東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

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さあ!やって参りましょう!

「二人目の幻想入りしちゃった人を見つけれて良かったよ!」

「ああ、そうだな」

それでは!どうぞ!


第三十一話

〜ルカside〜

 

私達は、それから神社に戻ってきた

 

「此処が、葵さん達の家ですか?神社ですよね?ここ」

 

「はい。私は此処、神無月神社で巫女をしています」

 

「あ、やっぱりそれ、巫女服だったんですね」

 

「はい^ ^」

 

「兎に角、入るぞ。これから話し合わないといけないんだからな」

 

「話し合い、ですか?」

 

「ああ」

 

そう、私達はなのはに此処のことを説明して、これからどうするかを決めなくてはならない

 

「あ、待って」

 

「どうした?葵」

 

「もうすぐ、幸多君が人を連れてくるから」

 

「・・・人?」

 

多分、今の私の顔は思いっきり嫌そうな顔をしていると思う

 

現に、葵は苦笑しているからな

 

「違うよ、連れてくるのは人里の人じゃないから」

 

「・・・ということは、幻想入りをした一人か」

 

「良かったな、なのは。友達にもう会えるぞ」

 

「・・・え?」

 

なのはの顔は驚きの顔だった

 

まあ、当然か。こんなに早く会えるとは思っていなかったのだろう。流石の私達も内心ではびっくりだ

 

「・・・あ!ついたよ!金髪のお姉ちゃん!あ!葵お姉ちゃん!困ってる人がいたから、僕、連れて来たよ!偉いでしょ?」

 

「うん!幸多君、偉いね!」

 

葵は屈み、幸多の頭を撫でていた

 

「えへへ・・・///」

 

「あの」

 

「あ、すみません!・・・幸多君。もうちょっといる?私は遊べないけど」

 

「ううん。僕、もう帰らないと!お母さんにお使いを任されてるから!」

 

「そっか!本当に幸多君は偉いね!」

 

すると、また葵は頭を撫でた。幸多も頭を撫でられて嬉しそうだ

 

「それじゃあね!お姉ちゃん達!バイバーイ‼︎」

 

「うん!バイバーイ‼︎」

 

幸多は、手を振ると、そのまま帰ってしまった。・・・本当に、人里の人間で信じられるのは幸多ぐらいだな

 

「・・・さて」

 

そして、幸多が見えなくなると、葵は金髪の女に顔を向けた

 

「挨拶は後ほどしますので、中に入りましょう。貴女の場合は初対面で信じられないかもしれませんが、どうか、信じて入って下さいませんか?」

 

「いえ、なのはが何とも無い状態を見た時点でもう信じてます。それに・・・」

 

「?それに?どうしました?」

 

「あの幸多君が『此処のお姉ちゃん達と神様は優しいんだ!』って言ってましたから」

 

「・・・幸多君が、そんな事を」

 

「そうか」

 

「・・・」

 

・・・幸多、間違ってるぞ?私は、優しくなんか無い。ただ、お前が人里の中で例外なだけなんだ

 

「・・・ありがとうございます。それでは、中へどうぞ」

 

葵は、元に戻り、なのはと金髪の女を神社の中へ案内した

 

***

 

二人を客間に案内した私達は、幻想郷の説明をした

 

「此処が、そんな所だったなんて・・・」

 

「・・・」

 

二人とも、信じられないという顔をしている。・・・まあ、当然か

 

外の世界では幻想となった私達の様な存在を信じろというのは無茶な話だ

 

「・・・お二人からしたら巫山戯た話に聞こえるかもしれませんが、だったら、なのはさん。貴女が見たあの生き物は外の世界にいましたか?フェイトさん。幸多君の服装を見て、人里の住居を見てどう思いましたか?」

 

「・・・元の世界には、あの生き物はいなかったよ」

 

「・・・なんだか、昔の服装や家だなって」

 

「そうですね。此処は昔のまま時間が止まっている様なものですから。・・・それで、納得していただけましたか?」

 

「「はい」」

 

二人は、ちゃんと理解してくれた。・・・さて

 

「葵、私と鬼灯はもうそろそろ・・・」

 

「あ、うん。お願いするね。いってらっしゃい」

 

「「ああ、行ってくる」」

 

私達は、もう一人の幻想入りをした女がいる紅魔館へと向かった

 

〜フェイトside〜

 

私が最初に目が覚めたのは、何処かの家だった

 

布団がひかれていて、私はそこに寝かされている状態だった

 

「・・・え?ここはどこ?」

 

私は布団から体を起こし、周りを見渡したが、何処は分からなかった。この時点で、もう異世界だと分かる

 

(確か、私達は博麗神社って所に来て、それから・・・)

 

そう、鳥居を潜ったら・・・あれ?どうなったんだっけ?

