東方〜もう一人の巫女〜   作:ルミナス

71 / 245
第六十八話

〜鬼灯side〜

 

さて、私達は宿へと向かっているわけだが・・・

 

「・・・ハア」

 

「クスクス、どうしたの?鬼灯。そんなに疲れた顔をして」

 

「・・・理由ぐらい分かっているんだろう?」

 

「クスクス、さあ?私には分からないわね♪」

 

こいつ、確実に分かっているな

 

私がこれだけ疲れている理由を

 

私は、人間達の前に姿を表すことになる為、人間に化けている。勿論、尻尾とかもない状態だ。服装も怪しまれない様に変えている。全員な

 

それで、宿に向かって歩いていたわけだが、そこまでの間、人間の男共からの視線が絶えなかったのだ

 

別に視線だけなら気持ち悪いです済むのだが、一緒に遊びに行かないか?とかの誘いまでする奴がいたのだ

 

いつも私が九尾でいるのはコレが理由だ

 

人里の奴らも全くと言っていいほど同じだからな。ただ、気持ち悪さで比べれば、まだこちらの方がマシか

 

あんな奴らからの視線など、受けたくもない

 

「クスクス、さて、着いたわよ♪」

 

「・・・ここか」

 

私達はようやく、宿へと着いた

 

「レミリアお姉様!温泉だよ!」

 

「ふふ、そうね、フラン。楽しみね♪」

 

「うん!私、楽しみー!」

 

レミリアもフランも楽しみな様だ

 

ただ、フランは物凄く楽しみな様で、ぴょんぴょん跳ねている

 

「クスクス、フラン。楽しみなのは分かるけれど、少しは落ち着きなさい。まだ温泉にも入っていないのだから♪」

 

レティシアはフランにそう言ったが、それは、裏を返せば温泉に入れば騒いで良いのか?

 

まあ、こんな揚げ足取りは辞めておこう

 

「じゃあ、入るか」

 

私達は宿へと入った

 

***

 

宿でチェックし終えた私達は、それぞれの割り振られた部屋へと入った

 

部屋の割り振りを教えると・・・

 

レミリア&フランペア

 

私&レティシアペア

 

パチュリー&小悪魔ペア

 

咲夜&美鈴ペア

 

となる

 

「何で私とお前のペアなんだ・・・」

 

私はそう言うが

 

「クスクス、別にいいじゃない。久し振りに沢山話しましょうよ♪」

 

「幻想郷でも結構話していると思うのは私だけか?」

 

「クスクス、そうね♪」

 

こいつはどこ吹く風で気にしていない

 

「・・・はあ」

 

「クスクス、まあいいじゃない♪それよりも、温泉に行きましょう?この時間なら空いてるでしょうから」

 

今の時間は昼だ。まあ、大抵の人間は夜だよな

 

「・・・そうだな。じゃあ、レミリア達も誘うぞ」

 

「クスクス、勿論よ♪と言うか、そうじゃないと、私は怒るわよ」

 

レティシアは、最初はいつも通り笑いながらそう言ったが、途中から目だけだが真剣になった

 

「・・・それじゃあ、誘ってこよう」

 

「クスクス、ええ♪」

 

私達はレミリア達を誘い、風呂へと入った

 

そして、風呂から上がり、部屋へと戻ろうとすると・・・

 

「・・・ん?君は」

 

「?レティシア?何でここに・・・」

 

「あ!お兄ちゃんだ!あと、変なおじさん!」

 

「ま、まだおじさんなんだね・・・」

 

何やら不思議なものを感じるひょろそうな男と、世に言うイケメン?な奴がいた。妖怪の猫を連れて

 

・・・私には、イケメンの線引きは分からんがな

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。