「なんで、こんなに早いんだ・・・」
さあ?何ででしょうね?・・・ふふふ
「あ、主さん?」
さあ!やって行きますよ!
「・・・」
〜葵side〜
私達は空を飛んで湖へと向かっています。
その理由は、紅い霧が発生したからです。
つまりは『異変』です。
前回、異変の説明をしていなかったので今の内にしておきます。
『異変』とは、妖怪たちが起こす事件のようなものです。
小さなものから大きなものまであります。
今回の異変は大きなものだと私は思ってます。
何故なら、この霧は人に害をもたらすものだから。
そういうものを放っておくと、この幻想郷は確実に崩壊します。
だから、私達が解決する。それが『博麗の巫女』と『神無月の巫女』の役目だから。
「……ん?アレはなんだ?」
「‼︎霊夢!魔理沙!絶対に攻撃しないで!あの子は私達の知り合いだから!」
「……ああ、なるほど。彼奴か」
「まさか此処で会うとはな。彼奴の住処は此処だったのか」
「「??」」
私は前から来ている黒い塊に近づきました。もうここまで近付いてくれると中が分かります。その黒い塊の中には金髪のショートヘアに赤いリボンを付けており、黒い服にスカートを着ている小さな女の子がいました。
「ルーミア‼︎」
「ん?葵なのかー?」
そう、彼女の名前はルーミア。妖怪だが、私の友達でもあります。
妖怪といっても彼女の正体は人食い妖怪であり、宵闇の妖怪。
人食い妖怪と呼ばれているのは、彼女の生きる糧が人の闇だからです。
まあ、今は衝動はあっても食べなくても大丈夫なように封印されています。……私が封印したんじゃありませんよ?会った当初からリボンが付いていましたから。
「なあなあ、葵、ルカ、鬼灯。後ろにいる人間は食べてもいい人間か?」
ルーミアがそういうと、霊夢と魔理沙が何時でも戦えるような状態になってしまいました。……別に警戒しなくても大丈夫なのに。
「ルーミア。あの二人は食べたらダメな人間だよ。特に、彼処にいる紅白の巫女さんは絶対にダメだよ?食べちゃったらこの幻想郷が崩壊しちゃうから。ルーミアもそれは嫌でしょ?」
「そんなの、嫌なのだー!分かったのだー!でもお腹が空いたのだー」
やっぱり、そうだと思いました。だから用意は万全です。
「はい、ルーミア!これで我慢してくれないかな?」
「?これは何なのだー?」
「クッキーだよ!とっても美味しいお菓子だよ!」
「そーなのかー!ありがとうなのだー!」
そう言って、ルーミアは行ってくれました。良かった。友達と戦うような事だけは避けたいですからね。
「それじゃあ、行こう!霊夢!魔理沙!ルカ!鬼灯!」
「「ちょっと待て」」
?何故か霊夢と魔理沙に呼び止められてしまいました。何故でしょうか?
「どうしたの、二人とも?早く異変を解決しに行かないと……」
「あの妖怪とどういう経緯で会ったのか説明してくれないかしら?」
「そうだぜ?じゃないとモヤモヤして集中出来なくなるぜ」
ああ、なるほど。そういえば、説明したことはありませんでしたね。
「ルーミアとは私が神社の掃除をしてた時に会ったんだよ」
いや〜、あの時は本当にビックリしました。
なにせ、お腹が空き過ぎていたようで、危なく襲われそうになりましたから。
あの時も食事を食べさせてなんとかなったんですよね。
それからはよく遊びに来てくれています。
スペルカードの説明を受けた前の日に博麗神社に行けなかったのも、ルーミアが遊びに来てたからです。いや〜、可愛いは正義ですね♪
……とまあ、そう説明したら二人共納得してくれました。良かったです。
「さあ、行くわよ」
霊夢の一言で私達はまた進もうとしたら……、
「お前達!止まれ!」
何やら水色のショートの髪と青いワンピースを着た妖精とその近くには緑の髪で長い髪をサイドテールにしている青いワンピースを着た妖精に止められてしまいました。
「あんた何よ。邪魔する気?」
「へん!アタイはチルノだ!」
「は、始めまして!大妖精といいます!よろしくお願いします!」
「あんた達、そこをどきなさい。邪魔よ」
……まるで、今の自己紹介を聞いてなかったかのようなスルーです。それだけお茶を飲みたいんですか?
