「まあ、登場してなかっただけで、葵とは結構遊んでたがな」
「そうだな」
それでは!どうぞ!
〜葵side〜
最近よく見るようになった悪夢から目が覚めた私は、外を見てもうすぐ夜明けである事を知って起き上がり、朝食の用意をし始めました。
ルカは朝が弱いですから、朝食の用意が終わってから起こしに行くまでは寝かせておいてあげたいので、起こしません。
ちなみに、この時間の間の鬼灯は 剣の修行をしていますよ
「・・・よし。準備も出来た・・・けど」
私は、台所に来るまでに見た外の現象に驚きつつも、あの現象が何なのか、イマイチよく分からずにいました。
「何であんなに花が開花してたんだろう・・・」
今は春ですからある意味では当然なのでしょうけど、季節外れの花まで咲いていたら驚きません?
それで異変かとも思いましたが、異変だった場合、私が直ぐに分かりますから、多分違うのでしょう。
「・・・まあ、綺麗だから、気にしない方がいいのかな?」
私は、その状態を放置することに決め、ルカを起こしに行きました。
***
今、私は幸多君と遊んでいます。
・・・と言っても、沢山の花で何かを作っている幸多君を眺めているだけなのですがね。
「幸多く〜ん。本当に何を作ってるの〜?」
「ダメ!まだお姉ちゃんには秘密なの!」
何を作っているのか聞いて見ましたが、答えてはくれませんでした。すごく気になります。
そんな時に・・・
「葵ー!行くわよ!」
「え?霊夢?どうしたの?」
霊夢が飛んできました。どうしたのでしょう?
「『どうしたの?』じゃないわよ!異変よ、異変!さあ!解決しに行くわよ!」
「え?これ、異変なの?」
まあ、そうかもしれないとは思っていましたが・・・
「はあ?そうでしょ?ほら!行くわよ!」
「え?ちょっと、ルカ達がまだ・・・」
「あ、それなら大丈夫よ。魔理沙に行かせてるから」
(ま、魔理沙に行かせたのですか、霊夢は・・・)
少しして、私達の後ろから声が聞こえてきました。
「なあ?本当に異変なのか?実害が出てないんだが・・・」
「異変だぜ!きっと!だって、季節外れの花まで咲いてるんだぜ!コレが異変じゃなくてなんだって言うんだ?」
「まあ、それもそうか・・・」
魔理沙とルカがやって来ました・・・あれ?
「魔理沙、鬼灯は?」
私は、魔理沙に聞いてみましたが、
「いや、何処にも居なかったぜ?」
と、返答が帰ってきました。
「うーん、何処にいったのかな?」
私が鬼灯がいそうな場所を頭の中で考えていると・・・
「ん?お前達、コレから何処かに行くのか?」
「あ、鬼灯」
鬼灯がやって来ました。
「それじゃあ!行くわよ!」
「おー!」
「おい待て、行くって何をしにだ」
「異変解決だって、鬼灯」
「異変?そんなのあるのか?」
鬼灯が首を傾げて聞くと、その答えを霊夢が言いました。
「現在進行中じゃない!」
「・・・おい待て。もしかして、この季節外れの花達のことか?」
「ええ、そうよ。じゃあ、行くわよ!」
「あ!おい待て!これは・・・はあ、霊夢達の奴、勝手に」
「葵」
「うん、そうだね。幸多君」
私は、後ろで私達の話を少なからず聞いていた幸多君に言いました。
「お姉ちゃん、ちょっと異変解決に行ってくるね」
「うん!行ってらっしゃい、お姉ちゃん!異変解決、頑張ってね!僕はお姉ちゃん達が解決する前までに絶対に完成させてみせるよ!」
「うん!私は何を作ってるかよく分からないけど、頑張ってね!幸多君!」
私は、幸多君に最後に声を掛けてから、霊夢達が行った方向へと飛びました。
「・・・はあ、葵達までもか。コレは異変じゃなくて、自然現象なんだが・・・」
鬼灯の呟きは、誰にも聞こえていませんでした。
それで、どうでしたか?
「一つ言いたいことがある」
何でしょう?鬼灯さん
「霊夢達は先走りだ。コレはただの自然現象なんだが?しかも、コレ間違ったら、『彼奴』にも会うことになるんじゃないだろうな?」
さて、どうでしょうね〜?
(あー、嫌な予感しかしないな)
「クスクス、鬼灯、ドンマイ♪」
「お前は動かなくていいな、本当に。羨ましいよ」
「クスクス、だって、貴女の所とは違って、私の所は自主制作だもの。だから、私は動かないわ。動いたら、絶対に『彼女』に会わなきゃいけないじゃない。それだけはごめんよ」
「それは私も同じなんだがな・・・」
はいはい!そこ、ぐちぐち言わない!過ぎた話をしたって、もう後戻りは出来ないんだから!
「誰の所為だと・・・」
それでは!さようなら〜!