 

「お?起きても大丈夫なのか?」

 

私が、どうしてこうなったのか考えていると、人が入って来た。この家の人だろう

 

「あ、はい。平気です。ありがとうございます」

 

私は、その人の方に顔を向けると、お弁当箱の様なものがついている(のってるのかな?)帽子に青が主な服装の青色がかった銀髪の女性だった

 

「そうか。良かったな。ここ寺子屋で勉強をしている子供が君を見つけてくれたんだぞ?」

 

「え?そうなんですか?」

 

ん?待って。今、寺子屋って言わなかった?・・・確か、寺子屋って昔で言う所の学校の名前だったよね?どうしてこの人、学校って言わずに寺子屋なんて言ったんだろう?

 

・・・今は、その疑問は置いておこう

 

「あ、あの」

 

「ん?なんだい?」

 

「その子にお礼がしたいのですが、いいでしょうか?」

 

「ああ、いいぞ。・・・すまない。その前に君の名前は?」

 

「あ、すみません。私は、フェイト・T・ハラオウンといいます。よろしくお願いします」

 

「そうか。私は上白沢慧音だ。よろしく」

 

私は、上白沢さんに自己紹介をして、そのまま、上白沢さんが連れて来てくれる私を見つけてくれた子供を待っていた。そして

 

「フェイト。入るぞ?」

 

「はい。どうぞ」

 

上白沢さんが帰って来た。男の子と共に

 

「あ!金髪のお姉ちゃん、大丈夫?怪我はない?」

 

「うん。私は大丈夫だよ。君のおかげでね。ありがとう」

 

私は、その男の子にお礼を言った。すると、男の子は嬉しそうに笑顔になった

 

「良かった!僕、幸多って名前なんだ!金髪のお姉ちゃんは?」

 

私は、上白沢さんにした様な自己紹介を幸多君にした

 

そして、その後、上白沢さんから事情を聞かれ、それを聞いていた幸多君が『人里の近くの神社に住んでいるお姉ちゃん達と神様なら何とかしてくれるはずだよ!』と言ってくれて、私は、幸多君に連れられて神社へと向かい、今は、その神社の巫女さんと話をしている

 

空色の髪と目。綺麗な顔。脇が出ているし、色も違うけれど、それでも私達が知っている巫女さんの服装とはそんなにかけ離れていない服。私の第一印象は、優しそうで責任感がある人だった。そして、その第一印象は当たっていた

 

・・・けど、この時の私達は、まだここ幻想郷の事を理解していなかった

 

「・・・その」

 

葵さんは、とても言いにくそうに口籠っている。何かを聞きたいみたい

 

「?どうしたの?」

 

なのはが聞いてくれた。けれど、それでも、どうしようか迷っているみたいで、結局

 

「いえ、何でもありません。・・・お二人とも、無理はしないで下さいね」

 

「・・・え?」

 

「いえ、疲れている様に見えましたので」

 

「え?そうかな?」

 

「はい・・・」

 

・・・なんだろう?葵さん。何かを隠してる?

 

私は、そんな風に感じたけど、それを追求することはしなかった

 

隠すと言うことは言いたく無いことなのだろうから・・・

 

私は、そのまま疑問を封印することにした

 

「・・・大怪我なんて、しないで下さいね。お二人とも(ボソッ)」

 

・・・その呟きも、その時の私には聞こえていなかった




さて、今回はどうでしたか?

「葵、お前、あの時何を見たんだ?アレだけ口ごもる程の過去を見たのか?」

「・・・うん。ちょっと、聞くのは無神経だと思って」

「そうか。因みに主」

?何でしょう?

「あの時、葵が聞いていたらどうなった?」

確実にその場の空気が重くなってました

「・・・やっぱり、ですか。聞かなくて正解でした」

「そうだな」

それでは!次回!紅魔館にいる三人目の幻想入りの人の正体が明らかに!

「まあ、知ってる人は知ってるんだがな」

それでは!

「「「「さようなら〜!」」」」
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