……いや、これは巫女としての責任感からですかね。
霊夢は面倒くさがりやではありますが、やる時はやる人ですからね。
「ふん!アタイはサイキョーなんだ‼︎お前なんかに負けないんだからな‼︎」
「……」
ああ、どんどんと霊夢のイラだちメーターが募っていってる。なんとかしないと……。
「……霊夢。ここは私にやらせろ」
「ルカ?」
何故かルカがやると言い出しました。まあ、理由は予想が付きます。
スペルカードを試す時とかですね、絶対。
「ちょっと、スペルカードを試してみたいんだ。別にいいな?」
ほらね。
「……いいわ。ただし、ボコボコにしなさい」
「分かった」
ああ、ルカのスイッチが入っちゃった。これは途中で止めないと不味いですね。
まあ、妖精に死の概念はないんですが、それでも不味いです。
弾幕ごっこ終了と同時に止めないと……。
「ということだ。悪いがまだ弾幕ごっこに慣れてなくてな。やり過ぎても文句を言うな。いいな?」
「ふん!アタイは天才でサイキョーなんだ!あんたなんかに負けないんだ!いくぞ!氷符『アイシクルフォール』‼︎」
「……」
チルノさんの言葉とともに始まった弾幕ごっこ。
チルノさんのスペルカードをルカは何事もなく『安全地帯』へと移動した。
まあ、その安全地帯というのがチルノさんの正面なんですがね。
「なんでアンタあたんないのよ‼︎」
「……楽に避けれるし、安全地帯もあったからだが?」
「ふざけるな‼︎」
「巫山戯てはないが、まあいい。じゃあ、此方からも邪魔をしてくれたお礼だ。受け取れ。氷符『氷の牢獄』」
ルカがスペルカードを宣言すると、チルノさんの上下左右、前後と数百を超える水色の弾幕がありました。
そう、まるで弾幕達が牢獄で、チルノさんが監禁された囚人のように……。
まあ、このスペルカードを使ったという事は『大丈夫』のようです。
「うあーー!」
チルノさんはそのまま避けずに落ちてしまいました。
……チルノさんのサイズだったら避けるのは楽だったんですが……。
「チルノちゃーん‼︎」
そう言って、大妖精さんは落ちていったチルノさんを追いかけていきました。……こう言うのは酷いですが、一体何だったのでしょうか?
「行くぞ」
「分かってるわよ」
「今さっきのは何だったんだ?」
「さあな?気にしない方がいいということだろう」
「あ、アハハ(汗」
……今度、会った時には謝罪した方がいいかもしれませんね。……今は異変の方に集中しましょう。
私達は湖へと再度向かいました。
今回はどうでしたか?皆さん
「今回は、私のスペルカードが出たな」
「『氷の牢獄』か。・・・アレは確かに身長が小さければ小さいほど避けやすいかもな」
「でも、避けようと思えば避けれるようになってるんだよね?」
「ああ、勿論。それがルールだからな」
それと、葵さん達とルーミアさんが知り合いの事ですが・・・
「初めて会う切っ掛けになったあの瞬間は忘れませんよ。本当にビックリしましたから・・・」
「だな。なにせ、葵の目の前に勢い良く落ちてきて、危なく食べられそうになったからな。・・・私が、葵の悲鳴を聞いて駆けつけたからいいものを、全く」
「あの時は本当にありがとう、ルカ‼︎」
「どういたしまして^ ^」
ちなみに、鬼灯さんはその時、何してたんですか?
「私も葵の悲鳴が聞こえて行こうとしたが、ルカぎ行ったから大丈夫だと思って歩いてその場まで行った」
そうですか、分かりました。まあ、今回はここまで!それでは!
「「「「さようなら〜!」」」」