〜鬼灯side〜
さて、私達は宿へと向かっているわけだが・・・
「・・・ハア」
「クスクス、どうしたの?鬼灯。そんなに疲れた顔をして」
「・・・理由ぐらい分かっているんだろう?」
「クスクス、さあ?私には分からないわね♪」
こいつ、確実に分かっているな
私がこれだけ疲れている理由を
私は、人間達の前に姿を表すことになる為、人間に化けている。勿論、尻尾とかもない状態だ。服装も怪しまれない様に変えている。全員な
それで、宿に向かって歩いていたわけだが、そこまでの間、人間の男共からの視線が絶えなかったのだ
別に視線だけなら気持ち悪いです済むのだが、一緒に遊びに行かないか?とかの誘いまでする奴がいたのだ
いつも私が九尾でいるのはコレが理由だ
人里の奴らも全くと言っていいほど同じだからな。ただ、気持ち悪さで比べれば、まだこちらの方がマシか
あんな奴らからの視線など、受けたくもない
「クスクス、さて、着いたわよ♪」
「・・・ここか」
私達はようやく、宿へと着いた
「レミリアお姉様!温泉だよ!」
「ふふ、そうね、フラン。楽しみね♪」
「うん!私、楽しみー!」
レミリアもフランも楽しみな様だ
ただ、フランは物凄く楽しみな様で、ぴょんぴょん跳ねている
「クスクス、フラン。楽しみなのは分かるけれど、少しは落ち着きなさい。まだ温泉にも入っていないのだから♪」
レティシアはフランにそう言ったが、それは、裏を返せば温泉に入れば騒いで良いのか?
まあ、こんな揚げ足取りは辞めておこう
「じゃあ、入るか」
私達は宿へと入った
***
宿でチェックし終えた私達は、それぞれの割り振られた部屋へと入った
部屋の割り振りを教えると・・・
レミリア&フランペア
私&レティシアペア
パチュリー&小悪魔ペア
咲夜&美鈴ペア
となる
「何で私とお前のペアなんだ・・・」
私はそう言うが
「クスクス、別にいいじゃない。久し振りに沢山話しましょうよ♪」
「幻想郷でも結構話していると思うのは私だけか?」
「クスクス、そうね♪」
こいつはどこ吹く風で気にしていない
「・・・はあ」
「クスクス、まあいいじゃない♪それよりも、温泉に行きましょう?この時間なら空いてるでしょうから」
今の時間は昼だ。まあ、大抵の人間は夜だよな
「・・・そうだな。じゃあ、レミリア達も誘うぞ」
「クスクス、勿論よ♪と言うか、そうじゃないと、私は怒るわよ」
レティシアは、最初はいつも通り笑いながらそう言ったが、途中から目だけだが真剣になった
「・・・それじゃあ、誘ってこよう」
「クスクス、ええ♪」
私達はレミリア達を誘い、風呂へと入った
そして、風呂から上がり、部屋へと戻ろうとすると・・・
「・・・ん?君は」
「?レティシア?何でここに・・・」
「あ!お兄ちゃんだ!あと、変なおじさん!」
「ま、まだおじさんなんだね・・・」
何やら不思議なものを感じるひょろそうな男と、世に言うイケメン?な奴がいた。妖怪の猫を連れて
・・・私には、イケメンの線引きは分からんがな