「一日だけだがな」
・・・それを言わんといて、鬼灯さん
「だが事実だ」
・・・それでは、幽々子戦、どうぞ
〜幽々子side〜
「これでどうですか!幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』!」
「甘いよ!」
妖夢はユニに横一線に切ったけれど、ユニはそれを後ろに後退して避けた
「次は私の番だよ!童話『オオカミと七匹の子山羊』!」
ユニがスペル名を宣言すると、とても獰猛そうな顔をした二本足で立つオオカミと、七匹の此方も二本足で立つ子山羊が出てきて、子山羊は妖夢の足を抑えて逃げられなくさせ、オオカミは妖夢を襲った
「そちらも甘いですよ!」
けれど、妖夢はそのオオカミを斬って、スペルブレイクした。勿論、子山羊もいなくなったわよ
「ちょっと、あんまりだと思うよ?オオカミを斬るなんてさ〜」
「ですが、こうしなければあのオオカミは私を追いかけてくるでしょう?」
「まあ、そうだけどさ・・・」
「ということで、続けますよ!」
そして、妖夢達は弾幕ごっこの続きをし始めた
その間の私とペスはというとね
「・・・てことがあって、結局、妖夢にダメって言われちゃって、焼き鳥を食べ損ねたのよ〜!もう、あの焼き鳥、食べたかったわ〜」
「仕方がありませんね。それに、その焼き鳥は妖怪だったんでしょう?食べてもまずいだけでは?」
「もしかしたら美味しいかもしれないわよ〜?」
「それもそうですね。でしたら、今度、紅魔館に遊びにいらして下さい。その時にでも、焼き鳥をご用意しましょう」
「本当?ありがとうね♪ペス」
楽しく談笑しているわ♪
それにしても、ペスとの談笑は意外と面白いのよね。もう、本当に意外だったわ
「それでね〜・・・」
「ほうほう・・・」
「だからね〜・・・」
「そうですね・・・」
「「・・・てか貴方達!いい加減に談笑するのはやめて(下さい)!」」
あらま、結局妖夢達に怒られちゃったわ
「え〜、面白いのにやめろというの?貴方達、酷いわね〜・・・シクシク」
「幽々子様、泣かないで下さい。貴方達、幽々子様を泣かしてそんなに楽しいのかしら?ほら、謝りなさい」
「いや、ここで謝るのはなんか理不尽な気がするんだけど!?」
ペスは冗談で言った言葉に、ユニはツッコミを入れた。けれど
「幽々子様。私が悪かったです。すみませんでした‼︎」
「いいわよ♪妖夢」
「ちょっと待って!?なんで謝るのが妖夢で許すのが幽々子なの!?普通、逆な気がするんだけど!?」
妖夢は私に謝ってきたから、私は許してあげたわ。・・・ユニが突っ込んだみたいだけれど、私には聞こえないわ♪
「あー、もう!妖夢!この二人は放っといて、私と妖夢の二人での弾幕ごっこだよ!私が負けたら通っていいからね!」
「勿論です!それでは!魂魄妖夢!私に斬れぬものなど、あんまりない!」
そう言って、妖夢は突っ込んだけれど、アレじゃあダメね
「妖夢の奴、アレじゃあユニに勝てないぞ」
ほら、姉であるペスも言ってるわ。まあ、聞こえていないのだけれどね
「そういえば、ユニの能力と正体を私は知らないのだけれど?」
「え?レティシア様から聞いていないのですか?」
「ええ」
「そうですか。でしたら、お教えしましょう」
そして、妖夢はユニを斬ろうとしたけれど『何故か斬れなかった』
どうしてかは分かるけれどね
「な!?」
「どう?この透明な盾の頑丈さは。私はそう簡単に斬られはしないよ!」
そして、ユニは盾を勢い良く押し出して、妖夢を飛ばした
「くっ!」
けれど、妖夢は受け身を上手くとって、直ぐに体制を立て直した
「・・・それで?あの子の正体は?」
「・・・あの子はペガサスではなく、ユニコーンなんです。そして、能力は『願いを叶える程度の能力』です」
「それって、自分の願いだけ叶えるのかしら?」
私がそう疑問を投げかけると、ペスは首を横に振った
「いえ、自分の願いだけではなく、他人の願いも叶えることが出来ます。ただ、一つの命を復活させるような願いは・・・まあ、多少の代償が必要になりますが出来ます」
「・・・その多少の代償って?」
私は、聞いてみた。でも、聞いてはいけないと直ぐに分かったわ
・・・だって
「・・・」
ペスの顔が、凄く、悲しそうだったから
「・・・代償という言い方が違いましたね」
代償ではなくて、犠牲があってましたね
ペスは私にそう言った
そして、その言葉で、私は全てを理解した
「・・・そう」
私とペスは、妖夢達の決着がつくまで、言葉を交わすことはなかったわ
〜ユニside〜
姉さんが幽々子と私の能力について話してるのが聞こえたけど、今はその話し声がやんでる
はあ、全く
その話をして、私の気分が落ちるって言うなら分かるけど、姉さんの気分が落ちてちゃ意味がないじゃん
「全く、私の能力を無闇矢鱈に使わせないための嘘をなんで姉さんが言うのかな?(ボソッ)」
そう、別に私の能力を使って人を生き返らせるのに代償はない
ただ、昔、それを知った奴らが、私の能力を使って命を復活させようとする事が多くなった為に、今はああやって嘘を言っている
ちなみに、本当に犠牲を払ってでも願いを叶えようとした奴には、逆に災厄を振りまいてやった
「だったら!畜趣剣『無為無策の冥罰』!」
妖夢の奴は、何度も縦に斬って私に斬撃を浴びせてきたけれど、私はその全てを交わした
「そんなんじゃ当たらないよ!妖夢!童話『ラプンツェル』!」
「!!」
妖夢はとても驚いている。まあ、仕方ないだろうね。だって
「くっ!何処に!」
今の妖夢は何も見えていない。見えているのは、多分、暗闇だけ
ラプンツェル
この童話は、ラプンツェルというお姫様とそのお姫様に恋をした王子のお話で、一時期、王子の目は見えなくなるけれど、最終的にはラプンツェルが流した涙によって目が見えるようになる
詳しい話はその童話を読んだ方が早いよ
そして、今の妖夢はその王子の状態
だから、妖夢には何も見えていない
まあ、勿論、このスペルは時間制限があるから早めに決着をつけなくてはいけないけどね
「神槍『一角獣の角』」
私は、一角獣の角で作られた槍を両手で持ち、妖夢のお腹を思いっきり殴った。あ、尖った方じゃなくて、刃が付いてないの方ね
「うっ!」
そして、その力が強かったせいか、妖夢は飛ばされて、竹に思いっきり背をぶつけて気絶してしまった
「・・・ふぅ、これで終了っと」
「お疲れ様、ユニ」
「あ、姉さん」
姉さんと幽々子が此方に来た
「妖夢もまだまだね〜」
「いえ、妖夢は強いと思いますよ。ただ、まだ修練が必要とも思いますが」
「ふふ♪ありがとう♪」
そして、この弾幕ごっこは私達の勝利で終わった
・・・でも、幽々子も姉さんも戦ってないけど、いいのかな〜?