〜鬼灯side〜
あの後、私や美鈴達、そして、あの二人はお互いに自己紹介した
まあ、あの名取とかいうウザ男は私や美鈴、小悪魔を訝しんでいたがな
「(クスクス、ウザ男っていうのは同意するけれど、流石に本人の目の前で言うのは辞めた方が良いわよ♪)」
「(とか言いながら、お前は本人の前でおじさんと言っていたが?)」
私達は、テレパシーを介して言葉を交わしている
事実、テレパシー無しで私達の行動を公開すると
「む〜」
「おいおい、全然ババを取られないからって膨れるなよ」
「う〜、だって〜」
と、こんな風にババ抜きをしている
別に言葉を交わしても良いだろうと思うだろう?だが、それは無理だ
何故かって?それはな・・・
「・・・」
あのウザ男の黒髪の長髪の式神がさっきから私達を見張っているからだ
私もレティシアも、自分達の正体を、退治屋に暴露たいわけではないんだ
・・・まあ、レティシアは不老不死だから死なないんだがな
「(クスクスクスクス、あの式神の所為で迂闊に話すことも出来ないじゃない。もし、私の正体が暴露た暁には、絶対に心を折りにいってあげるわ♪クスクスクスクス)」
「(おい馬鹿やめろ。お前じゃシャレにならん)」
はあ、まあ、でも、確かにこの状態はストレスが掛かるのは分かるな
全く、レティシアの代わりに私が折りに行ってやろうか・・・
「(クスクス、私の楽しみがなくなるから辞めて頂戴ね♪)」
「(ハア、分かった)」
・・・この状態、本当に何時まで続くんだ?
〜夏目side〜
俺達は、今は泊まる部屋に居るが・・・
「僕なんて、僕なんて・・・」
「名取さん、何時まで部屋の隅に座ってるつもりですか・・・」
名取さんは、レティシアになんとか『お兄さん』と呼んで貰おうと、何度も何度も教えていたが、全然成果は上がらなかった。一回レティシアが『お兄さん』というと、これでイイと思ったのか、話を進めようとしていたが、結局、『おじさん』に逆戻りし、最終的には何故か『オジちゃん』になってしまっていた
・・・何と無くだけど、レティシアが内心で笑っていた様な気がする
「はあ、名取さん。レティシアはまだ小さな女の子なんですから、仕方ないじゃないですか」
レティシアが前に、俺以外の他人の前では余り、自分の正体を言わないでほしいと、特に退治屋には言うなと釘を刺されていた為、俺はレティシアを『小さな女の子』と言った、が
「・・・夏目、君は本当にあの子が『ただの小さな女の子』だと思っているのかい?」
名取さんは少し厳しい目で俺を見てきた
「・・・」
「いや、彼女だけじゃない。その周りのあの子達だってそうだ。何故だか妙な感じがするんだ。・・・なあ、夏目。彼女達は、本当は「名取さん、お風呂入りませんか?俺、ちょっと疲れたんで入りたいんですが」ああ、そうだね。でも、その前にちょっとマネージャーの元に電話してくるよ。連絡し忘れた」
そう言うと、名取さんは部屋を出て行った
「・・・ふぅ」
危なかった。なんとか話を剃らせた
名取さんにレティシア達の正体が暴露たらどうなるか・・・
・・・まあ、正直、それよりも、何だか、レティシアの正体が名取さんに暴露たら、酷いことが起きそうな気がするんだよな。何でだろうか?
・・・気にしないでおこう
俺は名取さんが戻ってくるまで部屋で待機していた
〜鬼灯side〜
・・・さて、アレから私達は人数を増やしてトランプをしていた
ただし、テレパシーで会話をしているが
「(・・・)」
「(・・・?どうした?レティシア)」
私は、様子が変わったレティシアに疑問を抱き、聞いて見た
「(クスクス、何でもないわ♪)」
だが、レティシアは雰囲気を元に戻したが、私には分かる
「(・・・この宿にある妖気のことか?)」
「(妖気ですか?彼処にいる式神ではなくですか?)」
「(ああ、彼奴とは違う。それとは別物の妖気だ。お前が気にしているのはその妖気だろう?)」
「(・・・クスクス、本当にかなわないわね。ええ、そうよ)」
レティシアは白状した
全く、何年の付き合いか分かってるのか?相当な長さの付き合いだぞ。自然と分かる様になるさ
「(それでしたら、後ほど私が見回りして来ましょうか?)」
美鈴が珍しくそう言った
「(クスクス、お願いするわ。美鈴)」
「(分かりました!)」
レティシアはその提案にのり、美鈴に頼んだ
・・・一体、この妖気の持ち主は誰なんだ?