にしたのもルカです」

 

「・・・あ」

 

そう、確かに、結界は私にとっては受け止めきれないものだったけれど、確かに、考えれば、ルカさんは私を助けてくれたも同然だ

 

それなのに、私は・・・

 

(ルカさんを責めてばかりで、私・・・)

 

「・・・なのはさん。お願いしますから、自分を責めないで下さいね」

 

「え?」

 

葵さんは、私の心を読んだのか、そう言ってきた

 

「ルカは、なのはさん。貴女が貴女自身を責めることを望んでいません。ですから、お願いします。自分を責めないで下さい」

 

・・・お願い、されちゃったな

 

そうだね、ルカさんは、きっと、そんな事、望んでないよね?なら・・・

 

「分かりました」

 

「・・・それでいいです^ ^」

 

葵さんは、微笑み返してくれました

 

「それでは、行きましょうか。鬼灯が乗せてくれるみたいですから」

 

私も、葵さんが見ている方を見てみると、ルカさんと少し言い合いながらも人を乗せやすい態勢になっている鬼灯さんがいた

 

「それじゃあ、行きましょう。一応、私達の家でいいのかな?」

 

「その方がいいだろう。まだ他の奴が幻想入りしている今、そうした方がいいだろう」

 

「うん、そうだね。そうしようか」

 

葵さん達が話し合った結果、葵さん達が住んでいる所になったみたい

 

こうして、私は鬼灯さんに乗せて貰って、葵さん達が住んでいる家に行くことになった

 

・・・けど、葵さん達はデバイスも持ってないし、バリアジャケットも着ていないのに、どうやって飛んだり、プロテクションを張ったり、どうやったのかな?




はい!どうでしたか?

「「コレは確実に日常じゃなくて番外編だ」」

あ、いや、でも・・・

「・・・どうしました?主さん」

「クスクス、思いつかなかったのかしら?」

まあ、一つは思いついているのですが。・・・やっぱり、番外編という題名にした方がいいのかな?

「まあ、そういう指摘を受けない限りはこのままでいいんじゃないか?」

ルカさん!そうですよね!そうしましょう!

ということで、番外編にした方がいいという様でしたら、ご指摘お願いします

それでは!

「「「「「さようなら〜!」」」」」
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